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【島左近】
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奈良県を代表する戦国時代の人物に
豊臣を守るために立ち上がった石田三成。
その三成と共に戦う大谷刑部。
そして島左近――。
この西軍を代表する三人組は、忠義の象徴として、今なお高い人気を誇っています。
関ヶ原という舞台に欠かせぬ人物であるため、大河ドラマはじめ多くのフィクションに登場。
「名場面に欠かせない」という意味では、森蘭丸と似た立ち位置ともいえるかもしれません。
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興味深いことに、島左近は奈良県の戦国時代を代表する人物といえるかもしれません。
筒井順慶は「洞ヶ峠の日和見」の印象が強く、どうにもイマイチ。
松永久秀は、見直しが進んでいるとはいえ、未だに「戦国一の梟雄」だの「平蜘蛛抱えたボンバーマン」といった印象がつきまとう。
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柳生宗矩は、将軍指南役であり、大河ドラマ『春の坂道』の主役でもありますが、どうにも『柳生一族の陰謀』や『魔界転生』の印象が強く、妖しくて狡猾な印象が強く漂っている。
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こうして考えてくると、忠義にあつく、強い島左近は、実に押しやすい――。
今後も石田三成の横で、大和代表の英雄として活躍してくれるでしょう。
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文:小檜山青
※著者の関連noteはこちらから!(→link)
【参考文献】
歴史群像編集部『戦国時代人物事典』(→amazon)
大石泰史『全国国衆ガイド』(→amazon)
笠谷和比古『関ヶ原合戦と大坂の陣』(→amazon)
他