まんが戦国ブギウギ

まんが戦国ブギウギ66話 三茄子と三肩衝が揃うとき本能寺に魔人現る!

秀吉の要請に応じて、毛利攻略の準備を進める織田信長。自身はわずかな伴を引き連れ、一足先に本能寺へ歩を進めた。

茶会を開くためである。

茶や茶器に特別な価値を見い出し、これを大いに利用した信長は、自身が最大の茶器コレクターでもあることはよく知られた話であろう。

天下三茄子や天下三肩衝など、至高の名物を今まさにコンプリートしようと画策していた、まさにそのとき。

13,000の兵を引き連れ亀山を発した明智光秀は、己の人生を賭した岐路に立たんとしていた――。

 

お好きな項目に飛べる目次

お好きな項目に飛べる目次


本能寺入り

◆商売の保護と引き換えに島井宗室が織田信長へ献上する予定だった楢柴肩衝。

織田信長
織田信長の生涯|生誕から本能寺まで戦い続けた49年の史実を振り返る

続きを見る

実際は本能寺の変勃発により実現せず、色々と紆余曲折を経て最終的には豊臣秀吉のもとへ……。

織田信長(左)と明智光秀の肖像画
なぜ光秀は信長を裏切ったのか?本能寺の変における諸説検証で浮かんでくる有力説

続きを見る

結局、太閤殿下の一人勝ちってやつですな。

豊臣秀吉
豊臣秀吉の生涯|足軽から天下人へ驚愕の出世 62年の事績を史実で辿る

続きを見る

 


小姓三兄弟

◆茶器の価値って、本当に現代人の我々には理解し難いものですよね。

徳川家康の孫である松平忠直が、大坂の陣で真田幸村を討ち取った褒美「唐物肩衝茶入・銘初花」。

徳川家康の生涯
徳川家康の生涯|信長と秀吉の下で歩んだ艱難辛苦の75年を史実で振り返る

続きを見る

真田幸村(真田信繁)
真田信繁(幸村)は本当にドラマのような生涯を駆け抜けたのか?最新研究からの考察

続きを見る

知っている者であれば【一国の価値より高い!】と狂喜乱舞するところですが、武辺者の忠直はそんなことつゆ知らず、これを投げつけ割ってしまいます。

そんなもんより領地を寄こせ!ってな話でしょう。

松平忠直
家康の孫・松平忠直が幸村を討ち取った!それでも徳川家に疎まれる理由とは?

続きを見る

だからこそお金に余裕のある方たちだけが、茶器に法外な値付けをしたりするのかもしれませんが

※続きは【次のページへ】をclick!


次のページへ >

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

アニィたかはし

2014年から歴史系の漫画家として活動。
2015年にはコミック版『戦国ブギウギ』を全国の書店へ向けて発売。
武将ジャパンでは、従来の歴史マンガには無かった独特のポップ感で『ブギウギシリーズ』を展開している。
現在は『大河ブギウギ』シリーズを連載中。
◆主な著書
『織田信長の戦国ブギウギ』鉄人社・2015年・ISBN-13 : ‎978-4865370324

-まんが戦国ブギウギ