毎週土曜日13時50分に『光る君へ』をマンガで振り返る――。
第22話の注目は一筋縄ではいかない越前ですね。
クセのある越前介・源光雅がいたり、腹に一物ありそうな朱仁聡が宋人を束ねていたり、そうかと思えば宋人だったはずの周明が流暢な日本語を話し、一体どうなっとんじゃ!……ということで、さっそく漫画で振り返ってみましょう!
佇む男
◆越前編で最も注目されるのが「周明=ヂョウミン」でしょう。
朝ドラ『スカーレット』で一躍注目されるようになった、松下洸平さん演じる謎多き宋人。
医者設定ということで以下にその考察記事がございますので、よろしければ併せてご覧ください。
『光る君へ』宋の周明(松下洸平)とは何者?紫式部の知力を強化する存在となる?
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ラムチャップ
◆肉に慣れてない状態からの羊肉はあまりに辛い。
「何も食べる物がない!」と嘆いていた幕末使節団のことが頭に浮かんでまいりました。
マズい!醤油をもう一杯!あの福沢も苦労した文久遣欧使節団の食事情が大変だ
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アンタッチャブル
◆源光雅が「越前介(えちぜんのすけ)」で大野国勝が「越前掾(えちぜんのじょう)」ですね。
介(すけ)やら掾(じょう)とは何なのか?
というと国司の中でもランク付けがあり、それは以下のような並びでした。
守(かみ)
介(すけ)
掾(じょう)
目(さかん)
藤原為時は越前守(えちぜんのかみ)であるからして、当然、越前国ではトップ。
現地へ出向く受領になればウッハウハというのは、藤原宣孝も語っており、詳しくは以下の記事にもございます。
平安時代の国司と受領と遙任の違いは何なのか?伊周が飛ばされた大宰府とは?
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しかし、まぁ、いくら為時が越前守であろうと、一人で実務すべてを回せるわけがなく……。
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