まんが日本史ブギウギ

室町幕府の滅亡は信長のせいか 義昭のせいか|まんが日本史ブギウギ161

2020/05/31

織田信長に奉じられて上洛を果たし、室町幕府の15代将軍に就任した足利義昭

最初の頃こそ信長を「父」とまで呼んで慕っていましたが、将軍としての働き足りないことを指摘されたりして、徐々に両者の関係は悪化していきます。

信長から義昭へ、幾度かの警告が出されたことも『信長公記』に記されています。

十七箇条意見書と殿中御掟
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結果、両者の関係は破綻!

足利義昭は、本願寺や浅井朝倉、あるいは武田信玄など各方面へ協力を働きかけ、畿内・中部エリアという広大な範囲で織田軍を取り囲む

【第二次信長包囲網】

を敷くのでした。

むろん義昭一人の功績ではなく、信玄の各所への働きかけなどが大きかったとされますが(例えば信玄の妻が、本願寺顕如の妻と姉妹などの関係も利用)、その中心だった信玄が敢えなく亡くなってしまい……。

残された義昭はどうするのか?

マンガ「日本史ブギウギ」第161話スタート!

 


都パニック

◆「第六天魔王」=「魔王」というイメージから、現代の諸作品では暴虐なイメージで描かれがちな織田信長。

信長は第六天魔王か?
なぜ信長は「第六天魔王」なんて呼ばれたのか 本当に魔王のような人物だった?

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必ずしも将軍や朝廷に対して横暴ではなく、割とフツーに穏便な対応をしております。

 


勘違い将軍

◆将軍・義昭方の軍が石山と今堅田(いずれも現・滋賀県大津市)で織田軍を迎え撃ちました。

石山・今堅田の戦い 将軍義昭が強気になる理由|信長公記第88話

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織田軍から参加したのは柴田 勝家や明智 光秀、丹羽 長秀といった錚々たるメンツ。

守備側の義昭方は呆気なく崩れてしまいます。

 

義昭挙兵

 

◆共に信長を包囲していた武田信玄の撤退&死を知らなかったのか。

武田信玄の肖像画
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足利義昭は信長に対して矛を収めるどころか、戦闘モードのレベルを上げていきます。

一方、信長が入京するときには細川藤孝と荒木村重が出迎えに来た――。

細川藤孝
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信長公記ではそう記されております。

 


上京焼き討ち

◆戦闘態勢を維持する足利義昭。

これに対し信長は、義昭サイドに和睦を提案しましたが、聞き入れられなかったので二条御所を包囲しつつ、京都の上京エリアを焼き討ちにして重圧をかけていきます。

と、いったんは和睦が成立。

正親町天皇
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ちなみにこのとき織田軍から交渉の使者として立てられたのが織田信広でした。

織田信広イメージイラスト
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かつて今川義元の参謀である太原雪斎に囚えられ、竹千代こと後の徳川家康と人質交換に出された信長の兄です。

大河ドラマ『麒麟がくる』でも話題になりましたね。

 

マキシマ城

◆追い詰められた足利義昭は、槇島城へ向かいます。

都から見て南側・現在の宇治市にある城です。

 

室町幕府終了

◆将軍としての意地や誇りでしょうか。

槇島城に立て籠もって徹底抗戦をする――かのような義昭でしたが、織田方の大軍に囲まれ、結局は降伏。

自身の子供を人質として渡し、結果的に京都を追い出されます。

このとき信長は

「将軍は殺さない。その判断は後世の人間に任せよう」

なんて、映画みたいな台詞を残しています。

槇島城の戦い
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ちなみに、将軍・足利義昭は京都を追い出されてから毛利を頼り、鞆城に滞在。

そこでも将軍であり続けたため鞆幕府とも呼ばれたりします……。

詳しくは以下の記事をご参照ください。

足利義昭像(東京大学史料編纂所蔵)/織田信長と共に上洛しながら、その後、対立。一人京都を追い出された室町幕府最後の15代将軍、その生涯を描く
足利義昭の生涯|信長と共に上洛し一人京を追い出された 室町幕府最後の15代将軍

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さて、将軍とのイザコザを終了させた信長。

次に向かったのが浅井朝倉との対戦です!

 

いまさら義景

◆これまで従兄弟の朝倉景鏡を戦地へ送るなどして、煮え切らない態度が目立っていた朝倉義景

同盟相手の浅井長政が織田軍に囲まれると、その後詰に向かいます。

朝倉義景の肖像画
朝倉義景の生涯|信長を二度も包囲しながら逆に追い詰められた越前の戦国大名

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急にどうした?

とツッコミが入る場面ですが、しかし……。

 

進め!雨将軍

◆珍しく戦場へ出てきた義景ですが……。

『攻撃をしかけたらビビるであろう。もしかしたら越前へ兵を退くかもしれない』

そう予想していた信長が自らの手勢で奇襲をしかけると、あろうことか義景、本当にあっさり兵を退いて越前へ帰ろうとします。

それを誰より早く察知し、追いかけたのは信長でした。

自らの家臣たちには

「義景の陣が退いたら、すぐに追撃をかけるべし!」

と伝えておいたのですが、誰も信じていなかったようで。

特に佐久間信盛さんは『後に追放される原因になったんじゃね?』というKY発言をしてしまいます。

『長篠合戦図屏風』に描かれた佐久間信盛
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著者:アニィたかはし
文:五十嵐利休

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アニィたかはし

漫画家。現在は武将ジャパンにて、まんが『大河ブギウギ べらぼう編』シリーズを連載中。 2014年より歴史漫画家として活動を開始し、2015年には連載作品をまとめた商業コミック『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社)を全国発売。 以降、独自のポップ表現と歴史知識を融合させた「ブギウギシリーズ」を継続し、戦国・江戸・幕末など幅広い時代を題材とした作品を制作している。 2024年からは大河ドラマの各回を題材にした“ドラマ考証型マンガ”へと表現領域を拡大し、作品の幅をさらに広げている。 ◆主な著書 『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社、2015年、ISBN:978-4865370324) ◆国立国会図書館データ https://id.ndl.go.jp/auth/ndlna/001200494

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