将軍継嗣問題

まんが日本史ブギウギ

将軍継嗣問題が幕末を大きく動かした|まんが日本史ブギウギ211話

2021/07/09

なまじ記録が多く残っていると、ややこしくなるのが歴史。

特にそれが顕著なのが幕末でしょう。

大政奉還はまだ150年前のことです。

戦国時代と違い、幕末維新はそう遠い過去でもなく、例えば大河ドラマ『青天を衝け』でも、尊王攘夷を掲げていた渋沢栄一が、逆サイドの幕府に仕えるなどしてややこしいことになってました。

というか、それを言うなら、開国スタンスだった幕府に対し、御三家である徳川斉昭が強固に「攘夷」を掲げてるのも意味不明ですよね。

徳川の中心人物が、なぜ堂々と幕府に嫌がらせをするのか。

そうかと思ったら、息子である徳川慶喜を将軍に就けようとするし……うーん、なんだかモヤモヤ!

というわけで、幕末の重要なイベント【将軍継嗣問題】に突撃のマンガ『日本史ブギウギ』第211話スタート!

 


安政江戸地震

◆江戸幕府の崩壊、その遠因だったと考えられるのが幕末の大地震群です。

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ざっと12年間で8度も起き、関東地方に大打撃を与えたのが【安政の大地震(安政江戸地震)】でした。

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水戸藩にとっては思想の柱・藤田東湖を失った最悪の天災。

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大河ドラマ『青天を衝け』でも取り上げられていましたね。

 


水戸三田

◆「幕末の三舟」と言えば

・勝海舟
・山岡鉄舟
・高橋泥舟

という三人の幕臣がいますが、斉昭のもとにも「水戸の三田」がいました。

この武田耕雲斎が後々、藤田東湖の息子・藤田小四郎に担がれて【天狗党の乱】を起こすのですから、やはり徳川斉昭を起点とした幕府にとっての災厄とも言えますね。

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阿部F・O

◆島津斉彬とも昵懇だった阿部正弘

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当人は能力の高さだけでなく柔和な姿勢で人柄もよく、周囲から頼られていただけに……その死去は政局に大きな影響を与えました。

 


ハリスの旋風

◆しかしハリスは後に痛感することになります。

日本にもタフネゴシエーターがいたことを……。

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なお、このときの通訳・ヒュースケンは非常に気の良い青年だったのですが「攘夷」という無差別テロの犠牲になってしまうのでした。

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将軍継嗣問題

◆次の将軍を誰にするか?

という【将軍継嗣問題】は徳川家定の責任とも言えるかもしれません。

非常に酷な話ではあるのですが、家定はもともと病弱だと言われ、次の妻には丈夫な女性が望まれていました。

そこで白羽の矢が立ったのが篤姫です。

彼女には、単なる結婚に留まらない目的がありました。

義父・島津斉彬の推薦する一橋慶喜を将軍職に就けること(一橋派)。

逆に徳川家茂をプッシュしていたのが井伊直弼らの南紀派です。

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夷狄アレルギー

◆大の外国人嫌いで知られる孝明天皇

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十分な知見があって外国人を排除しているというより、「穢れ」を避けたいという思いでも強かったのでしょうか。

堀田正睦もむちゃくちゃ苦労を強いられ、結局……。

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赤鬼・青鬼

井伊直弼の「赤鬼」に対し、「青鬼」と恐れられたのが間部詮勝。

直弼は、徳川斉昭の息のかかった一橋派を政治的処分することにより、幕府の安定を模索します。

そして将軍継嗣問題に決着がつき、いよいよ【安政の大獄】へ!

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熱血・吉田松陰

◆若さとは、いつも無謀さと隣合わせ。

幕末には全国各地で暴走する若者が現れましたが、その中でも尖っていたのがやはり吉田松陰でしょう。

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門下生たちもさすがに付いていけなくなり……。


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著者:アニィたかはし
文:五十嵐利休

【参考】
国史大辞典

武将ジャパンで新感覚の戦国武将を描いた『戦国ブギウギ』を掲載!

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アニィたかはし

漫画家。現在は武将ジャパンにて、まんが『大河ブギウギ べらぼう編』シリーズを連載中。 2014年より歴史漫画家として活動を開始し、2015年には連載作品をまとめた商業コミック『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社)を全国発売。 以降、独自のポップ表現と歴史知識を融合させた「ブギウギシリーズ」を継続し、戦国・江戸・幕末など幅広い時代を題材とした作品を制作している。 2024年からは大河ドラマの各回を題材にした“ドラマ考証型マンガ”へと表現領域を拡大し、作品の幅をさらに広げている。 ◆主な著書 『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社、2015年、ISBN:978-4865370324) ◆国立国会図書館データ https://id.ndl.go.jp/auth/ndlna/001200494

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