戦国大名と言えば?
織田家、武田家、真田家、毛利家……。
後世にその名を輝かせる華やかなメンツが並びますが、どうしてもその中には選ばれない、されど猛プッシュしたい九州の名門がいます。
大友家です。
『はぁ?』と思われるでしょうか?
確かに大友家は、同じく九州の名門・島津家との【耳川の戦い】で大敗を喫し、それからというもの凋落の一途を辿ってしまったばかりに負け犬のイメージが強いかもしれません。
しかし、一時期は九州の半分を制覇したほどの実力の持ち主。
西の最強武将と称されたアノ立花宗茂を輩出したのも大友家です(東は本多忠勝)。
愛刀“千鳥の太刀”で雷(雷神)を切った
さて、本連載『SAMURAI ART』で今回取り上げたいのは立花宗茂の義父であり、大友家躍進の中心にいた雷親父こと立花道雪――。
雷のように恐ろしい顔ということもさることながら
この道雪には、大友ファンが一晩中でも語っていたいエキセントリックな伝説が多々あります。
中でも絶対に欠かせないのが
【愛刀“千鳥の太刀”で雷(雷神)を切った!】
というエピソードでしょう。
「雷(雷神)を切るなんて、んなアホなw 単に落雷した近くにいたんでしょ……」
と一刀両断にしてしまってはツマラナイ。
実際、この雷の影響かどうか正確なところは不明ながら、この立花道雪、脚が不自由になっています。
それでも輿に乗って戦場へ出続け、自らも鉄砲や刀を抱えて戦い、周囲の家臣たちに声をかけ続けたとのこと。
「戦に弱ければ、それは兵のせいではない、大将の責任である」
そんなスタンスで鼓舞したと言いますから、なんちゅー理想の上司でしょうか。
サイバー剣豪将軍と戦わせたい!
そこで見てみたい。
現代の戦国浮世絵師・鞘ェもんにこの道雪を描かせたらどうなるか?
ジャジャーン!
『カッコエエ(*´Д`)……』
確かにこの方に鼓舞されたら、命を賭して最前線へ出向いていけそうです。
道雪の後ろに控える薄気味悪い兵たちは【雷撃隊】なんだって! いやぁ、この不気味感、震えるわ。
この車椅子は、きっと国枝慎吾選手のように縦横無尽に戦場を駆け回ってくれることでしょう。
こうなると個人的にはサイバー剣豪将軍と戦わせたいところ。
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青い光と黄色の光が激突して火花を散らしたらどんな色になるのか! 黄緑? 両者共にフォースも持ってそうで、もはや妄想が止まりません。
★
というわけで東海から東国を中心とした戦国ファンの皆さん。
少し距離感はありますが、九州の大友家も応援してあげてください。
道雪さんだけでなく、他にも以下のように魅力的なメンツに溢れておりますよ!
※鞘ェもんのバックナンバー記事もご一緒によろしくです♪
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