毎週土曜日13時50分に大河ドラマ『べらぼう』をマンガで振り返る――。
第5回放送は、板元(版元)への欲に目覚めた蔦屋重三郎が一歩を踏み出します。
株を買ってまで板元にこだわりを見せる蔦重ですが、そもそも地本問屋(じほんどいや/じほんどんや)には不要だったことが判明。
ならばすぐにでも!とはならず、鱗形屋や西村屋など同業者に認められなければ、本を流通させられないという壁にぶつかってしまいました。
結局、蔦重は鱗形屋に仕えることになったと思ったら、唐丸は脅されていた浪人と心中覚悟で川の中へ……さっそく漫画で振り返ってみましょう!
秩父にて
◆エレキテルや小説家、あるいはコピーライターで知られる平賀源内がなぜ鉱山に詳しいのか?
というと本人は元々鉱物や植物などを研究する本草学者だったんですね。
その延長で、全国から名産物や植物などを持ち寄る展覧会を開いたりもしています。
史実の源内の実績につきましては、以下の記事をご覧ください(本記事末に関連リンクがございます)。
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田沼の時代を盛り上げた平賀源内!杉田玄白に非常の才と称された“山師”の生涯とは
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不逞浪人
◆唐丸はどんな弱みを握られているのか?
初回放送では火事の最中に蔦重と出会いました。そこで悪党に付け入られるとしたら、やはり「唐丸が放火犯だった」ということでしょうか?
史実の【明和の大火】は確かに放火が原因でした。
ただ、火元は目黒から始まっていて、それが芝や日本橋などを通り、やがて浅草や吉原へも到達するという大火事だったわけで……。
その一方で【明暦の大火】のように出火元の不自然なケースは往々にしてあります。
一説には最大で10万人もの犠牲者が出たこの明暦の大火は、三ヶ所の出火元があり、放火ではないか?と考えられているのです。
では、もし放火犯で捕まったらどんな目に遭うのか?
以下の記事にまとまっておりますので、よろしければご覧ください。
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『べらぼう』吉原でしばしば起きていた放火~もしも捕まれば酷い火刑が待っていた
続きを見る
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明暦の大火(振袖火事)は日本史上最大の犠牲者 3~10万人が亡くなり城も焼失する
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株
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『べらぼう』で注目の株仲間は悪徳商人の集まり?吉宗や意次が推奨した理由は?
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悪徳商人による価格吊り上げのイメージがありますよね。
実際は、物資の安定供給や税収の確保など、普通に運営されている限りは便利な存在でした。
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