まんが戦国ブギウギ

まんが戦国ブギウギ70話 北陸の勝家や利家たちは信長訃報に大号泣

2020/05/13

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戦国ブギウギ70話
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疑わしきは罰す

◆後に清州会議で柴田勝家に担がれる織田信孝さんは、この頃、伊勢の神戸氏(かんべ)に養子に出されておりました。

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そして丹羽長秀などと共に、四国へ渡海する準備を進めていたのです。

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場所は堺。本来なら光秀に近く、真っ先に報復すべき立地にいた信孝さん。この時、やけに兵が少なかったことから、いかにも信孝さんに人望がなく、配下の者たちが逃げ出したという話もありますが、一方で最初から兵が少なかったという見方もあります。

一般的には「長宗我部元親へ攻め込む」と思われている四国方面軍ですが、実はすでに元親は信長へ降伏の意を示しており、この軍は軍隊というより挨拶目的の使節団だったとする見解があるのです(元親の書状が解読されたことから最近浮上してきた)。

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果たして真実は……?

 


摂津衆

◆高山右近と中川清秀と言えば、アラーキーこと荒木村重の謀反を促しておりながら、すぐさま手のひらを返し、これを攻め立てた立場コロコロキャラ。

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そんなイメージの強い二人がもしも明智側についていたら、豊臣秀吉の【中国大返し】も計画通りにならなかったでしょうし、その後、細川親子の動きなども変わったかもしれません。

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逆に、この2名すら味方にできなかった光秀さんってのも可哀想ですよね……。

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本連載の過去作品→戦国ブギウギ
もう一つのマンガ連載→日本史ブギウギ

著者:アニィたかはし
文:五十嵐利休

書籍版『戦国ブギウギ』です!

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アニィたかはし

漫画家。現在は武将ジャパンにて、まんが『大河ブギウギ べらぼう編』シリーズを連載中。 2014年より歴史漫画家として活動を開始し、2015年には連載作品をまとめた商業コミック『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社)を全国発売。 以降、独自のポップ表現と歴史知識を融合させた「ブギウギシリーズ」を継続し、戦国・江戸・幕末など幅広い時代を題材とした作品を制作している。 2024年からは大河ドラマの各回を題材にした“ドラマ考証型マンガ”へと表現領域を拡大し、作品の幅をさらに広げている。 ◆主な著書 『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社、2015年、ISBN:978-4865370324) ◆国立国会図書館データ https://id.ndl.go.jp/auth/ndlna/001200494

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