まんが戦国ブギウギ

まんが戦国ブギウギ72話 名人・久太郎の参上! 秀吉に敗れた光秀は何処へ

2020/05/21

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戦国ブギウギ72話
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明智藪

◆合戦の先には勝者と敗者あり――生死を賭した戦争行為そのもののは、もちろん大変ですが、その後、負けて戦場から逃げ出すことほどの地獄はないでしょう。

近隣の農民たちも、相当必死です。

なぜなら光秀を逃したことが秀吉にバレると、自分たちが後に襲われるリスクがあるからで、落ち武者の兜や刀などのお宝を狙うというよりも、必死で殺さねばならなかった――。

光秀どうなることやら……。

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そして歴史の彼方へ……

◆うほっ、光秀生存説!

果たしてこの後、光秀は、天海となって江戸幕府の黒幕となるのか、あるいは延暦寺の僧となり、歴史を裏で操るのか。

しかし、かつて自身が攻め込み、焼き討ちした比叡山に逃げ場を求めるとは皮肉なもんですね。当時は信長の命令だから問題なかったんすかねー。

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ちなみに現在、比叡山の焼き討ちは、「相当規模が小さく、虐殺なんてなかった――」という見方も有力な説の一つです。そう考えると、光秀の逃げ道も確保されてたかもしれませんね……。


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本連載の過去作品→戦国ブギウギ
もう一つのマンガ連載→日本史ブギウギ

著者:アニィたかはし
文:五十嵐利休

書籍版『戦国ブギウギ』です!

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アニィたかはし

漫画家。現在は武将ジャパンにて、まんが『大河ブギウギ べらぼう編』シリーズを連載中。 2014年より歴史漫画家として活動を開始し、2015年には連載作品をまとめた商業コミック『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社)を全国発売。 以降、独自のポップ表現と歴史知識を融合させた「ブギウギシリーズ」を継続し、戦国・江戸・幕末など幅広い時代を題材とした作品を制作している。 2024年からは大河ドラマの各回を題材にした“ドラマ考証型マンガ”へと表現領域を拡大し、作品の幅をさらに広げている。 ◆主な著書 『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社、2015年、ISBN:978-4865370324) ◆国立国会図書館データ https://id.ndl.go.jp/auth/ndlna/001200494

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