毎週土曜日13時50分に『光る君へ』をマンガで振り返る――。
第13話の注目は文字と“文(ふみ・手紙)”でしょう。
子供に文字を教えることで自分の生きる道を見つけた(と思いたい)まひろ。
その文字を連ねて漢詩とし、かつて道長へ贈った文が大切に保管されていたかと思ったら、妻でありまひろの友人である源倫子から目の前に差し出され、「あちらの方(源明子)からのものかしら?」と相談されてしまう。
もしもバレたらこんな修羅場はない、三郎、何してんねん……ということで、さっそく漫画で振り返ってみましょう!
隠し芸
◆高畑充希さんにしか演じられないのでは?という愛嬌たっぷりの藤原定子が魅力的でしたね。
一条天皇の母・藤原詮子と対比させるような描写が映し出され、今後、藤原彰子が登場したとき、再び詮子のリアクションに注目が集まりそうです。
定子も彰子も、詮子にとっては姪なんですけどね。
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悪役商会
◆似てるけど……いや、違うでしょ!
それより、腕の傷は大丈夫だったのかな。確率は低いとしても、当時は破傷風とか怖いですよね。
書いてみよっ
◆「お」と「を」の日本語ややこしい問題。
日本国語大辞典によると、かつては発音の区別もありながら、平安時代末期には混同して使われていて、藤原定家が使用法についての提言をしたようです。
五十音の位置でも色々と混乱が生じていて、ア行に入るのか、ワ行に入るのか、それさえままならない状況だったのが、江戸時代の学者によって確定したとのこと。
中国から伝わった漢字。そこから発展させていったかな文字。
このドラマはちょっとした場面にも重要な歴史が潜んでいますねー。
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