まんが『大河ブギウギ 光る君へ編 第13話』“文字”がまひろの生きる道

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円満の秘訣

◆お嬢様ではあるけれど、芯はシッカリしている源倫子。

まひろから藤原兼家への口利きを頼まれたときも、無理なものは無理、とキッパリ断っていて好感持てる女性でした。

いざとなれば、そうした性格が発揮されそうです。

◆もともと天体観測や暦の編集作成などを仕事とするのが陰陽寮（陰陽師）です。

しかし、ユースケさんが演じる安倍晴明は政治的スキルが全開でさーねー。

「後継者は誰がよい？」

兼家からそう聞かれて、とっさに「すでに心の内でお決まりでしょう」と答える、見事なはぐらかしっぷり。

万が一、バカ正直に「道隆」と答えれば道兼から恨まれますし、大バクチで「道兼」と答えて、順当に道隆に決まった場合、実は道隆も冷たい性格なので要職から遠ざけられるような圧がかかるかもしれません。

沈黙は金なり――されど要所要所で権力者たちを己の利益になるよう言葉巧みに誘導する。

『光る君へ』で最も狡猾なのは他の誰でもなくこの安倍晴明なのかもしれません……ということで次週またよろしくです！

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漫画：アニィたかはし
文：五十嵐利休