大河ドラマ『真田丸』の登場人物や事件、合戦等を、ドラマと史実の両面から総合的にまとめたガイドページです。
昌幸は、草刈正雄さんが演じたような武将だったのか?
幸村となった信繁は、実際、大坂城でどれだけ活躍したのか?
キャラの濃過ぎる父と弟に負けず劣らず、真田家を残した兄の信之は、本多忠勝とどんな関係だったか?
こうした疑問に始まり、劇中でも注目された合戦や政治事情など。
本ページでは、史実とドラマの両面から『真田丸』の関連記事を掲載してまいります!

昌幸・信之・信繁たちの生涯
武田信玄の信濃侵出を先頭で導きながら、信濃に一大拠点を築いた中興の祖・真田幸綱。
その息子である信綱や昌幸、孫となる信之や信繁などの生涯を史実から振り返ります。
また、真田家と関係の深い武田家をはじめ、信繁が共に大坂で過ごした豊臣家、武田の旧領を争った上杉家や北条家、そして徳川家にも注目しておきましょう。
真田家の主要人物
- 真田幸綱(幸隆)の生涯|真田家の礎を築いた名将
- 真田信綱の生涯|武田二十四将の一人
- 真田昌幸の生涯|表裏比興と評された謀将
- 真田信之の生涯|戦国を生き抜いた知将
- 真田信繁(幸村)の生涯|英雄像の実像に迫る

真田昌幸/wikipediaより引用
武田家の主要人物
豊臣家の関係者

豊臣秀吉/wikipediaより引用
徳川家の関係者
- 小松姫(稲姫)の生涯|真田家を守った賢婦人
- 本多忠勝の生涯|戦国最強の武将
- 徳川家康の生涯|苦難を越えた天下人
- 阿茶局の生涯|家康の女性参謀
- 徳川秀忠の生涯|江戸幕府二代将軍の実像

本多忠勝/wikipediaより引用
上杉家の主要人物
北条家の主要人物

北条氏政/wikipediaより引用
主要な出来事・事件
かつて信濃は、武田と上杉が巡り争った土地でした。
しかし、勝頼の代で滅亡に追い込まれ、織田の支配下に置かれたところから、以前よりも混沌が激化してしまいます。
信長が本能寺の変で討たれ、武田の旧領が空白地となってしまい、上杉・徳川・北条にとっては奪い合い、真田にとっては本領を死守する戦いが始まってしまったのです。
この争いは【天正壬午の乱】と呼ばれ、以降、昌幸や信之、信繁らの親子は終わらない戦いへ。
そんな彼らが遭遇した主な事件や合戦を史実面から見て参りましょう。
関東甲信越で起きた事件や合戦
- 天正壬午の乱 天正10年(1582年)|徳川vs上杉vs北条vs真田
- 第一次上田合戦 天正13年(1585年)|真田軍2,000vs7,000徳川軍
- 名胡桃城事件 天正17年(1589年)|猪俣邦憲vs鈴木重則
- 第二次上田合戦 慶長5年(1600年)|真田軍3,500vs38,000徳川軍
近畿東海を中心に全国規模で勃発
- 本能寺の変 天正10年(1582年)|明智軍13,000vs100 織田信長
- 小牧・長久手の戦い 天正12年(1584年)|羽柴軍70,000vs35,000徳川軍
- 文禄・慶長の役 天正20年(1592年)|豊臣軍150,000vs数十万 明・朝鮮軍
- 関ヶ原の戦い 慶長5年(1600年)|西軍80,000vs70,000東軍
- 大坂冬の陣 慶長19年(1614年)|豊臣軍100,000vs200,000徳川軍
- 大坂夏の陣 慶長20年(1615年)|豊臣軍50,000vs150,000徳川軍

大坂夏の陣図屏風/wikipediaより引用
幸村と共に大坂城に散った武将たち
負けるとわかって死を求めて来たのか。
それとも一発の逆転に賭けたのか。
大坂の陣には真田信繁(幸村)と共に散っていった「大坂牢人五人衆」と呼ばれる武将たちがいます。
「大坂三人衆」とか「大坂七人衆」「大坂七将星」という場合もあり、それぞれ興味深い経歴となっておりますので、以下の記事より彼らの生涯もご覧ください。
- 後藤又兵衛基次の生涯|黒田家を出奔した猛将
- 長宗我部盛親の生涯|関ヶ原で改易となった悲運の四男
- 木村重成の生涯|イケメンで知られる秀頼の乳兄弟(掲載予定)
- 大野治房の生涯|大野治長の弟(掲載予定)
- 明石全登の生涯|宇喜多秀家の元家臣(掲載予定)
- 毛利勝永の生涯|父と共に仕える秀吉子飼いの武将(掲載予定)
ドラマや戦国時代に関するFAQ
内野聖陽さん演じる家康が、死にそうに疲労困憊しながら逃げに逃げた「神君伊賀越え」とはどんなルートを通ったのか?
秀吉・権力の象徴である「大坂城」とは実際どんな建物でいかなる力を有していたのか?
ドラマや史実に関する疑問などを集めました!
- 【伊賀】内野家康が死にそうになった神君伊賀越えルートとは?
- 【織田】清洲会議
- 【秀吉】天下人・秀吉の大坂城| なぜ徳川は残したのか?
- 【北条】なぜ北条は秀吉に滅ぼされたのか?
- 【文禄・慶長の役】肥前名護屋城の全貌
- 【金銀】秀吉を天下人に押し上げた圧倒的な財力
- 【金銀】秀吉の成金趣味を笑えますか?
- 【関ヶ原】家康激怒の『直江状』

徳川家康/wikipediaより引用
東京大学・本郷和人教授の歴史ニュース読み
東京大学史料編纂所の教授・本郷和人先生が歴史のニュースを斬る――。
弊サイト連載の中から、真田一族や大坂の陣に関するものをリストアップいたしました。
- 大坂で秀頼を裏切った元大名の浪人
- 又兵衛の首は誰がドコへ?
- 道明寺の戦いで又兵衛が孤軍奮闘
- 秀吉から脇坂への手紙に見える師弟愛
- 読み方は「豊臣『の』秀吉」が正解?
- 伊達家に託された信繁(幸村)の子どもたち
- 聚楽第の破壊は豊臣政権の落日を物語る
大河ドラマ『真田丸』感想あらすじ解説
脚本家・三谷幸喜にとって初となる、大河ドラマの戦国作品。
2004年『新選組!』以来12年ぶりとなりますので、世間からの注目度は高く、しかも“真田幸村”という難しい主役です。
古典的なヒーローであり、イメージはかちかちに固まっている。
それをどう描くのか?
国衆という立場から、これまでの戦国作品とは一線を画した内容は、大いにファンの心を捉えます。
以下、全話のレビューをお楽しみください。
視聴率
大河ドラマ『真田丸』の視聴率記事は作成していませんので、以下『麒麟がくる』版でご覧ください。
- 麒麟がくる全44回の視聴率速報&推移! 過去4年分の大河と比較あり
41~50回(最終回)放送
- 『真田丸』感想レビュー総評「徳川ブラック編」血の滴るステーキを所望したら
- 『真田丸』感想レビュー総評「真田レッド編」 戦乱の物語にピリオドを打った
- 『真田丸』感想レビュー第50回(最終回)「◯◯」 そして船は次へ向かって港を発つ
- 『真田丸』感想レビュー第49回「前夜」 四百年の刻を経ても色褪せない、ただ好きなように生きること
- 『真田丸』感想レビュー第48回「引鉄」 眠りから覚めた武器に備えられた哀しきトリガー
- 『真田丸』感想レビュー第47回「反撃」 男も女も生きるために策と嘘を弄する――からこそ魅力ある
- 『真田丸』感想レビュー第46回「砲弾」視聴者に浴びせかける主人公の虚しさ そのアクがすごい!
- 『真田丸』感想レビュー第45回「完封」CGでもいい 大量兵士のワラワラ感が欲しい
- 『真田丸』感想レビュー第44回「築城」ついに姿を現した出城としての真田丸に目を瞠る
- 『真田丸』感想レビュー第43回「軍議」 もしかして勝てるのか?という素敵で巧みな嘘に酔わされて
- 『真田丸』感想レビュー第42回「味方」 家康のクビで時代は何も変わらない……それでも見たい、男のワガママ
- 『真田丸』感想レビュー第41回「入城」 父親譲りの表裏比興で、味方も平気で欺くのさ
31~40回放送
- 『真田丸』感想レビュー第40回「幸村」 残り1%をただ全力で駆け抜けるためのエゴイズム
- 『真田丸』感想レビュー第39回「歳月」 ただ崩されるためのジェンガを積む、切なくも幸せな日々だった
- 『真田丸』感想レビュー第38回「昌幸」 時代遅れで愛すべき戦バカが逝っちまったぜ……
- 『真田丸』感想レビュー第37回「信之」 忠勝への憧憬を見事に昇華させた藤岡弘、さんの成り切り
- 『真田丸』感想レビュー第36回「勝負」 関が原は「40秒で支度しな!」のリアル
- 『真田丸』感想レビュー第35回「犬伏」 兄・信幸が旗を振り、船頭となるとき
- 『真田丸』感想レビュー第34回「挙兵」 家康を激怒させたこの煽り、この直江状、絶品なり
- 『真田丸』感想レビュー第33回「動乱」 関ヶ原前夜~敗者には敗者の意地があり愛があり
- 『真田丸』感想レビュー第32回「応酬」 ジリジリと追い詰められ、胃のキリキリする秋がやってくる
- 『真田丸』感想レビュー第31回「終焉」 真夏の夜に寒気を感じる、孤独で無様な秀吉の死
21~30回放送
- 『真田丸』感想レビュー第30回「黄昏」 それでも信繁が義を貫かねばならないゆえの懊悩
- 『真田丸』感想レビュー第29回「異変」 現実世界とリンクする心苦しいリアリティを視聴者も受け入れている!?
- 『真田丸』感想レビュー第28回「受難」 不信という黒い渦が豊臣一派を呑み込むとき
- 『真田丸』感想レビュー第27回「不信」 恐怖のパワハラ政権は鬱に理解なく人材を平気で使い捨てる
- 『真田丸』感想レビュー第26回「瓜売」 流血の先にあったのはウンザリするほど軽薄な馬鹿馬鹿しさ!?
- 『真田丸』感想レビュー第25回「別離」 ギラついた江戸と信州の野獣が鶴松の死をほくそ笑む
- 『真田丸』感想レビュー第24回「滅亡」 中世氏政と近世政宗の対比が映し出すものは?
- 『真田丸』感想レビュー第23回「攻略」 堅城とプライドにすがり、落つる哀れはブーメラン
- 『真田丸』感想レビュー第22回「裁定」 そして名胡桃城事件が起き、小田原へ
- 『真田丸』感想レビュー第21回「戦端」 中世から近世へ~歴史は確実に動いている
11~20回放送
- 『真田丸』感想レビュー第20回「前兆」 落書きから始まる殺戮キャー
- 『真田丸』感想レビュー第19回「恋路」 成就はすなわち政権崩壊の始まり也
- 『真田丸』感想レビュー第18回「上洛」 小さくなった昌幸の背中……武田の誇りは二度死んだ
- 『真田丸』感想レビュー第17回「再会」 秀吉のお母ちゃん&姉ちゃんの人質が絶妙すぎるだでぇ!
- 『真田丸』感想レビュー第16回「表裏」 茶々NOTEに書かれたらおしまいや!
- 『真田丸』感想レビュー第15回「秀吉」 その軽妙さが逆に怖すぎ、ハラワタ真っ黒黒な天下人
- 『真田丸』感想レビュー第14回「大坂」 見よ、黄金と黒のコントラスト! これが天下の豊臣軍団だ
- 『真田丸』感想レビュー第13回「決戦」 大勝利の中に紛れ込む悲劇
- 『真田丸』感想レビュー第12回「人質」 ハードボイルド中世人をとくと味わおう
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1~10回放送
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