こんばんは。やはり先週は超高速関ヶ原に注目が集まったようです。
とはいえ、時間軸を入れ替えて石田三成や大谷吉継の最期を今回ちゃんと描くわけですね。
第8回「調略」でも大胆な時間軸のずらし方をしていましたが、三谷氏ほどの信頼感がなければなかなか許されないテクニックだとは思います。
◆真田丸 50秒関ヶ原の舞台裏は(→link)
ここで屋敷CPのコメントを引用してみましょう。
「真田家にとってみれば、そう だったかもしれないという、ものすごいリアリティーがあります。長野で徳川軍と戦っていた人が、岐阜と滋賀の県境、関ヶ原であったことを当時の伝達手段で 知るというのは、そういうこと」と作品の芯である「真田家目線」を貫いたら、こうなると説明した。
とはいえ、脚本を担当する三谷幸喜氏(55)から台本を受け取った時は「ここまで潔いとは…すごい」と衝撃を受けた。台本を配ると、出演者からはこぞって「素晴らしい関ヶ原」と言われたという。
衝撃を受けつつも、脚本をそのまま通して役者に読ませるのが、屋敷CPの名采配です。
「いや~三谷さん、そうは言ってもはしょりすぎでしょう。視聴者は関ヶ原には期待していますからねえ」
そう口を挟んで『葵 徳川三代』の使い回しを入れたりしなくて本当によかったと思います。
そこにあるのは脚本家、CP、出演者が互いに信頼しあう姿です。
そしてCPはいわば総大将だと再確認しました。
脚本家が出した巧妙な戦術を総大将が却下したら、勝ち目はありません。
三谷氏の奮闘と思い切りは言うまでもなく賞賛に値しますが、どかっと床几に座り采配を振るう屋敷CPのセンスの良さも、忘れてはいけません。
そしていよいよ、物語もクライマックスへ向かいます。ビジュアルイメージも発表されました。
◆「真田丸」新ポスター完成!大坂の陣編はヒゲに泥…堺雅人「覚悟を決めた表情」(→link)
これは見事です。
前半部のイメージとほぼ同じ構図、同じ衣装ながら、顔つきはまるで違う。
凛々しく初々しい若武者ではなく、人生の苦悩を味わい尽くし、死を目の前にした武者の顔つきです。堺雅人さん、流石です。
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拳を何度も何度も床板に叩きつけ
それでは本編です。
衝撃の関ヶ原の翌週、石田三成の敗報を受けてからの流れとなります。
徳川秀忠相手に勝利をおさめたにも関わらず、敗者となった真田昌幸・信繁父子。
現実を受け止めきれない昌幸は、自領に残る徳川勢に襲いかかり、相手への印象をさらに悪化させていきます。
実のところ、関ヶ原で勝敗が決したからといって皆が軍事行動を一斉にやめたわけではありません。
例えば奥羽の上杉勢にいたっては、慶長六年に家康から停戦命令が届くまで、伊達・最上と争っています。
一方で家康は堂々と大坂入城を果たし、石田三成を捕縛、次の天下人となったのでした。
信繁は父に、これ以上の戦いは無駄だと叫びます。
まだ上杉が残っていると悔しがる昌幸。拳を床板に何度も何度も叩きつけ、己の人生のおける賭けが終わった無念を見せるのでした。
このときの草刈さんの表情、鬼気迫る素晴らしいものがありました。
真田父子降伏の報を受けた家康は、秀忠の戦果に若干の不満を見せます。
従来の説にのっとった作品のように、厳しく叱責はしません。
ただ「本多正信つけたんだからもっとスムーズにいってもいいのにねえ」とこぼす程度です。
秀忠は悔しがり、父の西進命令変更さえなければ上田城を落とせていた、と強く反論し、はっと気づいて己の言葉を取り消します。
秀忠は凡庸なようで、闘志にあふれて悔しがる気持ちもある、そういう性格なのでしょう。
家康は真田父子の処遇は、石田三成らのあとでよいと先延ばしにします。
徳川家康霜月けい" width="370" height="320" />
上田城には平野長泰らが入り、武装解除して城をわけ渡すことになります。
信繁に対して義兄の小山田茂誠は「武田、北条、真田と、俺がデス体質なばっかりに仕官先が滅びてしまう」と何故か謝ります。
いえいえ、真田は滅びませんって、と信繁はつっこみます。
やっぱり茂誠はとぼけた愛嬌がありますね。高木渉さんの魅力が出ています。あの声でこんな気弱でとぼけたことを言うのですから、そりゃもう魅力炸裂ですよ。
信幸は父と弟の命を救うべく、妻の稲、こうに決意を語ります。そこへ舅の本多忠勝が大坂からやってきました。
娘が昌幸を追い返した武勇(第三十六回)を褒めたあと、忠勝は父と弟を敵に回した婿の信幸を気遣います。
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信幸から助命嘆願の決意を聞いた舅は、その信念に感動したのでしょう。
自分も一緒になって大坂に行くことにします。
忠勝は怖いところもあれば、なかなかつきあいにくいところもありますが、味方になればこれほど頼りになる人もいません。
苦手だ、殺されると今まで散々こぼしてきた信幸ですが、このときはこれほどこの舅に感謝したことはないでしょうね。
忠勝の熱き訴え「上田城で一戦交えるのも辞さず!」
相変わらず能天気な姉の松は、父・昌幸と弟・信繁を励まします。
「うちの夫が言ってたけど、こっちが勝ったっていうよりも向こうが勝手に負けたような戦なんでしょ、ちょこちょこっと戦っただけでしょ、ならおとがめなんか受けないわよ!」
相変わらずのマイペース。この能天気ぶり、重苦しい中では救いです。
昌幸はしみじみと、本能寺の変直後あたりが一番楽しかった(第五回)と振り返ります。
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確かに彼の全盛期はそこでした。第五回から第十三回あたりまでの昌幸は、ギラギラと輝いていて、圧倒されたものでした。
そしてその頃は、家康にさんざん煮え湯を飲ませてもいたわけですが……。
昌幸は「おーい、白湯をくれ」と見張りの者にいます。見張りは大まじめに「私を知っていますか?」と尋ねます。
なんと彼の名前は大井政吉(旧武田家臣、武田信虎の正室・大井夫人と同じ一族)でした。
ここはしょうもないダジャレですが、笑ってしまいました。あまりに大まじめな大井さんのリアクションが絶品です。信繁は父に、今後は助命されても改易、牢人になるだろうと見通しを語ります。
大坂についた信幸は、家康に父と弟の助命嘆願をします。しかし家康は死んでもらうと言うばかり。
そこで本多忠勝が、自分の命に免じて助命して欲しい、それが許されないならば婿とともに上田城に籠城して戦うとまで言い切ります。これには信幸も「マジ!?」という顔に。
真田信幸" width="370" height="320" />
こう迫られたら家とて折れるほかありません。苦笑しつつ、「命までは取らぬ。平八郎(忠勝)にそこまで言われたらな」と譲歩するのでした。
そのかわり、と切りだす家康。
これからは父を絶縁し、諱から「昌幸」から引き継いだ「幸」を捨てるように言い渡します。
信幸は苦しみながらも、承諾するほかありません。
「犬伏」(第三十五回)で誓ったその中身は、こんなにも重たく、こんなにも辛いのかと改めて思います。
その後信幸は、母の薫、春、きりらと再会。
きりは今まで女たちがどうしていたのか、信幸に説明します。大谷吉継の屋敷から、大坂城につれて行かれたとか。
ここで私におまかせあれ、と得意げに語るきりはなんと心強く、頼りになることか。
あの序盤では足を引っ張っていた駄目な子・きりが、ここまで成長しました。
「高野山の坊主と暮らせってか! この役立たずが!」
上田に戻った信幸は、処分内容を父と弟に告げます。
信繁は感謝するのですが、昌幸は「助命は当然だ」とあっさり。さらに高野山流罪と聞いた昌幸は当たり散らすのです。
「高野山の坊主と暮らせってか! この役立たずが! 何のために徳川についた!」
さすがに信繁にたしなめられ「すまん、言い過ぎた……」とスグに反省はしますけど、信幸は「これからも力を尽くします、お許しください」と謝るしかないのでした。
父子の流刑先は、妻子を連れているため高野山の麓の九度山になります。
それにしてもこの場面は信幸が気の毒で、あまりに昌幸が酷いと思います。
しかし、ここまで昌幸を見てきた側からすると「まあ昌幸だし」と思えるのも事実。
そういう視聴者と作り手の信頼関係あっての台詞かと思います。
「視聴者に嫌われたくないから」と、常に綺麗な台詞しか言わない人物とちがい、昌幸は血の通った嫌な、それでいて愛おしいおっさんです。
家臣たちもそれぞれの道を選びます。
小山田茂誠・松夫妻は、信幸家臣に。
堀田作兵衛はすえとともに上田に残ることに。
高梨内記は判断を任せられ、結果として流刑地の九度山までついて来ることに。
未だに療養中の出浦昌相は、信幸のもと沼田で引き続き治療に専念せよと、昌幸から告げられます。
久々に登場した昌相は、寝たきりの状態ながらも、素っ破による家康暗殺計画を昌幸に託すのでした。
それにしても、演じる寺島さんも言っていたことですが、出浦はこれからどういう気持ちで信幸に仕え、太平の世を生きるつもりかと疑問を感じます。
信繁は、十六になった梅の忘れ形見・すえと再会。
信幸を父と思うよう言いつける信繁に対し、すえは「私にとっての父は作兵衛おじのみです」と言うのでした。
すえは「またお会いできる日を心待ちにしております」と言葉を続けますが、感情はあまりこもっていません。
ほとんど別れて暮らしている以上、仕方ないでしょう。
あの秀吉だったらやはり命は許されないのでは?
上田城は徳川に明け渡され、一同が見守る中、昌幸と信繁、それに従う者たちが出立するのでした。
そのあと信幸が上田城に入り、九万五千石の大名となります。
信幸は「幸」を捨て、「信之」と名乗ります。
読みは変えないのが、信之の意地でした。信之の静かな戦いはまだまだ続きます。
高野山に向かう途中、父子は大坂に立ち寄ります。
家康は何故助命したのかと父子に問いかけます。
「信之と忠勝が助命したからでは?」と答える昌幸ですが、信繁は「死より苦しい仕打ちを与えようとしているのでは?」と正解を出します。
「お前から兵も武器も馬も金も全部取り上げてやる。今後、戦を起こす機会も一切奪ってやる。残りの人生を、高野山の麓で過ごすのだ」
一二年では帰って来られない、十年、二十年、死ぬまで田舎暮らしだと笑う家康。
「この生き地獄、たっぷりと味わえ」
そう吐き捨て哄笑する家康。
秀吉とは違う邪悪さが、にじみでてきました。
が、しかし。
ここで考えて欲しいのが、昌幸のこれまでの行いです。
徳川を裏切り、沼田領問題を泥沼化させ、上田城を勝手にのっとってそこで徳川を撃退し、出浦昌相を放って暗殺しようとし、そしてこの関ヶ原でのやらかし。
さらに関ヶ原決着がついてからも徳川勢を襲撃。
印象最悪ではないですか。
それに、なんだかんだ言っても、これが豊臣秀吉だったら絶対に真田父子、さらには助命嘆願した信之もまとめて処刑し、断絶くらいしている気がするんですよね。
演出と内野さんの演技で家康がものすごく嫌な奴に思えるんですけど、それでも処分はかなり甘い、温情があると思います。
まことの武士である、私もあの方のように行きたい
家康と対面後、片桐且元に呼び止められた信繁は、恩人たちに挨拶をすることになります。
寧は、これからは親孝行するようにと声を掛けます。
それから寧は、自分に周りには誰も居なくなったとつぶやきます。
そこへ寧の甥である小早川秀秋が姿を見せます。
信繁の姿を見た秀秋は、怯えたように逃げ去ります。
且元は「秀秋の裏切りさえなければ三成は勝っていた」と苦々しげに吐き捨てます。
秀秋は幻影の中を生きています。
毛利勝永、明石全登、宇喜多秀家、西軍の諸将の幻に追い詰められる秀秋。
彼はその二年後、二十一歳で謎の死を遂げるとナレーションが語ります。
この場面は、いまひとつの出来だと思います。暗転した青いライティングはじめ、ちょっと安っぽいかなと。
秀秋に関しては裏切るような伏線もあり、かつ板部岡江雪斎というキーパーソンも出しただけにちょっと消化不良の感があります。惜しい。
茶々は大蔵卿と且元から信繁の来訪を聞きますが、会わなくてもよいと断ります。
あの者とはまたいずれ会う気がする、と微笑む茶々。ことの深刻さがまるでない様子なのが不気味です。
信繁は再会した妻の春(大谷吉継の娘)から、大谷吉継の最期の様子を聞かされます。
輿に乗って戦に出ていた吉継は、もはや勝ち目がないと悟り、家臣の湯浅五助に「この首をくれぐれも敵に渡すな」と言い残し、腹を切ったのでした。
「治部、楽しかったぞ」
吉継は最期にそう言い残しました。
その見事な死を、信繁はまことの武士である、私もあの方のように行きたい、と賞賛するのでした。
真田信繁" width="370" height="320" />
三成妻・うたの悲痛な叫びは清正の心に突き刺さる!?
夫と再会した薫は、子供にかえったように昌幸の膝にもたれかかり、人質生活の辛さをせつせつと語ります。
好きなことをできないこと、監視されることは耐えきれないと語る妻を見て、昌幸は何か思うところがあるようです。
信繁はきりに対して母を守ってくれた礼を言います。
これからの去就をたずねる信繁に「どうしましょうかね」と言葉を濁すきり。
信繁は「母の面倒をみるためにもついてきて欲しい」と言います。
素直にきりは喜びますが……そこへ昌幸がやってきて、薫は九度山には連れて行けないと言います。
薫は信之に託されることになりました。
きりも信繁から「母上が九度山まで来ないなら、お前も上田に行けよ」と言われます。流石に信繁、ちょっと冷たすぎるだろ!
信繁のもとを意外な人物が訪れます。
加藤清正でした。清正はとある女性を連れて来ます。
石田三成の妻・うたです。
夫の死後逃げ回り、夫の最期を伝えるのが己の役目としているのでした。
うたは関ヶ原語の三成居城である佐和山城攻めで自害した説もありますが、本作は大坂にどとまり逃亡した説を採用しています。
見物衆にまぎれて夫の死を見届けたといううたから、その最期を聞かされる信繁。
従容として死に赴き、見事な最期であったとうたは語ります。
うたは、何度も何度も、
「あの御方は、豊臣家のことしか考えておりませんでした!」
と叫びながら清正に連れ去られます。
悲痛なうたの叫びを聞いて、信繁はその通りだと思うことでしょう。
しかし、清正はどうでしょうか。
彼の胸にうたの言葉は突き刺さっているのではないでしょうか。
翌朝薫が目を覚ますと、昌幸と信繁はどこにもいません。
空っぽの部屋で泣き崩れる薫を、信之が抱き留める。長年連れ添った夫婦の別れが、これだと思うと切ないものがあります。
雪が舞う中、真田父子は紀州九度山の屋敷に入りました。
きりと佐助もついてきています。
ここから彼らの新たな暮らしが始まります。
MVP:本多忠勝
◆「真田丸」藤岡弘、本多忠勝役は運命の出会い 侍精神でリハ不要(→link)
運命の出会いというのもよくわかる熱演です。
本作の忠勝は、甲冑姿で戦う場面はほぼありません。
そんな中、今週の助命嘆願はまさに見せ場でした。信之にとっても辛い場面ですが、ずっと忠誠を誓ってきた忠勝にとっても、辛い場面ですよね。
数珠をしっかりと握りしめているのがとても印象的で、彼の誠意や人柄が伝わって来ます。
今回だけではなく、本当に藤岡さんが演じるというよりも、なりきっている。
それが本作の忠勝だと思います。
次点は大井政吉さんです。しょーもねーダジャレだな、と思いながらも吹き出したのは、彼の生真面目な演技があってこそ。
重苦しい回にありがたい場面でした。
総評
心理的にずたずたにされるような辛い場面が続きました。
床に拳を打ち付ける昌幸、静かな中に怒りを湛える信繁、助命のために奔走しながら名を奪われる屈辱を受け流すほかない信繁。
薫、矢沢三十郎、出浦昌相、小山田茂誠夫妻、作兵衛……物語の中で泣き、笑い、様々な苦楽をともにしてきた人々が、別れの辛さを味わいます。
愛しいところも、駄目なところも、苛立つところも、いろいろな面があった人々だからこそ、別れの辛さが胸にしみます。
超高速関ヶ原の余韻はまだありました。
大谷吉継と石田三成の最期は、戦いぶりはなく本当に亡くなる場面だけでした。
小早川秀秋の裏切りすらありませんでした。
これはなかなかすごいことで、実は関ヶ原合戦のコーエーCGマップは作ってあって、予告で使っていたんですね。
あれだけの力作を本編では使わないというのは、すごい覚悟だと思います。
せっかく作ったんだからもったいないし、と入れないわけです。
この「おいしいところがあるのに捨ててるんでしょ?」というもったいなさが視聴者の心をくすぐります。
ただし、本編の流れを見ると、ここで敢えて関ヶ原まで入れると蛇足になるというのもわかります。
そうすることで小早川秀秋裏切りの伏線は消化不良になってしまいました。なかなか難しいですね。
そして今回、信之は「幸」を捨てたわけですが。
◆「真田丸」堺雅人演じる真田信繁がついに「幸村」に 終盤に向け(→link)
兄が捨てた「幸」を、弟が拾うわけです。「幸村」の回は、おそらく今回と対称的な展開となるでしょう。
今から楽しみです。
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【参考】
真田丸感想