再放送の土曜日に合わせて、大河ドラマ『豊臣兄弟』をマンガで振り返る――。
第5話は前田利家との槍試合、そして大沢次郎左衛門の調略ということで、さっそくマンガへと進みましょう!
◆『豊臣兄弟』総合ガイド|秀吉と秀長の生涯・家臣団・政権運営等の解説
思い過ごし

◆「槍の又左」の異名で知られる前田利家は、永禄三年(1560年)桶狭間の戦い、続く永禄四年(1561年)森辺の戦いで敵の首を取って織田家へ復帰していました。
“復帰”ということは、それ以前は出仕停止にさせられていたというわけで。
理由は別記事「前田利家の出仕停止と復帰」にございます。
待った

◆狡猾な手口を駆使する本作の秀吉。
まさに“猿知恵”ばかりで……。
難題

◆猿知恵ばかりの兄にだけは言われたくないっすな
疑惑

◆大沢次郎左衛門が慕っていたのは斎藤道三。
麿赤兒さんが演じて「肖像画ソックリ!」と話題になった方です。
そしてその道三の息子が斎藤義龍で、今、眼の前にいるのは斉藤龍興ですね。
【祖父】斎藤道三
│
【父】斎藤義龍
│
【当人】斎藤龍興
義龍は、第1話でDAIGOさんが演じていらっしゃいましたが、いつの間にか消えてたなぁ……。
的

◆次郎左衛門の投げ方が微妙だったので『あんなんで武器になるの?』と疑問に思った方もいるかもしれません。
投石による攻撃は非常に有効な武器でした。
『信長公記』にも、三方ヶ原の戦いで武田軍の足軽部隊300が石つぶてを投げて徳川軍を攻撃したという記述があり、漫画『センゴク 第9巻』でも応用して描かれていましたね。
江戸時代には、端午の節句で石合戦が行われ、負傷者や死者が出るため禁止された程です。

菱川師宣が描いた石合戦の様子/wikipediaより引用
まぁ、そりゃ、そうですよね。大谷翔平サンとは言わずとも、甲子園球児が本気で投げた石が顔面に直撃したら、死んでもおかしくない。
交渉

◆相変わらず小賢しい秀吉。
自分は「見ざる言わざる聞かざる」ってところでしょうか。
侍大将

◆大沢次郎左衛門にしてみりゃ「んなもん知らんがな」で終わる秀吉の出世&結婚願望。
さすがにここは……他に交渉材料は無かったのでしょうか。
例えば次郎左衛門の妻の父親も斎藤家に仕えていて、斎藤龍興のことを苦々しく思っているようだから、次郎左衛門と共に織田家で取り立てましょう!とか、そういう類の話ですね。
猿よ、そういう「利に聡い」ところが、お主の得意ジャンルじゃろ?
凶器

◆従者の持ち物に隠されていたのが毒塗りの苦無(くない・忍者が投げる武器)。
なんで、そんな物騒なものを持ち込んでんのよ?
というのは最大の疑問でしたが、確かに従者が斎藤龍興派ならば納得……ということで来週の『まんが大河ブギウギ豊臣兄弟編 第6話』もよろしくです!
参考書籍
太田 牛一/中川太古『信長公記』(2013年10月 KADOKAWA)
文:五十嵐利休
【参考】
豊臣兄弟/公式サイト

