まんが大河ブギウギ豊臣兄弟編

信長は本当に「人間五十年」を舞ったのか|まんが『大河ブギウギ 豊臣兄弟編 第4話』

毎週土曜日13時50分に大河ドラマ『豊臣兄弟』をマンガで振り返る――。

今週第4話は、信長の「人間五十年~♪」で始まる『敦盛』に注目しながら、桶狭間の戦いへと進んで参りましょう!

『豊臣兄弟』総合ガイド|秀吉と秀長の生涯・家臣団・政権運営等の解説

 

まんが『大河ブギウギ 豊臣兄弟編』第4話の1

◆桶狭間の戦いで織田信長が出陣前に舞ったという『敦盛』。

信長を描くフィクションではあまりにも定番であり、後世で色付けされた創作なのか?とも思えてきますが、これが『信長公記』に記されているのです。

人間五十年、下天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり

ひとたび生を享け、滅せぬもののあるべきか

人の一生は短く、仏教の天上界からみれば、夢や幻のように一瞬で儚い

一度生まれてきた者で、死なない者など何処にもいない

これを歌い舞ってから具足をつけ、立ったまま食事をして出陣――というのは小栗信長さんも劇中で演じられていましたね。

しかも、普段から『敦盛』が好きで「清州の町人・友閑(ゆうかん)を呼んで舞いを楽しんでいる」と天沢(てんたく)和尚が武田信玄に語っています。

つまり信玄も信長の趣味を知っていたことになるんですな。うわぉ!

なお「人間五十年、下天のうちを比ぶれば」については「人間界の五十年は、天上界の四天王天にとっての一昼夜でしかない(から早く悟りを開く心を持とう)」という解釈が正確です。

参照:悠久の時を見据えて(岐阜聖徳学園大学 蜷川祥美

 


出陣

まんが『大河ブギウギ 豊臣兄弟編』第4話の2

◆問題発言というのは気付かぬうちに出てしまうもので……。

「今回」というのは「別の回」との比較、つまりは『麒麟がくる』や『どうする家康』、あるいはその他多くの作品と比較してのことですね。

ちなみに最近の定説とされる「正面突破説」は、奇襲ではなく、桶狭間の丘陵地帯で散開していた今川軍の部隊へ突撃したら、運よく今川義元の本陣だったという流れになっています。

詳しくは別記事「図解でわかる桶狭間の戦い」からどうぞ。

 

デビュー

まんが『大河ブギウギ 豊臣兄弟編』第4話の3

 

仇討ち

まんが『大河ブギウギ 豊臣兄弟編』第4話の4

◆そう、背後から同士討ちなんて、大河の主役がやったらダメ!

城戸小左衛門だったら「北斗神拳二指真空把」を繰り出して、自分が死にかねない。

 


城戸の最期

まんが『大河ブギウギ 豊臣兄弟編』第4話の5

 

決着

まんが『大河ブギウギ 豊臣兄弟編』第4話の6

◆実は義元が討ち取られた後、今川軍に対して激しい残党狩りが行われ、翌日の首実検では約三千もの首があったとのことです。

 


俺の飯

まんが『大河ブギウギ 豊臣兄弟編』第4話の7

◆いったい“今回”の徳川家康(松平元康)はどんなキャラになっていくのでしょうか……

 

優しさ

まんが『大河ブギウギ 豊臣兄弟編』第4話の8

◆豊臣秀吉を演じる池松壮亮さんは、劇団四季『ライオン・キング』の子役(ヤングシンバ役)で、2001年から役者人生をスタート。

大河ドラマには2005年『義経』と2007年『風林火山』にも出演された超ベテランで、庵野秀明氏の監督・脚本『シン・仮面ライダー』でも主役を務めています!

同作には浜辺美波さん(寧々)も出演……ということで来週の『まんが大河ブギウギ豊臣兄弟編 第5話』もよろしくです!

ショート動画で楽しめる!アニィたかはし『大河ブギウギ豊臣兄弟編Youtube』はこちらから👇️


参考書籍

太田 牛一/中川太古『信長公記』(2013年10月 KADOKAWA)

文:五十嵐利休

【参考】
豊臣兄弟/公式サイト

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アニィたかはし

漫画家。現在は武将ジャパンにて、まんが『大河ブギウギ べらぼう編』シリーズを連載中。 2014年より歴史漫画家として活動を開始し、2015年には連載作品をまとめた商業コミック『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社)を全国発売。 以降、独自のポップ表現と歴史知識を融合させた「ブギウギシリーズ」を継続し、戦国・江戸・幕末など幅広い時代を題材とした作品を制作している。 2024年からは大河ドラマの各回を題材にした“ドラマ考証型マンガ”へと表現領域を拡大し、作品の幅をさらに広げている。 ◆主な著書 『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社、2015年、ISBN:978-4865370324) ◆国立国会図書館データ https://id.ndl.go.jp/auth/ndlna/001200494

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