史実を現代風に大胆アレンジして楽しむマンガ『戦国ブギウギ』、その完全リニューアル版・NEOの第8話。
前回までの織田・今川から今度は関東へ目を移し……さっそく参りましょう!
戦国ZOO

◆武田信玄が「甲斐の虎」で上杉謙信が「越後の龍」、そして北条氏康は「相模の獅子」という異名がありますが、確かにすべて動物関連ですね。
他に思いつくところでは斎藤道三「美濃の蝮」に伊達政宗が「独眼竜」と、やはり動物系になりますな。
一方で前田利家「槍の又左」に長宗我部元親「土佐の出来人」、あるいは今川義元「海道一の弓取り」なんてのも。
皆さんは、どのような異名がお好みでしょう?
朝酒推奨委員

◆北条氏政の逸話として知られるのが「汁かけ飯」でしょう。
食事のときに氏政が汁を飯にかけるとき、一度では足りず二度同じことをしたのを見た父の北条氏康が、その無能さを嘆いたというものですが……。
麦と息子

◆もう一つ、北条氏政の逸話へ。
収穫される麦を見た北条氏政が「あれを昼飯にしよう」と言ったのを伝え聞いた信玄が「すぐに食えるわけねーだろ」とつっこんだという話です。
飯にせよ、麦にせよ、後世の創作と見られています。
関東へ所領を拡大させ、信玄や謙信と渡り合った北条氏政は、むしろ有能な大名でしょう。
👉️よろしければ別記事「北条氏政の生涯」をご覧ください
ハンコ

◆北条氏が使用したとして有名な「虎の印判」は獅子ではなく虎ですね。
「禄寿応穏」の文字の上に虎の絵が描かれたスタイリッシュなもので、神奈川県立歴史博物館公式サイトで閲覧可能。
「民の財産と命が穏やかであれ(平和であれ)」という意味になります。
永正十五年に伊勢宗瑞(北条早雲)から北条氏綱へ家督の継承が行われたときに使われ始めたとされ、サイズは一辺が縦横7.5cmです。
隣国の評判

◆黄梅院は北条氏政のもとへ嫁いだ信玄の娘です。
前述の通り、氏政は暗愚でもなく、妻で北条氏直の母でもある黄梅院を大切にしたと伝わっておりまして……引き続き、まんが『戦国ブギウギNEO』をよろしくお願いします!
なお、ショート動画で楽しめる、アニィたかはし『大河ブギウギ豊臣兄弟編Youtube』はこちらから👇️
参考書籍
黒田基樹『戦国北条五代(星海社新書)』(2019年4月 星海社)
文:五十嵐利休

