まんが大河ブギウギ光る君へ編

せい・しょうな・ゴン!まんが『大河ブギウギ 光る君へ編 第15話』

2024/04/20

毎週土曜日13時50分に『光る君へ』をマンガで振り返る――。

第15話の注目は「進む道」でしょうか。

弟の藤原惟規が大学寮の試験に合格して擬文章生となり、ききょう(清少納言)が藤原定子へ仕えることになる。

二人の活躍を見て焦りを覚えるまひろは、石山寺で藤原道綱母と出会うことにより「文字を教える」ではなく「自身が書く」という世界を知る……ということで、さっそく漫画で振り返ってみましょう!

 


哀愁の琵琶

◆不出来とされた弟の藤原惟規。

それはあくまで出来過ぎる姉と比較されたから――そんな見方もできるでしょう。

ただし、学問で認められたからといって職(除目)にありつけるかどうか?というのは別の話。

他ならぬ父の藤原為時が苦労しているという悲しい現実がそこにはあります。

※以下は大学寮と藤原惟規の関連記事となります

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ご報告

◆弟に続き、我が道を突き進むききょう。

他に友達がいないのか。あるいは同レベルで会話を楽しめる人物が周囲にいないのか。

いずれにせよ「文字を教える」という目的を奪われたばかりのまひろにとって、ききょうの生き方は、焦りを感じさせるものであったことでしょう。

 

清 少納言

◆『枕草子』でも清少納言がべた褒めしている藤原定子。

理想の主君に出会えた喜びというやつでしょう。ききょうあらため清少納言の満面スマイルは最高でした。

ファーストサマーウイカさんがここまでハマるとは……驚きの方も少なくないはず。

 


能天気

◆ファーストサマーウイカさんの清少納言がはまり役ならば、上地雄輔さんも負けてないのでは?

そんなノーテンキ藤原道綱が今週も登場。

藤原定子のため、好き勝手に公金を使う藤原道隆と、それを咎める藤原道長との間で右往左往させられます。

本来は道長の兄という立場ですが、母のポジションも影響しているのでしょう。

妾(しょう)の辛さは子供の代にも続く。

 

弓比べ

◆今週のサブタイトルは「おごれる者たち」でした。

藤原道隆がその代表ならば、二番手が妻の高階貴子か、あるいは長男の藤原伊周

道長相手に弓勝負を挑み、なかなか洒落にならない権力争いの代理戦争が繰り広げられました。

道長は、まひろのことが頭をよぎると、簡単に的を外してしまうんですけどね。

※以下は『大河ブギウギ光る君へ第11話』より

まひろだって おけらだって まんが『大河ブギウギ 光る君へ編 第11話』

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小旅行

◆まひろは気分転換のため。

さわは出会い祈願のため。

当時のパワースポットと言える石山寺へ向かいました。

紫式部が物語の着想を得た――そんな伝説をもとにしたシーンですね。

ここでは藤原道綱母とも出会い、創作活動に打ち込むことで辛さを乗り越えたという彼女の話に感化されるまひろ。

実際、道綱母は『蜻蛉日記』の中で、たびたび寺社へお参りに出かけていることが記されています。

石山詣
平安貴族は寺社参拝でどんな祈願をしていた?道長や道綱母の実例を振り返る

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なお、後の話ですが、藤原道長も石山寺に藤原彰子の懐妊を祈願させています。

 

オマージュ

◆道綱があまりにもクズだった――しかし、間違った相手をそのまま抱いて逃げた『源氏物語』よりはマシかもしれない。

上地雄輔さんが配役された理由がわかるかのような、ナイスな場面でした。

 

オレ考察

◆さわは一体何者なのか? 今後もまひろの側にいるのか? いるとしたら誰?……ということで次週またよろしくです!


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漫画:アニィたかはし
文:五十嵐利休

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アニィたかはし

漫画家。現在は武将ジャパンにて、まんが『大河ブギウギ べらぼう編』シリーズを連載中。 2014年より歴史漫画家として活動を開始し、2015年には連載作品をまとめた商業コミック『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社)を全国発売。 以降、独自のポップ表現と歴史知識を融合させた「ブギウギシリーズ」を継続し、戦国・江戸・幕末など幅広い時代を題材とした作品を制作している。 2024年からは大河ドラマの各回を題材にした“ドラマ考証型マンガ”へと表現領域を拡大し、作品の幅をさらに広げている。 ◆主な著書 『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社、2015年、ISBN:978-4865370324) ◆国立国会図書館データ https://id.ndl.go.jp/auth/ndlna/001200494

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