毎週土曜日13時50分に『光る君へ』をマンガで振り返る――。
第15話の注目は「進む道」でしょうか。
弟の藤原惟規が大学寮の試験に合格して擬文章生となり、ききょう(清少納言)が藤原定子へ仕えることになる。
二人の活躍を見て焦りを覚えるまひろは、石山寺で藤原道綱母と出会うことにより「文字を教える」ではなく「自身が書く」という世界を知る……ということで、さっそく漫画で振り返ってみましょう!
哀愁の琵琶
◆不出来とされた弟の藤原惟規。
それはあくまで出来過ぎる姉と比較されたから――そんな見方もできるでしょう。
ただし、学問で認められたからといって職(除目)にありつけるかどうか?というのは別の話。
他ならぬ父の藤原為時が苦労しているという悲しい現実がそこにはあります。
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ご報告
◆弟に続き、我が道を突き進むききょう。
他に友達がいないのか。あるいは同レベルで会話を楽しめる人物が周囲にいないのか。
いずれにせよ「文字を教える」という目的を奪われたばかりのまひろにとって、ききょうの生き方は、焦りを感じさせるものであったことでしょう。
清 少納言
◆『枕草子』でも清少納言がべた褒めしている藤原定子。
理想の主君に出会えた喜びというやつでしょう。ききょうあらため清少納言の満面スマイルは最高でした。
ファーストサマーウイカさんがここまでハマるとは……驚きの方も少なくないはず。
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