まんが大河ブギウギ光る君へ編

道長を呪わば穴一つ 伊周自爆 まんが『大河ブギウギ 光る君へ編 第38話』

2024/10/12

毎週土曜日13時50分に『光る君へ』をマンガで振り返る――第38話の見どころは伊周の呪詛事件でしょう。

道長を恨むあまりに木札までボリボリボリボリ、正気を失いながら食べる様はあまりに異様。

伊周が、金峯山詣で道長一行を襲おうとして弟の藤原隆家に止められたとき、「ターゲットは道長じゃない」なんて意味深なことを言っていましたが、今回の呪詛事件を見る限り、がっつり狙ってますよね。

他人を呪うことにその身を捧げるとどうなるか――第38話を漫画で振り返ってみましょう!

 


辛辣

◆ききょうの嫌味にサラッと答えるまひろ。

劇中では、ききょうに対して「藤壺で働きませんか?」なんてトンデモナイお誘いもしていましたもんね。

口には出さないけれど、彰子vs定子にせよ、道長vs伊周にせよ、『源氏の物語』vs『枕草子』にせよ、全てにおいてまひろが勝っているゆえの余裕もあるのでしょう。

しかし、そう考えるとききょうもタフですよね。

 


能筆家

◆確かに「どうやって調べたのか?間違ってたらどうするの?」とは思いましたが、いったい行成はどうやって見つけたん???

 

特技

◆なるほど筆跡鑑定ですね!

小野道風・藤原佐理と並び、書の達人「三蹟」である藤原行成だからこそできるワザ。

なお、彼らによる呪詛事件は実際に起きたものです。詳細は以下の記事にありますので、

伊周による呪詛事件
伊周による「呪詛事件」道長・彰子・敦成を呪った一件はどこまで本当なのか?

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よろしければ併せてご覧ください(最終ページにもリンクがございます)。

 


悪食

◆アイツ、食ってやがる……とは『進撃の巨人』以来のショッキングなシーンでしたが、伊周を演じる三浦翔平さんの口内に、木のカスは刺さったりしなかったんすかね?

個人的にはその辺が気になってしまい「アイタタタタ><;」と思いながら見てしまい……。

ごぼうとかの食感に近いんですかね。『ガキの使い』の山崎邦正vsモリマン対決で、邦正も「ごぼうは、木なんです!」と泣いていましたし。

 

今宵も満月

◆最初は、凄まじい圧を放っていた宮の宣旨ですが、まひろの実力を認めたのか、彰子の出産で気も落ち着いたのか、非常に良き上司となっています。

彰子サロンで働く紫式部の同僚女房たち
宮の宣旨や小少将の君など 彰子に仕える紫式部の同僚女房はどんな人?

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藤壺改善案

◆妖艶歌人あかねを引き入れるとは恐ろしや。

どう考えても、周囲の女房たちと気が合わなそうですが、すかさず娘の代案をしれっと出してくるまひろも怖いすね。

 

命名

◆いったい和泉式部は前の夫や、恋人の“親王様”たちと、何をやらかしてきたのか?

ご興味をお持ちの方は、以下の記事に詳細がございます。

和泉式部
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呪符

◆呪詛って恐ろしいですよね。

誰かを呪うと、相手にダメージがあるのではなく、自分が狂ってしまう。

「人を呪わば穴二つ」ではなく自爆なんですね。

もちろん呪詛自体は今の時代、誰もやりませんが、同じような心理状況に陥るリスクは誰しもありそうで……伊周の一件は非常に示唆深いものかもしれません。

◆本マンガの前回は以下のページへ!

頂点目指して浮かれる二人に迫る影 まんが『大河ブギウギ 光る君へ編 第37話』

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漫画:アニィたかはし
文:五十嵐利休

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アニィたかはし

漫画家。現在は武将ジャパンにて、まんが『大河ブギウギ べらぼう編』シリーズを連載中。 2014年より歴史漫画家として活動を開始し、2015年には連載作品をまとめた商業コミック『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社)を全国発売。 以降、独自のポップ表現と歴史知識を融合させた「ブギウギシリーズ」を継続し、戦国・江戸・幕末など幅広い時代を題材とした作品を制作している。 2024年からは大河ドラマの各回を題材にした“ドラマ考証型マンガ”へと表現領域を拡大し、作品の幅をさらに広げている。 ◆主な著書 『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社、2015年、ISBN:978-4865370324) ◆国立国会図書館データ https://id.ndl.go.jp/auth/ndlna/001200494

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