まんが大河ブギウギ光る君へ編

悲しみがとまらない惟規の突然死 まんが『大河ブギウギ 光る君へ編 第39話』

2024/10/19

毎週土曜日13時50分に『光る君へ』をマンガで振り返る――第39話の見どころは二人の死でしょう。

花山法皇に矢を放って左遷されてから、とにかく道長への恨みで生きてきた藤原伊周。

そして気難しい姉をケアしながら、視聴者に和みを提供し続けてくれた藤原惟規。

対照的なキャラの二人が亡くなってしまいました。

伊周に対しては「自業自得やろ!」とツッコミたい方も多いかもしれませんが、結局、それで死んだ惟規が戻ってくるわけでもなく。

嗚呼、死は死なんだなぁ……とも思わせて、なんだかしみじみしてしまう第39話を漫画で振り返ってみましょう!

 


遺言

◆暗殺計画や呪詛事件など、晩年に向かって物騒なことばかり考えていた藤原伊周。

思えば先週は木の札を噛み千切るほど怒りに震えていて、ついには正気を失ってしまいました。

史実での死因は飲水病、つまり糖尿病だとされていて、父親の藤原道隆と同じ運命を辿っています。

まぁ、道長の最期も、その気配が濃厚なんすけどね……。

なお、息子の藤原道雅も、なかなか荒い生涯を送っており、詳しくは以下の記事をご覧ください(記事末にもリンクはございます)。

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報告

◆最初は“伊周の弟”だった藤原隆家。

なぜ今もドラマの中で存在感があるのか?

というと九州(福岡県)で起きた【刀伊の入寇】にて、異国からの襲撃に対し、これを追い払うという大活躍をするからですね。

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どんな顔

◆ギザギザの歯が完全に口からはみ出ちゃってます。

ききょう(清少納言)は、いささか偏屈な感じもありますが、主君への忠誠という美徳は考えさせられるものがありますね。

出世のことしか頭にない貴族連中と比べたら、明らかに彼女のほうが清々しい。

 


父衝撃

◆亡き夫・藤原宣孝はすべて知っていた。

その上で賢子を心から可愛がっていた。

それでオッケーでしょう!

まぁ、あの抜け目ない藤原宣孝だったら、折を見て道長に真実を打ち明け、自身の出世のダシにしていたかもしれませんしね……。

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出世

◆抱き合って惟規の出世を喜ぶ“いと”。

学問ばかりに注力し、何一つ裏で手回しのできない藤原為時に対しては、出世の望みなど抱いてなかったのでしょう。

今回の越後への赴任も、まひろの活躍があったからですよね。

 

付き添い

◆いとと涙の別れを済ませ、ついに出発の日。

これだけ元気だった惟規が、まさか……。

 

辞世の句

◆ほがらかな笑顔で常にホッコリを提供してくれた藤原惟規の突然死。

まひろの涙よりも、泣き崩れる“いと”を見て、思わずもらい泣きしてしまった視聴者も多そうです。

今回ばかりは、出発直前に二人で喜び抱き合っていたあのシーンが効果的過ぎました。

 

悲しみ

◆生きている間に、自分は何をしたのか。何に打ち込んできたのか。

そんなことを回想することもなく、とにかく最期まで道長を恨んで死んでいく――藤原伊周には呆れる反面、それでもこの世から去ってしまう姿は物悲しいものがありました。

もちろん藤原惟規の死のほうが圧倒的に辛いのではありますが、かといって「伊周、死んでザマー!」という気分にはならない。

誰にでも訪れる死。

そんなことをしみじみと考えてしまう第39話……ということでまた次週!

◆本マンガの前回は以下のページへ!

道長を呪わば穴一つ 伊周自爆 まんが『大河ブギウギ 光る君へ編 第38話』

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漫画:アニィたかはし
文:五十嵐利休

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アニィたかはし

漫画家。現在は武将ジャパンにて、まんが『大河ブギウギ べらぼう編』シリーズを連載中。 2014年より歴史漫画家として活動を開始し、2015年には連載作品をまとめた商業コミック『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社)を全国発売。 以降、独自のポップ表現と歴史知識を融合させた「ブギウギシリーズ」を継続し、戦国・江戸・幕末など幅広い時代を題材とした作品を制作している。 2024年からは大河ドラマの各回を題材にした“ドラマ考証型マンガ”へと表現領域を拡大し、作品の幅をさらに広げている。 ◆主な著書 『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社、2015年、ISBN:978-4865370324) ◆国立国会図書館データ https://id.ndl.go.jp/auth/ndlna/001200494

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