毎週土曜日13時50分に『光る君へ』をマンガで振り返る――今回は特別に前半まとめ編をお送りします!
本編27話については予定通り後ほど公開するとしまして、前半で印象的だったけれども取り上げきれなかった部分を……さっそく漫画で振り返ってみましょう!
月を見るたび……
◆海から獲ってきたばかりのウニを叩いて割って口に運ぶ――その新鮮な味はフルーティにさえ感じられて、信じられないぐらいの美味。
花より団子とはこのことですが、思えば夫の藤原宣孝も越前にやってきて、ウニが二人を親密にさせていましたね。
ヒゲとお腹
◆藤原道長は糖尿病だった可能性が高いことで知られています。
当時は「飲水病」と呼ばれ、道長51歳ぐらいのときから、やたらと喉が渇いて水を飲んでいた様子が、藤原実資の日記『小右記』に記されています。
道長は62歳で亡くなりますので、その後、約10年苦しんだわけで、ドラマで太るには、まだちょっと早いかもしれませんね。
そもそも上級貴族は食生活がかなり贅沢であり、甘い酒も飲んでいたので糖尿病は天敵。
兄である藤原道隆も、政争相手だった藤原伊周も、この病に冒されていたのでは?と見られています。
糖尿病の道長さん 貴族の頂点に立てても「望月」は見えなかった?
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介と大掾
◆藤原為時が越前に着いたとき「どんだけやり合うんだよ!」と思われた現地国司の二人でしたが、彼らも彼らなりに国を憂う存在でした。
一筋縄ではいかない展開がいいですね。
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