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蘭丸が信長お気にとされるエピソード4選|まんが戦国ブギウギNEO第34話

2026/09/18

戦国史を現代風に大胆アレンジして楽しむマンガ『戦国ブギウギNEO』の第34話は森蘭丸に注目!

織田信長の色小姓として知られる美形イメージの武将。

実際は、信長の信頼厚い森家の男児ゆえに重用されたのであり、本人も後に5万石の大名となる程です。

今回は、信長と森蘭丸のエピソードを漫画で振り返ってみましょう!

 

スパイ活動

まんが戦国ブギウギNEO第34話1

◆織田信長と上杉謙信が敵対していた頃の話です。

森蘭丸が虚無僧に姿を変え、越後へ潜入。

これなら怪しまれずに敵地を視察できる……と思いきや、謙信の前に立った途端、あっさり見破られてしまうという話です。

森家の家譜に載せられた話で、完全な創作ですね。

謙信が死んだのは天正六年(1578年)で、蘭丸が信長に重んじられるようになるのはその翌年からでした。

史実からすると荒唐無稽そのものですが、蘭丸伝説はどれもこれも非常に面白くて困ります。

 


妙国寺の蘇鉄

まんが戦国ブギウギNEO第34話2

◆安土城を築いた信長。

堺の妙国寺に植えられていた大蘇鉄を気に入り、城内へ移植させたのですが、その後、夜になると庭先から妙な声が聞こえてくるように……。

蘭丸に確かめさせたところ、蘇鉄は泣きながら訴えます。

「妙国寺へ帰りたい……」

激怒した信長が、配下に切り倒すよう命じると、今度は切り口から鮮血が流れ出し、命じられた者は吐血して倒れてしまう。

さすがの信長も気味が悪くなり、蘇鉄を妙国寺へ返した――というお話です。

出典は『絵本太閤記』などで、蘇鉄は今なお堺の妙国寺にあって、国の天然記念物に指定されている点が素晴らしい。

樹高5メートル。

「夜泣きの蘇鉄」として地元民に愛されているようです。

それにしても、泣いている木に近づいて声を聞き取った蘭丸は、怖くなかったんでしょうか。

 

足の爪

まんが戦国ブギウギNEO第34話3

◆信長が足の爪を切ったあと、蘭丸が拾い集めて数えました。

すると、一枚足りない……。

普通なら「まぁいいか」で済ませるところですが、納得しない蘭丸は辺りを探し回り、ついに残りの一枚を発見したと伝わります。

爪一枚と言えども、主君の身体の一部と言える。

それが行方不明であれば、必死に探さねばならない。

という話ですが、もともとは『備前老人物語』に載る無名の小姓の話で、それが江戸時代に森蘭丸バージョンへ差し替えられたようです。

 


みかん

まんが戦国ブギウギNEO第34話4

◆森蘭丸が、贈り物みかんを山盛りにした盆を運んでいたときのこと。

信長が「多すぎる、転ぶぞ」と声をかけました。

ところが蘭丸は気にする様子もなく運び続け、案の定、途中でつまずいて盆をひっくり返してしまいます。

主君の忠告を聞かなかった不忠者――に見えますが、ここからが蘭丸の本領発揮。

彼はわざと転んでみせたのだと伝わります。

もし転ばなければ、信長の「転ぶぞ」という見立てが外れたことになる。そんな恥を主君にかかせないため、自分から転んだ。そういう斜め上を行く発想でした。

上司のご機嫌取りとは少し違いますかね。

信長が何を言い、それが人前でどう響くかまで計算して動く。

近習という仕事の極致かもしれません。

 

覚悟

まんが戦国ブギウギNEO第34話5

◆ラストは、本連載定番の「信長&光秀フリートーク」です。

後に本能寺の変を起こす光秀は、やはり普段から信長のもとで凄まじいプレッシャーを受けていたのでしょうか。

確かにルイス・フロイスの信長評を見ると凄いんですよね。

「戦を好み、軍事鍛錬を怠らず、名誉を重んじ、処罰に厳しい。侮辱されれば必ず仕返しする」

「気は短いが、普段は穏やか。家臣の進言をほとんど聞かず、日本中の大名を見下していた」

こんなん怖すぎるでしょ。

フロイスもよく書けたな。

なお、森蘭丸の生涯については以下に関連記事がございますので、よろしければ併せてご覧ください。

森蘭丸は信長の色小姓だった?5万石の大名で外交も担った側近の実像

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※著者・アニィたかはしの『大河ブギウギ豊臣兄弟編Youtube』はこちらから👇️

アニィたかはし『大河ブギウギ豊臣兄弟編Youtube』


参考文献

文:五十嵐利休

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アニィたかはし

漫画家。現在は武将ジャパンにて、まんが『大河ブギウギ べらぼう編』シリーズを連載中。 2014年より歴史漫画家として活動を開始し、2015年には連載作品をまとめた商業コミック『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社)を全国発売。 以降、独自のポップ表現と歴史知識を融合させた「ブギウギシリーズ」を継続し、戦国・江戸・幕末など幅広い時代を題材とした作品を制作している。 2024年からは大河ドラマの各回を題材にした“ドラマ考証型マンガ”へと表現領域を拡大し、作品の幅をさらに広げている。 ◆主な著書 『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社、2015年、ISBN:978-4865370324) ◆国立国会図書館データ https://id.ndl.go.jp/auth/ndlna/001200494

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