鎌倉殿の13人感想あらすじ

鎌倉殿の13人感想あらすじレビュー第37回「オンベレブンビンバ」

2022/09/26

高野山金剛峯寺に関する訴訟が鎌倉に持ち込まれました。

話し合いをしているのは、北条義時、大江広元、三善康信の三名。

そこへ時政がズンズンと入り込んできて、自分が呼ばれないことを怒っております。

「呼びませんでした」

と涼しい顔で義時が答えます。なんでも訴状は尼御台宛であり、執権には送られていないとのこと。

武蔵における恩賞の沙汰を尼御台が行って以来、政(まつりごと)は変わったと皆が悟ったようです。大江広元も、鎌倉殿が認めたことだと賛同します。

「勝手にせい!」

怒って部屋を出た時政が向かう先は、二階堂行政でした。義時の継室・のえの祖父ですね。

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彼女にやや子ができたと報告されて驚く時政は、一呼吸置いて、嫁は取らぬという小四郎を説き伏せたのは自分だと嘘をついています。

知らなかったと驚く行政に、これで恩を売れたと考えたか、時政は「高野山への下知状」を自分名義で書くように命じます。今回の訴えを退けて、尼御台は関係ないと高野山に伝えようとしました。

やはり時政は小悪党でしかなく、そもそもは頼朝の舅という一点突破でここまできました。持っているスキルは人脈と好感度だけだとわかる、秀逸な導入部ですね。

しかし時政の破滅は、現代社会でも陥りやすい罠が多分に含まれています。能力がないのに、なんとなくコネでトップに立つ。

どう能力がないか挙げてみましょう。

・理詰めで物事を考えられないから、口論になったら、義時にも広元にも到底勝てない

・文章が書けず、文官である二階堂行政を頼る

・頼るにしても、大仰なデマを元にした人脈アピールから入る

・そもそも訴訟を裁くだけの知能がない

どれだけ人気があっても、公平な訴訟に対応できるだけの中身がなければどうしようもありません。

もしも時政が名裁きを連発していたら、仕事が回らなくなってしまいますが、現実はそうではなく、いなくてもどうにでもなる。

確かに気の好い方かもしれませんが、能力的には所詮その程度の人物なのです。

 


正念場だ 義時を許すな

りく(牧の方)は怒っています。

「実の父をないがしろにするとは何事ですか。しい様は執権ですよ、何様のつもり!」

それに対し、時政は、厄介払いしたいらしいとムッとした顔をしていますが、この程度で諦める彼女ではありません。

義時は許しがたく、思い知らせてやると息巻き、さらにここが正念場だと夫の尻を叩く。

そして彼女は、政子を待ち受け、啖呵を切ります。

「何もかも思い通りになると思ったら大間違いだ! この鎌倉を動かすのは、私の夫です!」

一方的に言葉を投げつけられた政子は冷静に応える。

「もう父上を振り回すのはおやめなさい」

そう返されても、裾を捌いてサッと歩いてゆく、りくの美しさよ。こういう装束ならではの苛立ちと怒り、挑発が所作に出ています。

りく(牧の方)
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同時に、その様子を見守る政子も美しい。

威厳が宿り、堂々とした佇まいです。尼御台がそこにいるだけで厳かに見えます。

今週も小池栄子さんが輝いていたところで、ナレーションへ。

畠山粛清が招いた反発の嵐。

権力を奪われた時政はの反撃は。

争いを勝ち抜いてきた北条家が、二つに割れる。

再び乱世の幕開け――義時は時政の前に文書を放り投げました。

二階堂行政に書かせた高野山宛の書状です。事前に義時に相談していたのですね。

「あの腰抜けめ!」

そう悔しがる時政ですが……度胸の問題ではなく、権力と手続きの話です。

もはや鎌倉はコネでどうこうできる場所ではありません。その流れについていけない、いつまでもアップデートできない時政が哀れだ。

 


「だんだんと頼朝様に似てきたな……」

そんな父親に対し、義時は最後通牒のように告げます。

「これをもって最後にするように。以後は尼御台が裁きます。そのうえでご自分の引き際をお考えください」

普段は明るく優しい笑顔が特徴の弟・北条時房ですら辛そうな顔をしている。

父も好き。兄も好き。そんな板挟みに彼はいるのですね。

時政は怒りを噛み締め、こう吐き捨てます。

「父親に向かってようそんなことが言えるな!」

「父親だから申しておるのです。身内でなければもっと手荒なことをしておりました」

ここで時房が「兄上!」と悲鳴のような声を……。

義時の気持ちはわかります。

時政の娘婿であり、義時の義弟である畠山重忠をあんな死に追いやっておいて、自分の時はここぞとばかりに父親面をしやがる。命があるだけ感謝しろとも言いたくなるでしょう。

義時は憎悪と軽蔑をフツフツとたぎらせつつ、この先はわからないと脅しにかかります。

「父上の出方次第では、梶原殿や比企殿、畠山殿と同じ道を歩むことになりかねない」

「だんだん頼朝様に似てきたな……」

「お褒めの言葉として受け取っておきましょう」

涼しくそう返す義時は、確かに図太く、ふてぶてしく、大きくなりました。邪悪でもある。

北条義時
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しかし同時に、この人についていきたいと引き込む迫力も備えてきました。

義時が、今までで最も輝いているのではないでしょうか。

彼には邪悪な喜びも味わって欲しい。

最終的に殴り合いまでした重忠が酷い殺され方をして、何も得られないなんて悲しい。そう思えてしまうのです。

こういう顔と迫力を持てるというのは、苦労してきただけのやり甲斐はあるかもしれない。

もちろん義時自身が望んだのではないでしょうが、小栗旬さんの迫力が痺れるほど圧倒的で、見ている側ものめり込んでしまいます。

「兄上!」

時房が廊下で兄に訴えかけました。言いたいことはわかっていると返す義時。

「親子で争うのはよくないです!」

「全ては父上次第だ」

そう冷たく突き放され、時房は立ち止まってしまうしかない。

実に素直でよい人です。父が若い後妻に入れ込んだ挙句、異母弟(亡くなった北条政範)の下に置かれても恨んでいない。

兄弟でりくを罵倒してもおかしくないかもしれませんが、そんなことよりも彼は父を案じています。時政は素直なよい息子を持ちましたね

 

時房の餅

実衣が、得意げな顔で、源実朝に息子の阿野時元を紹介しています。

実朝にとっては乳母子にあたり、なんでもこれから側に侍るとか。

しかし実朝は、泰時はどうしたのか?と気もそぞろ。

なんでも泰時は、父・義時たっての願いで、義時のところへお役替えだそうです。

そしてその泰時は父のもとで働いていました。

不服か?と父に問われ、そんなことはないと否定する泰時。

ならばもっと晴れやかな顔をしろと言われると、生まれつきこういう顔だ、不満なら自分を責めろと返されます。

義時は笑い飛ばしました。

父のそばで何をすればよいのか?泰時がそう尋ねても、

「いずれわかる。今はその目で私の仕事を見よ。見て学べ」

と、嫌な予感をさせる返答をしています。

泰時の特徴として、思ったことが顔に出やすいことがある。特に不満や困惑があると隠せない。

失意の北条時政が廊下で腰掛けていると、そこへ北条時房がやってきました。

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やることがねえとぼやく時政に、餅を差し出しています。固いのは駄目だと言われ、餅をこねこね。

時政は時房に、政所の褥(しとね)を持ち帰るように頼んでいます。どうせもう使わねえってよ。

時房は「またそういうことを」といなしつつ、さらに餅をこねくり回しています。

「お前はどっち側なんだ? わしか、小四郎か?」

「おかしなことを申されますなぁ。北条はひとつです!」

「腹立つ顔だなぁ!」

キラキラした無邪気な笑顔の我が子にそんなことを言う時政。愛嬌がこぼれ落ちそうな瀬戸康史さんの顔です。

そんな時房は「兄上は父上を守ろうとしている」と説得しつつ、ようやく餅を渡そうとすると「こんな触りまくったものはいらねえよ!」と時政。

そういえば時政の餅を、頼朝が喉に詰まらせたこともありましたね。

微笑ましいようで、家族の思い出がひとつひとつ、悲しさと共に蘇ってきます。

 


政子の政(まつりごと)

政子の政(まつりごと)が始まる――ナレーションがそう宣言。

書状を書いている彼女の手つきが美しい。

書道の所作、筆の持ち方は鉛筆やペンとは違います。現代人は慣れていない人が多いでしょうから、相当大変なはずです。それでもきっちりこなしています。

政子という名前は、父の諱である時政から取って名乗ったとされています。

しかしこうして見ると「政(まつりごと)」をする人だからとも思えてくる。

大江広元が慈愛に満ちた目で彼女を見守り、次の書状を書くよう促します。

時政の前とでは表情が全然違いますが、理由はわかる。何も学ぶ気が無かった時政に対し、政子は心構えが違うのでしょう。

なんでも政子は自分で書きたいと主張したそうで、その場にいた北条泰時に肩揉みを頼むのでした。

書状が平仮名だらけでよいのか?

その点を政子が気にしていますが、だからこそ女性が書いているとわかり、御家人たちも喜ぶと広元が答える。

どうやら彼は、自分の活躍だけでなく、見出した人物の成長する様に充足感を覚えるようです。

「王佐の才」(王者を支える才能)の持ち主ですね。

これはなかなか大事な指摘です。

頼朝が文書形式を変えたら、古株の御家人たちは「最近よそよそしいんだよなぁ~」と嫌がったとのこと。

時代がくだって伊達政宗も「なるべく自筆で書くように」と子孫に言い残しました。

仮に祐筆(代筆をする役)を使うにせよ、花押だけでも自分で入れろと。

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それでも筆を走らせる疲労には勝てず、広元にお願いする政子。

私が書いたことにするよう念押ししながら、泰時に怒ります。

肩揉みがなってないってよ。

そして、こうやるんだ!とばかりに政子が泰時に手本を示すと、呑気に気持ちよさそうな表情を浮かべる泰時です。

微笑ましいやりとりの中で、政子は時政の動向を義時に尋ねると、何か企んでいる様子。

義時は、広元に尋ねます。

「この先、執権殿はどうでる?」

もう御家人の心を戻すことは難しく、それは本人がわかっているはずとのことですが……。

 

三浦を味方にすれば和田もつく

御家人の信頼を失ったならば、一発逆転しかない――りくが時政に陰謀を語ります。

実朝を鎌倉殿の座からおろす!

そして平賀朝雅をつける!

平賀朝雅は、甲斐源氏の祖でもある源義光の血筋です。

源氏の出であるからには鎌倉殿のポジションも問題はなく、時政とりくの娘を妻としています。

政子から権力を奪い、孫を鎌倉殿にすれば、鎌倉殿の祖父母として権勢を振るうことができる。

その上で、時政に覚悟の程を問い詰めます。

鎌倉殿の座を狙うことになれば、その途中、政子と義時を討つことになるかもしれない。時政にそれができるかどうか。

問い詰めると同時に「向こうも同じことを考えているかもしれない」と重ねてプレッシャーをかけ、さらには「政範の魂が見守ってくれている」とまで言い出す。

りくは冷静さを欠いていますね。

支離滅裂で意味がわからない。鎌倉殿の座を狙うことと政範は関係ないし、京都での暗殺は知らないにせよ、政範を殺した朝雅を頼るのだからもう無茶苦茶です。

しかし、人とはそんなものかもしれない。混乱すると愚行に沈んでしまう。

困惑している時政に、りくはこう言います。

「しい様、こっちを見て。いい顔つきになられましたね。覚悟を決めた男の顔ってこんなにも艶っぽいのですね」

そう言いながら、しなだれかかるりく。

作戦としては、まず三浦を味方につけ、それに続く和田も引き入れる。つまり三浦義村を攻略すれば勝ちだとして、時政を焚きつけるのですが……。

さっそく時政は、三浦義村を誘います。

実朝では頼りない、おとなしすぎるとかなんとか言いくるめようとするのですが、義村は「威勢がよすぎて潰れたお方」のことをほのめかします。

源頼家のことですね。義村は、すでに時政の理論の危うさに気づいている。会話をしながら計画の確実性を探っているのでしょう。

しかし、そんなことに露とも気づかないのか、時政は、三浦が庇護している頼家の息子・善哉のことを持ち出します。

まだ六つだけれども、鎌倉殿にしたらどうか。頼家が泣いて喜ぶだろう。そう情に訴えつつ、善哉が幼い間は誰か別の人を立てると言い始める。

誰か?

平賀朝雅――我が婿だと答えます。

なるほど。

一見、納得したような返事の義村ですが、何が腑に落ちているのか?

娘婿ということは、その子は時政の孫になる。頭の中で真っ先に系図を描いていてもおかしくはないでしょう。

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とりあえず平賀に継がせ、そのあと善哉にすると持ちかける時政に対し、悪くはないと賛同する様子の義村。

「手を貸してくれますね」

そうりくに言われ、微笑む義村ですが、何処となくこの事態を面白がっているように見える顔が“素”なのでしょう。

こんな陰謀を手土産にすれば、義時に貸しが作れます。彼にとっては美味しい展開になってきました。

 

夫の重忠は討死する前に

政子と義時の前に、畠山重忠の妻・ちえがいます。

北条時政の娘であり、政子と義時の妹にあたりますね。

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ちえによると、重忠は家を出立して義時に討たれる前に、本領を彼女に渡していたとのこと。

政子は、重忠殿の思い出を大事にしたいからこそ、本領は全てあなたのものだと語りかけます。

「結構です。謀反人が所領をいただいてはなりません」

姉の言葉に、冷たく返事をするちえ。義時もここは素直に従って欲しいと訴えるものの彼女は頑なです。

「そんなことをすれば北条は身内に甘いと陰口を叩かれる、謀反人は処断して欲しい」

重忠は謀反人でないと政子がとりなしても、今更そんなことは聞きたくないと彼女は言い、武蔵へ帰っていくのでした。

心の底から、重忠という人間を愛していたのですね。

重忠が所領をたくさん持っているからとか、立場が良いとか、そういうことではなく、人間として大事だった。

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りくやのえと対比したくなります。

この二人は、露骨に夫が持つステータスを愛しています。地位が安泰で、高みに昇れば昇るほど心地よくなる。そのために夫が危険な目に遭おうが関係ない。

最終的に、ちえは本領を継ぎ、畠山の名は残りました。

再婚相手は足利義純ですが、重要なのは、女性の土地継承でしょう。

中世まではこうしたことはあったものの、近世以降廃れてゆき、明治維新以降は女性の権利に対してさらに制限がかかってしまった。

 

似絵を楽しむ後鳥羽院

後鳥羽院が平賀朝雅に何やら尋ね、筆を走らせています。

「できた」と見せてきたのは似絵(にせえ・似顔絵)でした。

なんでも北条時政とのことで、中原親能もそっくりだとおだてている。

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慈円によれば、後鳥羽院の特技の一つに似絵があるとかで、そこには藤原兼子の破られた似絵もあり、そっくりなのに破いて出ていったとか。デフォルメが効きすぎなんですよ。

「で、畠山はどうなった?」

後鳥羽院がそう気軽に尋ねると、親能が一族全て滅ぼされたと答えます。

思わず楽しそうに「力のある御家人がいなくなってきた」と微笑む後鳥羽院。

北条は天下を取ったようで、時政と政子たちが争っていると理解しています。慈円が耳が早いと誉めると、こうきた。

「生馬の目を抜くとはまさにこのことよ!はははは!」

そして慈円の絵が出され、思わずムッとして丸めてしまう。彼も不愉快だったようですね。

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その京都では、平賀朝雅が、中原親能に鎌倉における北条時政の陰謀を打ち明けていました。

「こんな時にわしは鎌倉殿などなりとうない、恐ろしすぎるわ!」

「では……」

「のるわけがなかろう!」

「それがよろしいかと」

「鎌倉でこの先何が起こるか全く読めん、一つ手を間違えると命取りよ」

焦る朝雅ですが、今更もう遅い。

北条家の跡取りになろうとして、政範に毒を盛った。そこから発展して畠山が滅亡した責任の一端は、この男にある。

源仲章に唆され、毒を手にした時点で運命は決まっていたのです。

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本作は、誰かが一つ間違えた瞬間がハッキリとわかります。

前回の稲毛重成も、その瞬間がありました。畠山重忠の惣検校職を与えると時政に持ちかけられ、一瞬乗り気になった。顔がパッと明るくなった。

ああいう反応をしたからには、稲毛重成が清廉潔白にも思えなくなる。罪に対して処罰が重いことは確かですが。

 

実朝は今日も義盛邸へ

源実朝が、朝食に出された魚を前に箸を持て余しています。

妻の千世が嫌いなのか?と尋ねると、どうやら小骨が嫌な様子。

千世が取ろうとしてもそれを断り、今朝はもうお腹がいっぱいだとして、今度お願いするとのこと。

そして今日は出かけると言い出します。

実衣に急な外出はしないよう止められていても、和田の館に行くと主張して引かない姿勢です。

実朝に仕えている阿野時元が、母の実衣にそのことを報告。

気晴らしが必要なことを認めつつ、暗くなる前には帰ってくるのだと八田殿に伝えるよう念押しします。

尼御台に知らせるか?と尋ねられると、「しゃしゃり出てくるからそれはいい」と憎々し気に返す実衣です。

彼女はどうにも尼御台こと政子の権力を軽視しています。いつまでも姉と妹でもないのに、どうにも危うい。

和田義盛の邸宅では、義盛が頼朝との思い出話をしていました。

ジッと聞き入る実朝。

しらけた顔の八田知家と巴御前

というのも、その話って上総広常のものなんですよね。

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なんでこういうすぐバレる嘘をつくのかなぁ……。

案の定、別人の話だとつっこまれ、巴の頬をつねって仕返しされてしまいます。

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のえが必死

そのころ鎌倉では、のえが泰時の妻・初にマウンティングしていました。

なんでもどこかで京都の話をするようです、初が一生縁のない話だと返せば、まだ若いのに、と意外そうに答えるのえ。

彼女は夫に出世して貰いたくてたまらない。高い官職についてもらって、向こうで雅に暮らしたいようで、りくそっくりですね。

本作では、源頼朝や大江広元のように京都を捨てたらよいのですが、そうでないと危険であり……。

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場面変わって、今度は、政子、のえ、千世の女性三名が揃って話をしています。

千世から「実朝が魚の小骨が苦手だ」と聞き、懐かしんでしまう政子。

思えば頼朝もそうでした。彼女が小骨を取っていましたね。

しかし、のえは京都トークがしたい。

千世に向かって「斎王の役をしたことがあるのか」と聞いていますが、政子は何だかよくわからない。

前のめりになってのえが『源氏物語』にも出てくるとマウントしています。

読んだと曖昧に誤魔化す政子……忘れていた、と解釈しましょうか。読書にも好みがありますからね。大姫はハマっても、母はそうでもなかったのかもしれません。

政子は千世に、鎌倉殿はあまり気持ちを表に出さないから、話していてつかみどころがないかもしれないと気遣っています。

すると、いつも優しくしてもらっているとおっとりと答える千世。

それでも、のえだけが賀茂祭りのことを千世に聞いてくる。話を逸らそうとして、ようやく政子もその話はいいと促しました。

のえは、千世の話を聞くために集まっているのかと思ったと言います。

会話の目的はマウンティングだけじゃない。悪女というより俗物の塊のような女性ですね。

『源氏物語』でもそういうのは駄目では?

そしてここで注目したいのが、飲食物と食器です。

茶碗で茶を飲んでいると思われ、高坏には「点心」が盛られています。

点心というと、現代日本だと飲茶で楽しむ軽食としておなじみですが、この時代は、抹茶と共に中国から伝わった茶菓子を「点心」と呼びました。

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劇中では、小麦粉の生地をねじってあげたものが出されていますね。

日本人の主食は米だけであり、麦は最近だというデマがありますので、誤解なきよう。五穀豊穣とは米、麦、粟、豆、黍(きび)のこと。鎌倉のある相模は麦の栽培に適しています。

亀屋清永の「清浄歓喜団」は、香りが強烈ではあるものの、一度は味わう価値があるお菓子であり、『平清盛』に続いての大河出演と思われます。

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鎌倉の食文化も進歩したものです。

義時が八重に片想いしていた頃は、軽食はせいぜい餅かドライフルーツでした。それがこんな茶と点心を楽しめるなんて、凄い進歩じゃないですか。

手にしている茶碗も、薄くて軽い、宋の白磁でしょう。

思えばリッチになりました。そうなると、のえのようなワナビーは自分の地味な服装が嫌になったりするんですけどね。

 

時元の鬱屈は母に責任あり?

実朝を鎌倉殿が引きずり下ろし、平賀朝雅を後釜に座らせたい北条時政。

計画を止める気は無いのでしょう。三浦義村と胤義に段取りを打ち明けています。

・これから鎌倉殿を館に連れてくる

・出家するよう起請文を書かせる

・平賀朝雅を新しい鎌倉殿にする

・そうすれば政子も義時も口出しできない

拍子抜けするほど単純で、しかも政子と義時も黙るだろうという見通し。甘いとは思わないのか。

胤義が、実朝をどうやって館へ連れてくるのか疑問を呈すと、時元が「和田の館に向かいます!そこが狙い目だ」と言い切る。

果たして時元の言葉を信じてよいものか。

義村が半信半疑でいると、時元は自身が鬱屈していたことを明かします。父は頼朝の弟である全成なのに、今の鎌倉殿とは差がついている。そのことに得心が言ってない。

「合点がいきました」

義村がそう返すと、時政は仔細と告げ、詰めに入ります。

時元も、もう終わりましたね。悪い方向へ踏み出した。

人はなぜ教訓を間違えて学ぶのか?

時元は、父・阿野全成が頼朝生前に粛清されなかったことを教訓とすべきでした。彼は無欲であり、それで生き延びた。

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それがこうも不満を抱いている。なぜか?

親と子は別人格とはいえ、母である実衣の責任は重い。

彼女はことあるごとに自分と政子の違いをわきまえず、軽んじるようなことを言ってきました。そんな母から政子とその子を軽んじる態度を学んだら危険でしかありません。

実衣はむしろ率先して政子親子を重んじる姿勢を、やりすぎと思えるぐらいに徹底すべきでした。

今となってはもう手遅れで……よりにもよって義村の前で本心を語ったことが、後々響いてくるでしょう。

 

「よくまた裏切ってくれたな」

りくは三浦が味方についたことを喜び、鎌倉はあなたのもの、時政を軽んじた者があわてふためく様が目に浮かぶと、すでに勝ったつもりでいます。

しかし、夫の時政は浮かぬ顔だ。

それに気づいて怖気付いたのかとけしかけると、とっくに腹はくくっていると返します。

その上で、望むものはもうないとのこと。

りくが驚いていると、時政は自分にとって一番の宝はりくだと言います。喜ぶ顔をみられたらそれで満足。あとはなにもいらん。

りくは焦りつつ、だったらもっとりくを喜ばせて欲しいと言います。

「りくは強欲にございます」

「ようわかった」

愛妻を抱きしめる時政。

そして夜までに一つやっておきたいことがあると言い残して、出かけてゆきます。

「父上も愚かなことを考えたものだ」

義時は、義村から全てを聞かされ呆れています。

どうせあの女子の手引きだろう。平賀とは正気の沙汰ではない。

そう呆れ果てる二人であり、義時はこう言います。

「よくまた裏切ってくれたな、平六。礼を言う」

なぜ裏切ったか?

義村は時政の嘘を見抜きました。

平賀が鎌倉殿になったら、善哉の目はない――。

ただし、こういう嘘を見抜けるのは義村ならではであり、単純な賢さの話ではありません。うまい話に人は乗るものです。

義時はそんな盟友に、このことを義時自身は知らなかったことにして、そのまま計画を続けてくれと頼み、義村も承諾します。

それにしても……義村は裏切ったのでしょうか?

彼はなんだかんだで、いつも義時についていることを踏まえれば、ある意味忠実といえます。

義村は美味しい立場にいます。

有力御家人として突出しているだけに、陰謀の助力を頼まれ、それを義時に売り飛ばせばうまい汁だけが待っている。

実によい位置を手に入れました。

頼朝生前は不満があったけれども、義時がそうなりつつある今は楽しくて仕方ないでしょうね。

 

オンベレブンビンバ

義村から時政の計画を知らされた政子。

義時ほど冷静ではいられず、「これはもう謀反だ」と怒りを隠しません。

それでも義時は、誰の目からみても明らかな謀反を起こしてもらうから、泳がせておくと言う。

実朝が危ない目に遭わないかどうか。政子はそこを気にしています。

と、そこへ時政その人がやってきました。

「おっ! 小四郎も来ておったか」

伊豆から美味い酒が届いたから、たまにはどうかとニッコリ。尼御台もどうかと言い出します。

さらには実衣にも声をかけ、皆で久々に飲もうや!肴もいろいろ持ってきた!ってよ。

どういうつもりかと困惑する政子ですが……。

薄暗い部屋に一人で時政を待つりくは、政範の遺髪を、我が子を思い抱きしめていました。

思えばりくの子ではない北条家のきょうだいが政範の弔いをする場面はない。全くしていないとは思えないけれども、どうしても差はあるのでしょう。

時政が謎の掛け声を言い出します。

「オンベレブンビンバ~オンベレブンビンバ~」

どうしちゃったのかと実衣。ついに頭にきちゃったのかと声をひそめていると、なんでも「大姫のおまじない」だそうです。

これを唱えればいいことがあるとかで、政子も覚えていると自信満々。

「ウンダラホンダラゲー」

そして義時もまた覚えていると言い出し、真面目な顔で。

「ピンタラホンチンガー」

こうなると一同黙っていられないのでしょう。時房が「プルップルッ」と続き、政子が「ちょっと!」と止める。

実衣が集中して思い出そうとしています。

「ウンタラブーポンパー……違う。ああ、全成殿がいてくれたら」

「がんばって!」

「ウンタラプーソワカー」

「近くなったんじゃない!」

「プルップ!」

時房、プルプルはもういいから。

「ウンタラ……ウンタラクーソワカー」

それだ! それよ!

そう言い合いながら、義時はそれでいいと言い出します。

「ボンタラ! ボンタラよ!」

「ボンタラクーソワカー」

一同はそれだということで、何度も笑いながら繰り返しますが、正しくは「オンタラクソワカ」だとナレーションでツッコミが入ります。

父の時政が笑うところを久々に見たと感慨深げな政子。

実衣が義母上を呼ばなくてよいのか?と尋ねると、あいつはいいと時政が答え、庭に目をやります。

そこには小さな畑があり、茄子の苗が植えられていました。

「馬鹿、これじゃ駄目だよ。しょうがねえなぁ。もっと間を開けるんだよ。おい見てないで手伝え」

拳二つ分をあけて植え直すのだと、義時や時房を手伝わせる時政。

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楽しいようで、決裂している北条家。

同じ言葉を聞いていても誰一人一致せず、間違った結論を出す。

これは感動的なのかどうか。

私にはあまりに酷いと思えます。

そして課題も見えてきた。

先程の会話で、のえが『源氏物語』を話題にしました。共通の認識としての教養があれば、話は通じ易くなる。

『麒麟がくる』では、駒、駒に伝えた光秀の父、駒の話を聞いた光秀が“麒麟”が何であるか共通認識があるから、話が進んでいました。

当時の北条一家にはそれがない。

だからこうして楽しそうに酒を飲んで浮かれはしゃいでいても、同床異夢に陥ってしまうのではないでしょうか。

人は、同じ血を引いているとか、愛があればわかりあえるほど単純でもありません。

教養、宗教の教義、そして法律など。人ではない“基準”を用いて頭の上に置くことで、意見の一致ができ、秩序が保たれます。

誰かに褒められたいとか、誰かの笑顔が見たいとか、判断基準を過度に周囲の感情に委ねると、時政のように迷走しかねません。

その点、義時は流されない。

楽しそうな宴でも、目が心底笑っていない暗い光があった。

政子も微笑んでいるようで、ふっと寂しげになる。

天命と引き換えに、彼らは流されない心を得ました。

楽しい時でも流されないこと。それは寂しいことでもあります。

 

「武衛」は破滅への道筋

源実朝が義盛の館から帰ろうとしています。

そのとき義盛が、鎌倉殿を「武衛」と呼びたいと言い出しました。唐の国では親しい仲を武衛と呼ぶと。誰から吹き込まれたのだと時元が言っています。

「そうだそうだ、みんな武衛だ」

そこへ三浦義村がやって来て、執権殿が心配していると実朝を連れ出します。

この場面では、哀しいかな義盛も悪い方へ踏み出しました。

義盛は勘違いした。

鎌倉殿という権力者と距離が近づきすぎた。鎌倉殿なら俺にいいようにしてくれるんじゃねえか。そう勘違いするようになりました。

思えば「武衛」と頼朝に呼びかけた元祖である上総広常も、そこを見誤っていた。

武衛はただの不吉な予感ではなく、明確な破滅への道筋を見せてきています。

義村が実朝を連れて行ったことに対し、どうも引っかかると呟く八田知家は、義時にそのことを報告すると、名越の方へ向かったのではないかとして、兵を出すことに。

泰時は、一体何が起きているのか?と困惑するばかりです。

時政の館へ迎えられ、戸惑う実朝。

ついに決行された謀反劇――三浦からその知らせを聞いた時房が、義時と政子に告げると、政子も「こんな企ては無謀すぎる」と驚いています。

すると義時が、姉の政子に「なぜ昼間集まったのか」と問いかけました。

別れを言いたかったのだろう。ことと次第によっては政子や義時を殺す気だった。

政子がそう答えると「逆だ」と義時。

今回の企てがうまくいかないことを時政は知っている。りくの言う通りにすれば失敗するとわかってはいた。それでもあえてその道を選んだのだと。

「どうするつもり?」

「父上はおそらく……」

「あなたのことを聞いているのです!」

政子にそう問われ、義時は泰時に「太郎」と呼びかけます。

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「お前をなぜそばに置いたのか教えてやる。父の覚悟を知ってもらうためだ」

そのころ源実朝は、時政に一筆強制されていました。

政子と義時の許可がなければできぬと訴えても、時政が一歩も引かず、語気を強めていく。

一方、ついに腹を決めた北条義時も力強く宣言します。

「執権北条時政謀反! これより討ち取る!!」

命だけは助けてあげてとすがる姉の政子。

しかしそんなことをすれば北条が身内に甘いとして非難を浴びてしまうとして、義時の決意は揺るがない。

「此度の父上の振る舞い、決して許すわけにはいきませぬ! 太郎、ついて来い」

時政はしつこく実朝に迫っています。

「鎌倉殿の起請文がねえと、じいは死ななくちゃならねえんです」

そう訴えかけられ、ならば、と筆をとる実朝。

何と書けば良いのかと時政に尋ねると、速やかに出家し平賀朝雅に鎌倉殿を譲ると聞かされ、

「ならば書けん」

即座に断ります。

ただただ困惑する実朝。

立ち上がって刀を抜く時政。

続きは次週へ。

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MVP:三浦義村

彼らはなぜ破滅していくのか?

その答えを知るうえで、三浦義村が役に立つかもしれません。以下にその理由を挙げて参りますと……。

・利益に流されない

時政にせよ、その背後にいるりくにせよ、自分たちの行動を基準にしています。

善哉擁立という旨味のある選択肢を目の前にちらつかせれば、義村は取り込めると思った。

これは前例があって、稲毛重成がそうでした。

あの良識的な人物も「惣検校職」という人参に心が揺らいでしまったのです。

・情に流されない

時政が道を誤る要因として、りくはじめ、親しい者たちの笑顔が見たいという素朴な動機があります。

義村は人間は情に流されると理解している。だから受けのいい湿っぽいことを咄嗟に出せるけれども、彼自身はそうそう流されないのです。

彼もそうならば、頼家への遺児・善哉に対する悲願ということで動かされるはず。

義村は「善哉が鎌倉殿になれば頼家殿は泣いて喜ぶ」と冷静に言うものの、彼自身はそんなこと思ってはいません。

・京都の憧れに流されない

これは義村ではなく、娘の初が体現しておりますが。

のえにどう煽られようと、京都に興味はないとキッチリ言い切っています。父・義村もそうなのでしょう。

鎌倉か、京都か、その志向の違いが運命を分けます。

義村は流されない。自分なりの基準が常に真ん中にあり、それにそぐわないものは無視できます。

そもそもが、あの「武衛」呼びだって義村のでまかせ由来です。

並の神経の持ち主ならば、罪悪感からか、やってやった満足感から自分が発信源だとこぼしていてもよさそうなものですが、それを義村はしません。

無駄だと思ったことを一切しない面倒臭がりやなところと、流されず、決してぶれないところがあります。

義村だったらどうするか?

無駄だと切り捨てるのではないか?

そう考えてみるのも一興。

たとえば今週のサブタイトル「オンベレブンビンバ」が出た時点で、推理合戦が始まりました。

検索をして何も出てこなかった時点で、私は放棄しました。イタリア語由来もありますが、これはありえないとわかります。

時代がもっとあと、戦国時代末期で、かつスペイン語、ポルトガル語、ラテン語由来ならあるかもしれない。

外国語の知識があるからには、登場人物の頭に浮かんでもおかしくはありません。

しかしこのドラマの人物では誰一人としてイタリア語を知らない。

ゆえに候補から外せます。

それでもこうした現象が起きるのはなぜか。

SNSでそういうことを呟き、誰かにハマれば拡散され、自己承認されたようで気持ちがよいでしょう。

しかし、そこが危険な気がするのです。

「オンベレブンビンバ」は、話の中身を理解するうえでさして役に立ちませんよね。

SNSではドラマをネタにしたハッシュタグも多く、画面写真を貼り付けた大喜利状態にもなっています。

面白いとは思います。

時にはネットニュースにもなる。

しかし、それでドラマや歴史への理解が深まるかな? と考えると、SNSはむしろ放置したほうがいいとも思えてくる。

時には流されないこと、安易な承認欲求に溺れないこと、時間を無駄にしないことが大事ではないでしょうか。もちろん個人の自由ではありますが……。

 

総評

三週連続で『ゲーム・オブ・スローンズ』の話をします。

原作は『氷と炎の歌』というタイトルのこのドラマ。

ドラマ版のタイトルは、サーセイという女性のセリフからとられた、原作小説第一作目のタイトル由来です。

「権力の座で争うのならば、勝つか死ぬしかない。その間はない」

この「権力の座」がタイトルとなりました。

このセリフは『鎌倉殿の13人』にもあてはまっています。

権力に手を伸ばしたら、勝つか死ぬだけ。

前回の稲毛重成。

平賀朝雅

阿野時元。

和田義盛

権力に目が眩んだ者は破滅が見えてきます。

そうなると、時政とりくは死なないだけ特別枠だと思え、と心の底から言いたくなってしまった。

だいたいが権力を扱っておいて、馴れ合いも何もあったもんじゃねえ!

そう納得できるからよいものです。

正面切って権力欲が悪どいと描くのではく、周到にしっかりと、そのことを描いている。秀逸だと思います。

北条義時がどんなことをしようと、仕方ないと思える説得力もあります。

義時にぬくもりはなく、たとえ父と飲んでいる場面でも目は冷たい。氷のようだ。

それでもそうでなければ守れないものがあると自らを追い詰めるからこそ、彼は素晴らしく、責任感があると思えます。

そういうプロット作りが面白い。

そこまで考えたい。

最近見たからといって、無理矢理『シン・ウルトラマン』と絡めたりとか。

大泉洋さんがいなくなっても保たれているおもしろさは何かとか、そういう芸能ニュースのセオリーで考えると、かえってわかりにくくかる気がします。

芸能ニュースというのも結局は、受け手の感情を流した方が勝ちますから、本質からずれていても、なんとなく受けるネタが鉄板です。

受ければいいといえばそうですけれども、理解の役に立つかどうかは別でしょう。


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【参考】
鎌倉殿の13人/公式サイト

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武者震之助

2015年の大河ドラマ『花燃ゆ』以来、毎年レビューを担当。大河ドラマにとっての魏徴(ぎちょう)たらんと自認しているが、そう思うのは本人だけである。

-鎌倉殿の13人感想あらすじ

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