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 【日本の地震の歴史】
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総論
それでは数字をまとめてみましょう。
M6.1以上の揺れは何度ありましたか?
古墳~平安 M6.1以上……28回
 鎌倉~室町 M6.1以上……20回
 江戸    M6.1以上……109回
 明治~大正 M6.1以上……47回
 昭和~令和 M6.1以上……101回
 合計 305回(416~2024年)
本当に恐ろしいのは超巨大地震です
古墳~平安 M8.0以上……4回
 鎌倉~室町 M8.0以上……2回
 江戸    M8.0以上……6回
 明治~大正 M8.0以上……4回
 昭和~平成 M8.0以上……8回
 合計 22回(416~2024年)
最後に総数を見てみましょう
古墳~平安 総数……38回(775年間で)
 鎌倉~室町 総数……33回(407年間で)
 江戸    総数……184回(264年間で)
 明治~大正 総数……59回(58年間で)
 昭和~令和 総数……114回(96年間で)
 合計 428回(416~2024年)
あくまで推測の話ですが、古代や中世、近世日本には、地震の測定技術や記録がなかっただけで、本当は1500年間でM6.0以上の地震だと1500回以上発生していたのではないでしょうか?
観測技術が発達した明治以降は、年に1回以上の大地震を記録しております。
古き日本は京都があくまで記録の中心で、地方まではカバーしきれておりません。取りこぼしの方が多かった、あるいは記録そのものが消滅してしまったという可能性が非常に高いです。
幸か不幸か我々には他国には想像もできない地震への耐性があります。
今後、何が起きても対応できるように、日頃から防災・減災についての意識だけは持っておきたいと思います。
文:五十嵐利休
【参考】
 理科年表
 気象庁
 内閣府
