今日はオープニングの途中で茶々が登場。
火縄銃を家康に向け「ダーン!」とやらかす先週のシーンを繰り返します。
制作陣の目には、こうした茶々が天真爛漫で小悪魔的だとでも思っているんですかね。
ここでチャンネルを変えてしまった人もいるのでは?
と懸念しつつ、今週もレビューを進めて参りましょう。
どうする無能な茶々
大手メディアでは、茶々がラスボスだのなんだの言われています。
◆【どうする家康】“ラスボス茶々” 北川景子の再登場に喝采も…ささやかれる「美人キャラ北川景子しかできない」問題(→link)
一体どこが?と言いたくなるようなシーンばかり。
例えば、ぐるっと銃身に火縄を巻いていますが、巻くなら腕です。
そうはいっても、あの袖が邪魔になるわけで、まともなスタッフならこんな風に次善策を講じるはず。
「裲襠を着た女性が火縄銃を撃つというのは無理がありますね。お市の若い頃のように、男性のような格好にしてみるとか。いっそ信長の衣装を着せてもいいかも」
しかし、本作のスタッフはそうしない。ゆえに出た瞬間にマヌケな茶々となってしまいました。
無能な割に野心だけは満々に描かれますので、そりゃ滅びるのもやむなしとなってしまうでしょう。
それでも本作の作り手にとってはどうでもいいんですね。
女性の能力や知能にまったく興味がない。美人でエロくて癒してくれればそれでいい。だからこんな残念なヒロインだらけになってしまう。
このドラマは、火縄銃の扱いをどこまで雑にできるのか、挑んでいるかのようです。何一つとして見どころがない。
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どうする家康は火縄銃の扱いが雑すぎないか 連射に脅しで次は長篠?
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どうする昭和ファミリードラマのセンス
火縄銃の扱いだけでなく、戦国時代の生活にも興味が感じられない本作は、茶々の出産に立ち会う場面もあまりにお粗末です。
父親である秀吉が廊下をドタドタ走ってきて、新生児を抱いて大笑いって……昭和のファミリードラマじゃないんだから。
当時は、迷信と衛生観念を組み合わせた妊娠出産のルールがあります。
たとえ父親だろうとそうそう踏み込めないでしょう。
まともな朝ドラで明治や大正、昭和前期が舞台ならば、夫は出産の場に飛び込んだりしません。
大河ドラマ『おんな城主 直虎』では、妻の出産時、井伊直親が弓を引いていました。中国由来で、日本に残った「安産を願う儀式」です。
文官上位の中国では廃れたものの、武士の日本では残ったという大変意義深い風習です。
戦国時代のドラマである以上、そうした楽しさを期待するのはおかしな話でしょうか?
完全に昭和後期の感覚で作っているからどうしようもない。
茶々も出産直後から元気いっぱいです。
今だって昔だって、女性の出産は命懸けでしょうよ。それが汗ひとつかかず、真っ赤な口紅でニタニタ笑う新産婦ってなんなんですかね。
このドラマの作り手は現実世界に生きているのでしょうか?
どうするしつこい汁かけ飯
北条氏政は、馬鹿の一つ覚えのように汁かけ飯を食っている。
このドラマはやたらと下劣な食事場面が多い。
スタッフは、汁かけ飯のことを特別なメニューとでも考えているのでしょうか。
普通の食べ方であり、北条だけが食べているわけないでしょう。
なんだかネットで拾った戦国トリビアみたいなものを、嬉しくなってしつこく使い回しているように見えてしまうんですよね。
そのくせ伊達政宗はセリフだけ
豊臣のシンボルであるキャンドルサービスの場面で、本作頻出の「説明セリフ」が語られます。
小田原名物の伊達政宗はセリフだけの処理となりました。伊達ファンにとって、本人の出番がないのはよいことかもしれません。
しかし、このドラマの主人公は誰? 家康ですよね?
それなのに伊達政宗と最上義光を出さないところに、本作のセンスのなさをひしひしと感じてしまいます。
家康は東国の仕置き担当者で、伊達や最上とは連絡を取り合っています。
そしてこの伊達と最上が、上杉相手に「北の関ヶ原」こと【慶長出羽合戦】で粘ったことが後の展開で重要になってくる。
昨今の東北戦国史をふまえつつ、家康の人間的魅力を描くならば、伊達と最上は外せないところです。
それが出てこない以上「是非もなし」としか言いようがない。
しかし、制作陣がこうした状況を理解していないのは、秀吉のセリフからもわかりますね。
今さら「北条の領地をくれてやる」と言い出していますが、家康が東国を押さえる構想は、もっと前からでしょう。それこそ旭姫を正室に迎えたあたりからでは?
ところで、この時点の徳川家康は何歳ですか?
月代を剃り、ちょび髭を蓄え、声をボソボソ低くしているだけで、発声や所作は青年期そのまんま。
加齢表現が素晴らしかった朝ドラ『らんまん』の後で見せられると落差に驚くばかりです。
どうするカフェ感覚で薬を飲む人
旭はそろそろ死なねばなりません。
だからでしょう、わざとらしく病気になって寝ています。
本作の脚本家は病人への気遣いが全くないと映画『レジェンド&バタフライ』でも思いました。
あの作品では、病気で寝ている妻・帰蝶の枕元で、信長が楽器演奏をして、一体何を考えているのか……と本気で呆れました。
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本作でも、死にそうな人間のそばでギャーギャー騒ぐうるさい連中の連続です。
旭は、茶でなく、薬湯を飲んでいるようでしたが、だとしたら演技指導が足りないのでは?
ああいう薬は往々にして匂いや苦味があり、カフェのミルクティーみたいにごくっと飲めませんて。
このドラマは病気の表現も無茶苦茶。
先週のレーシックお愛がわざとらしく胸を押さえたり、「ハァーハァー」と息を荒くするところも酷かったものです。
朝ドラ『らんまん』では、ヒロインの握力が徐々に衰え、急須や箸をぽろっと落とすことで病変を表現していました。ふっと気の抜けてしまう演技といい、それは見事だったものです。
それがなぜ大河ではできないのでしょう?
どうするせせこましさ
駿府城で家臣を相手に命令を下す場面があまりに狭い。
『らんまん』の造り酒屋の広間より手狭に見えます。
広間というより廊下じゃないかと思うほど。一体どういう城なんですか?
どうするしつこい半蔵いじり
半蔵が武士になったとしつこい。非常にしつこい。
なぜ、そんな面白くもないイジリネタを繰り返すのでしょう。
まぁ私も、ビッグモーター秀長とかレーシックお愛とかしつこく突っ込んでいるのは認めますが。
思わず「アチャー」と言いたくなる
ダジャレですみません。
しかし、なんなんですか、このヒロイン供給システムは。
何の前触れもなく、唐突に阿茶局(あちゃのつぼね)が出てきました。
側室Aが死ぬと自動で側室Bが補充される仕組み?
ポスターカラーをぶちまけたみたいで衣装の趣味が悪い。
ヘアメイクも工夫したようですが、こういうのは求めていない……としか言いようがありません。
どうするイキリ軍師
本多正信は奥義の使い方で曲者ぽさを出したようですが、慣れていないのか、どうにもいちいち鬱陶しい。
他にもこういうことをする人がいればまだしも、彼だけ浮いてしまっています。
抜き足差し足の歩き方とか、何かをモグモグ咀嚼しているとか、彼の演技だけが異質。
正信と服部半蔵については、褒める評価も多いようですが、周囲とのバランスが悪くなっている気もしてます。
特にこの本多正信は、戦国の軍師というより「俺って他の奴らより賢いしw」とイキリ散らしている冷笑系YouTuberみたいなんですよね。不快感ばかりが湧いてくる。
先日放映開始された『パリピ孔明』の向井理さんはシェイカーを振ってカクテルを作っていても、不思議と軍師に見えるんですけどね。
どうしてここまで差がつくんでしょう。
しかし、北条攻めの話をするのが正信と阿茶とだけって、それでいいんですか。
『真田丸』でもそうだったって?
いや、積み重ねの差でしょうよ。しかもこちらは徳川家康が主人公のドラマであり、三河武士団が他にも出ているのですから。
自分をあざとかわいいと勘違いしたヤツはどうしようもない
うっとうしいといえば大久保忠世もその最たる存在でしょう。
毎回ピンク系の衣装で、必要以上にいかつくして、かわいいとギャップ萌えさせたい狙いが透けて見える。それが非常に鬱陶しい。
「あざとかわいい♡」とでも言われたいとか?
いやいや、ダダ漏れていて、効果ゼロどころか大幅マイナスです。
もしかしたら『鎌倉殿の13人』の和田義盛とか、いかついのに愛くるしくて人気のある韓国の俳優マ・ドンソクあたりでもを意識しているのかもしれませんが、はるか遠く及びませんよ。及ばないまま脚本にはないアドリブをして、退場だそうで。
本作は信長、光秀、和正、そして彼と、脚本にないアドリブを置き土産に去ってゆきます。こんなことが続いているとなると、脚本家の精神状態が心配になってきます。
どうするすぐ死ぬ捨
なんだか怪しげで、宗教考証を踏まえてない祈祷が始まったかと思ったら、捨がいきなり死んでいます。どんだけ早回しなのか。
唐突に笑い始める秀吉も妙です。
子どもの死のショックで文禄・慶長の役を起こすと誘導したいのでしょうが、捨が生まれる前からその構想はありましたよね。
それにしても、子が生まれようと、死のうと、秀吉はほぼ同じ服装ですね。
捨が死にそうなところで、わざとらしく同席している三成というのも不自然です。
どうして伊奈忠次を出す?
どうせ扱えないだろうに、どうして伊奈忠次まで出すんですかね。
歴史が嫌いだ嫌いだ!と毎週駄々っ子みたいにジタバタしておいて、急に上級者向け要素に挑むことだけはする。
つくづくバランスの悪いドラマです。
どうする朱印状
秀吉からの朱印状が、ホイホイと気軽に剥き出しで届けられます。文箱とかないんですかね。
家康が書状を振って広げるところは頑張った。しかし所作の美しさでは『らんまん』万太郎の勝利。
しかも用件が朝鮮出兵ってさぁ。そんなホイホイと気軽に送ってくる内容でしょうか?
町内会・草野球大会のお知らせじゃないんだから。
どうする強そうに見えない三河武士団
とことん期待外れの三河武士団。
三河武士のファンだった福沢諭吉が見たら激怒しそうです。
井伊直政が「一揉みにしてくれる!」ってどういうことですか。
マッサージが上手なんだね……程度にしか見えません。あの細さじゃ甲冑すら着られそうにない。
全員「こんな三河武士団は嫌だ」大喜利状態ですよ。これで最後だと盛り上げたいようですが、関東統治は彼らがするから、それこそ最長三世紀はおつきあいが続きます。
なのにドラマの都合上これがクランクアップの役が多いからって、こんな盛り上げ方をされてもわけがわかりません。
どうする行軍だけの合戦としんどそうな殺陣
合戦!ならば武装させた武士を歩かせとけ!
そんな風に思っていそうですが、甲冑を身につけるのは戦場についてからでは?
言い訳程度の殺陣も悲惨です。
もたついていて、動くのだけで精一杯とわかる人がいます。
『麒麟がくる』の本木雅弘さんは、槍を持って振り回すだけでつらくて仕方なかったそうです。
しかし、映像ではそう見えませんでした。毒蝮らしいふてぶてしさが感じられた。それが役者というものでしょう。
辛かろうが、重かろうが、そうとは見せず、視聴者の心を震わせるからこそのはずです。
町の文化祭じゃないんですよ。
どうする北条の無能ぶりとお粗末VFX
北条にしてもなぜあれほど愚かに描かれなければならないのか。
拳をどんどん叩きつけて「秀吉に屈するわけにはいかないんだ!」とは何事でしょう。
そして雑なVFX城を前に驚愕って……。
それにしても一夜城VFXの出来が酷くありませんか。
『鎌倉殿の13人』ではウクライナの会社にVFXを発注していて、現場が止まってしまったとか。
今年は国内の、さして実績のない会社で作られているんですよね。
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清須城が紫禁城のようだ?大河『どうする家康』の描写は過剰か否か
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同じNHKでも『らんまん』の関東大震災は迫力があったのに、なぜ大河ではこんなお粗末なVFXなのか。
◆VFXアナトミー最新のバーチャルプロダクションとグリーンバック撮影を併用した大河ドラマ『どうする家康』(→link)
どうする史上最悪の淀殿
淀殿が美人に見えない。
いや、北川景子さんですから、そりゃ間違いなく美形です。
では、何がおかしいのか?というと、口を大きく開けるところでしょう。
彼女だけでなく本作の女優は皆そうですが、歯を見せて笑う顔は歯科治療技術が進んだ現代人のものです。あれは歯列矯正ができているアピールでもある。そもそも、昔の日本人はお歯黒をしていたものですね。
本来は、どうやって口元をエレガントに隠すか、それが美女の仕草でもありました。
「明眸皓歯」という美女を示す漢語もあります。この白い歯というのは、唇からチラッと真珠のように見えるところが美しいとされる。
それが、これみよがしに歯を見せてニタッとするのは下劣となってしまう。
思い出してほしいのが『鎌倉殿の13人』の女性たちです。
歯を見せて笑う美女ってそうそういませんでしたが、それでも魅力的でした。八重と政子は仏像に喩えられた。
仏像や浮世絵の美人画は、現代から見ると美しく見えないようで、そうではないでしょう。
表情の作り方が繊細で実に美しい。それが古典的な美です。花がほころぶような美しさがある。

中宮寺半跏思惟像/wikipediaより引用

ポッピンを吹く女/wikipediaより引用
それが今年は何か勘違いしていて、時代劇に何ら思い入れもなく演じているような……まるでファストフード店員の笑い方ばかりです。
作品全体に見える傾向ですので、演出や演技指導の影響と思われます。
どうする人の少なさ
秀吉による圧倒的な物量戦。
戦国の極み、時代の総仕上げとして多くのことを表現できるのが北条との攻防……のはずでした。
それを家康、正信、秀吉、茶々の四人だけで回すって、どういう狙いなのでしょうか。侍女すらろくに映りません。
どこの異世界なんだこの北条は
本作は、なぜ灰色の空ばかりなのか?
青空を映したら何か都合でも悪いかのように、どんよりとした空で不自然。
その空を背景に氏直が歩いて生きて、いきなり降伏と言われたところで意味がわかりません。
で、次は小田原入城とか。セットを歩いてスタスタとやってくる。
こんなプレハブみたいな小田原城描写はかつてなかったのでは?
どの城でもセットを使い回していますし、予算はどこに消えているのでしょう。
どうするマザーセナの呪い
本作は説明セリフが異常なほどに多く、しかも音響がおかしいのか、聞き取るのが困難なシーンが多々あります。
しかし聞き取れないほうが幸せだったかもしれない。
北条までマザーセナ信者だと明かされたときは、素っ頓狂な声を上げそうになりましたよ。
こんな調子では伊達政宗も「おかんがマザーセナの教えを理解してくれないんだもん! だからマザーセナを否定する弟を当主にしようとして殺したら遅れてて……」と言い出しそうだな。
カルトにハマったせいで、親子の仲が引き裂かれるんですね。
悲劇的です。
◆親が陰謀論を信じ込んでしまった… 苦しむ子どもたち(→link)
どうしてこうなんだ石田三成
本作の石田三成は暇人なのでしょうか。
突然出てくる必然性が感じられない。
彼は豊臣政権のインフラで相当忙しい人のはずですが、このドラマでは暇そうだ。
家康と出会う場面でも、VFXだとわかる背景にソロ活動でぽつんとしていましたよね。
これほど人口密度の低い大河ドラマがあっただろうか。
家康と三成も「同じマザーセナを信じて同じ星を見ているね」みたいなことを言い出していて寒気がします。
というか、大名も家臣も、揃いも揃ってマザーセナ信者って何のドラマですか。
黄巾党が勝利するところから始める『三国志』Ifものですかね。
もう意味がわからない。作っている方もわかっていないと思います。
どうするイキリ散らすしかない三河武士団
今回のサブタイトルは「三河武士団」でした。
江戸入りの頃の武士団と言えば、家康も含めて皆いい年になっている。
数え年で徳川家康が48才、本多忠勝が43才、鳥居元忠が52才、そして大久保忠世に至っては59才です。
それがバカみたいに怒鳴り、泣くだけ。どれだけ幼稚なのでしょう。
本作は、登場人物が老けません。先週いなくなったであろう千代は、初対面の時に家康を坊や扱いしていましたが、あれから何年経過しましたっけ。
制作陣が幼稚で老成できないせいか。あるいは昨今話題の圧力とやらで加齢させられないのか。
『らんまん』と比較すると、本作の幼稚さがよくわかります。
いくつになっても高校生のようにギャースカ騒ぐことが、世の人の求めることだと思っているのかもしれませんね。
だからこそ、そういうノリを繰り返してしまう。
いやいや、誰も求めてませんて。
どうするカルト臭
幼稚な集団が、ひとしきり騒いで「殿ありがとうございます!」と言いだすところは、陰謀論者のつどいを彷彿とさせました。
白兎ちゃんの待っているエコーチェンバーに入り込み、ギャーギャー騒いでいると楽しいのでしょう。
脳内に気持ちいい汁がジュージュー分泌されている。
それを冷静な状態で見せつけられる側の気分……など考えられるワケないですよね。
時代考証の役割を再考する
朝ドラ『らんまん』が放送終了しました。
関連記事を読むと、時代考証の確かさがドラマの土台を作っていたことがよくわかります。
『らんまん』はモデルの人名を適宜変更しつつ、複数名の功績を組み合わせています。
本筋とそこまで関係ないところまで、作り込みが実に細かい。
大河ドラマ『青天を衝け』と担当者が同じでありながら、朝ドラの方がはるかに良心的にうまく歴史を扱っていることがわかります。
それに引き換え、今年の大河は基礎すらできていない。
秀吉は息子が死ぬよりもずっと前から、唐入り計画があった。そんな初歩的な話ですら考慮されていない。
ついでにいえば、一人二役のキャスティングも『らんまん』の方が見事でした。
◆松坂慶子『らんまん』再登場「驚きました」 万太郎(神木隆之介)&寿恵子(浜辺美波)の娘役(→link)
そして最終週にナレーターの正体が明かされる展開も素晴らしかった。
キャンキャン「神の君!」連呼している大河ナレーターは春日局説も出始めていますが、そんなことをされても失望するばかり。ナレーターの正体が明かされたところで、『らんまん』にどうせ及ばないでしょう。
泣いて馬謖を斬る
泣いて馬謖を斬る。『三国志』
ドラマ『パリピ孔明』の合戦シーンの方が迫力があるって、どういうことですか?
あのドラマのお陰で、本物の馬にまたがる武将は最高だと再確認できました。
軍略も、オーナー小林の方がはるかに理解度が高いんですよね。
「泣いて馬謖を斬る」について諸葛孔明に尋ねる場面なんて、本当に素晴らしかった。
歴史への愛と敬意は『パリピ孔明』の圧勝。さすが渡邉義浩先生がついているだけのことはあります。オーナー小林を演じる森山未來さんはかなりの三国志マニアで、ただでさえ長い台本をもっともっと長くしてまで語っているとか。
歴史への深い愛を感じます。そういうところに差が出るんですよね。
この「泣いて馬謖を斬る」をあえて取り上げるセンスもいいんですよね。
昨今の傾向として、ともかく好感度重視が行き過ぎて、敢えて非情な決断をするような描き方が避けられがちです。
例えば『青天を衝け』における天狗党の乱。
あれは徳川慶喜が「泣いて馬謖を斬る」心境で処断するという苦渋の決断が見どころのはずでした。渋沢栄一本人だって明治になってからそう回想しています。
それをドラマでは田沼意尊が単独で天狗党処刑を決めていて慶喜に事後報告していましたからね。
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好感度だのウケだの狙って、時代物にある精神性を置き忘れた大河……今年はずっとそんな感じです。
本当に『パリピ孔明』の足元にも及ばない。
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どうする羊頭狗肉
羊頭を掲げて狗肉を売る。『無門関』
羊の頭をディスプレイしながら、犬の肉を売る。
次週の予告編で「家康を慕ってもよいか」と聞く淀殿を見て、盛大なため息をついた方もおられるでしょう。
大河の「オリキャラ」批判はつきまといます。
歴史物で架空の人物を出すことはマナー違反でもなく、過去の作品では主人公を務めたこともあります。
問題は、実在する人物をほぼ妄想まみれの「オリキャラ」にすること。それが本作の淀殿です。
◆「どうする家康」お市→茶々 北川景子1人2役のワケ CP「当初からの構想」ネット演じ分け絶賛「別人」(→link)
こちらのニュースに、なかなか衝撃的な告白が記されています。
磯CPは「茶々は、北川景子さんに演じていただきます。茶々の母・市との2役です。織田家の系譜を継ぐ市と茶々は同じ俳優さんに演じていただきたい、と当初から考えていました」と元からの“秘策”だったと明かし、2役同時にオファー。「このドラマは信長との出会いから始まり、茶々との対決でクライマックスを迎えます。信長の魂が市を通して茶々に引き継がれ、家康と対峙する、このストーリーのダイナミズムを、2人の女性を重ねることで印象強く表現したいと思いました。家康が最後に対峙する茶々は、転生した信長かもしれません」と説明。
茶々は「転生した信長」かもしれない、とのことです。
一体何事でしょうか。
『鎌倉殿の13人』での上総広常と北条泰時もあるし、やっちゃえ、とでも思ってしまったのでしょうか。
しかし今回はストーリーの必然性も他の関連性も何もないでしょうよ。
『鎌倉殿の13人』は大河3作目の三谷幸喜さんが手掛け、奇想と実力を持つ稀代の脚本家だからできた仕掛けがありました。
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それをうっすら磯CPがなぞり、脚本家にでも渡しているのでしょうか。
やはり今年の大河は決定的におかしい。
通常は、脚本家がプロットや構成について語り、プロデューサーは脚本家のアイデアを受け止めつつ、それをどう活かしていくか、と語ることが多い。
今年は逆です。
放送前は「あの『コンフィデンスマン』と『リーガル・ハイ』の脚本家が!」と散々売り込んでいたのに、プロットの礎がプロデューサーの妄想だとすれば、これはもう「羊頭狗肉」ではありませんか。
NHKのコンプライアンスはどうなっているのでしょう。
どうするコンプライアンス
大河ドラマ――特に今年は関わりが深いジャニーズ問題について、NHKの対応がどうにもチグハグに思えます。
断固たる対応をとった結果、かえって怪しく感じてしまう。
そんな指摘が各方面からもあがっています。
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◆所属タレントの心のケアも重要…精神科医が語るジャニーズ性加害問題の解決策(→link)
◆犬塚浩弁護士 NHKのジャニーズ対応批判「コンプラ違反」「どの口が」にスタジオ騒然(→link)
こうした各社一斉の叩き記事に対し、「今さら何なんだよ!」という、マスコミの姿勢を問う声もあがったりします。
しかしジャニーズに関しては、表立って記事にした瞬間、訴訟沙汰に発展する可能性があり、どの社も決定的なトラブルがなければ取り扱うことができないという事情もありました。
今は、ジャニーズが性加害を表立って認めたため、溜まりに溜まっていたマグマが噴き出した格好なのでしょう。
脚本の書き換えをテレビ局から依頼された、という有名脚本家の告白もあった程です。
◆倉本聰氏も告発!やりたい放題ジャニーズ事務所 社名変更で「もう下駄は履けない(→link)
倉本氏ですら実質圧力をかけられ「その横暴さに唖然としたことがある」と語っているように、とにかくもう「穏便に済ませよう」なんて発想は通用しません。
ここまでの事態に陥っていながら、NHKでは依然として大河ドラマのポスターなども貼られているのでしょうか。
打ち切りなどないとばかりに、最終回放送日程まで発表済みです。
◆ 「どうする家康」最終回は12・17!2年連続の全48話に決定(→link)
それにしても、なぜNHKはこうもジャニーズ頼りのキャスティングに走ってしまったのか。
◆大河、朝ドラ、連ドラと大量起用…NHKの露骨な「ジャニーズ頼み」に透ける焦りと皮算用(→link)
◆ジャニーズ事務所の顧問になったNHK元理事(62)の評判 「どうする家康」のキャスティングにも影響力(→link)
その謎にもメスが入りつつあります。
その後、若泉氏は上級幹部になり、番組全般のキャスティングに影響力を持つようになった。
「嵐」の松本潤(40)が主演中の大河ドラマ「どうする家康」の制作が局内で決まった2020年には、制作全般を統括する理事を務めていた。
「『どうする家康』のキャスティングについては『若泉さんの意向が含まれている』というのが多くの芸能関係者の共通認識」(前出・芸能事務所幹部)
まさに「ズブズブ」です。
「松潤が演じるんだから徳川家康は気弱なプリンス!」
そういう現代の価値観どころかジャニーズファン心理を持ち込み、歴史劇を作るという愚策をNHK大河ドラマはやらかしてしまった。
徳川家康ほどの人物を描く上で、ジャニーズを頼るとは……それが「シン・大河」なんですかね。
◆松潤主演NHK『どうする家康』は「シン・大河」になる? 大ヒット大河ドラマ“勝利の方程式”とは(→link)
『どうする家康』が期待できる理由
『どうする家康』は「ユーモア」のある脚本を書ける古沢良太による「戦国」ものに「スター」(ジャニーズの松本潤)を配し、人気要素をもれなく押さえてある。なにより脚本家が古沢良太であることは大きい。映画化もされヒットした『コンフィデンスマンJP』や『リーガルハイ』シリーズなど人気テレビドラマや映画を多数手掛けてきた古沢。漫画も描けることを生かしたクセの強いキャラクターたちによるアップテンポの会話劇を夢中で追っているとある瞬間、引っくり返され、そこに得も言われぬ快感が生まれる。計算され尽くした構成力と天性のリズム感と腕力の強さによる逆転劇にはどこか往年の少年漫画を思わせるような明るさと切なさが入り混じり、多くの視聴者を捉えて離さない。
大河とジャニーズについては、ビジネスとしてのロールモデルもあります。
今年は、例年以上に大河関連の提灯記事がスポーツ紙系メディアに並んでいる。
◆大河ドラマ「どうする家康」松本潤さん大特集デイリースポーツ(東京版元旦号)2023年1月1日付(→link)
ジャニーズ事務所は1990年代後半あたりからスポーツ紙を重視し始めたようです。
スポーツ紙は毎日出る。タレントが掲載されると宣伝になる。これがジャニーズ側のメリット。
一方、スポーツ紙はジャニーズファンが買ってくれるから売り上げが伸びる。男性読者の開拓は難しい。ならばジャニーズファンの女性を切り拓く、と。
男性のものとされがちな大河ドラマとも、ピッタリ一致するビジネスモデルですね。
そのビジネスモデルを作り上げた男性は、この騒動の最中雲隠れしているとか。
◆ジャニーズの闇を“最もよく知る男”はどこへ…10.2会見欠席なら「紅白出場ゼロ」まっしぐら(→link)
NHKがスポーツ紙と同じ策に乗るとは、一体どうしたことか。
局内でもそう舌打ちしている人がいるからこそ、決定的に、それこそ顧問ごと吹き飛ばす心意気でああも強気なのかもしれません。
そもそも、視聴率狙いのためにジャニーズを起用という言い分からしておかしかった。
NHKは公共放送ならば、そこまで固執する必要性はないはず。
と、これにもカラクリがあるのでしょう。
新聞広告でデカデカと、大河ドラマや朝ドラのソフトの宣伝が出ていることがあります。
売り上げは言うまでもなくNHKの収入。ノベライズや公式ガイドもあります。
近年はこうした商戦が露骨になってきて、朝ドラのスマホケースやキーホルダーといったものまで販売されている。
原資が受信料でこれはいかがなものか。
それだけではありません。『どうする家康』のノベライズ担当者は、このドラマを毎週絶賛するレビューを連載しています。
特定のライターと相互利益を得ながら、番組の宣伝をしているとすれば、由々しき事態のはずです。
毎回、朝ドラなり大河を絶賛するならば、心が広い筆者もいる。自分とは違う個性の持ち主もいる。それで終わります。
しかし、ノベライズを担当するドラマだと絶賛し、そうでないドラマでは厳しいことを書くとなると、どうしたって疑問を感じてしまうでしょう。
釜底抽薪
釜底の薪を抽(ぬ)く。『兵法三十六計』
釜の底にある薪を引っこ抜く。相手の大義名分を引っこ抜いてやれ。
心理学実験に、こんなものがあります。
誰でも簡単に解ける問題をまず出題する。
その正答率を確認しておき、同じ問題を出すのですが、今度はグループ形式にしておき、その中に堂々とした態度で誤答を語るサクラを入れておく。
「関ヶ原の戦いが起こった年ですか? そんなの簡単、1603年でしょ!」
こんな調子ですね。すると他の参加者に迷いが生じます。
「あれ? 1600年じゃなかったっけ……。でも、この人が堂々と答えているからにはそうなのかも。それに1603でも覚えた気がする」
こうなってしまい、同じ問題でも、正答率はグッと落ちる。
要するに、人は自分の意思では案外物事を決められない。周囲を見まわし、それに合わせてしまうんですね。
ドラマ評価でも同じことができます。
◆《最終回がっかりドラマランキング2023》『VIVANT』は有終の美を飾るも終わり方に賛否両論!3位『教場』2位『silent』を抑えた1位は?(→link)
「開始時に“一人の女の子の何十年という歳月を濃く描きたい”“最終回がこうなるということを初めに決めてから、第1週の本を作るという新しい挑戦をしました”とチーフプロデューサーが発言していたので、我慢して見ていたところがありました……が! 最終回は30歳をとうに超えた3きょうだいが、生死をさまよう末妹(上白石萌歌)を病院に残して浜辺へ走り、海に向かって“おとうチャーン!”と快癒祈願を呼びかけると“まくとぅそーけー、なんくるないさー”と死んだ父親(大森南朋)から返答が! あまりのトンチキ展開にびっくりしていたら、瞬時に約40年も時間がたち、孫ができた主人公一族が老けメイクで沖縄に集結という噴飯のラストで終了しました」(成田さん)
同枠の前作が評価の高い『カムカムエヴリバディ』だっただけに視聴者も目が肥えていたのかも。
過去3年間のドラマで最終回にがっかりさせられたランキングをまとめたもので、1位となったのは朝ドラ『ちむどんどん』でした。
記事の内容は琉球の信仰に関するもので、海に向かって叫ぶことは和人からすれば意味不明かもしれませんが、琉球ではニライカナイに浄土がある。
つまり、あの世にいる父に向かって快癒祈願をしたのです。
和人が家族の快癒祈願のために神社でお参りした場面があるとしましょう。
それを外国のライターがこう書いていたらどう思いますか?
「いい歳こいて、妹が入院しているのに、木造建築に向かって手を合わせるなんて。なんというトンチキ展開でしょうか」
差別ですね。
要するに、スタッフは琉球信仰ありきで話を作った。それを知らない本土の和人がこういうことを言ってしまう。
しかし、NHK朝ドラの視聴者は圧倒的に和人が多いので、こういうマジョリティの傲慢さをするっと受け入れます。
多様性配慮の時代とは思えないほど酷い話でしょう。
あのドラマの炎上理由は、和人が琉球に対して無頓着ということもあると思います。
なにせ「沖縄戦は興味関心がない」と、堂々とニュースになるほどです。
◆ちむどんどんは本当に駄作だったのか 識者が考える「炎上の理由」と「作品の意義」(→link)
例えば、自分のことに置き換えて考えてみると、夏休み中の8月に親の実家に帰省して、終戦記念日が近いからと祖父から悲惨な従軍経験の話を聞いて、「大変な時代だったんだな」と戦時中に思いを馳せても、その後、毎日そのことばかり考えて人生を歩んでいくことはなかなか出来ません。
ただ、時々、聞いた話をフッと思い出すようになったり、それをきっかけに戦争について学ぼうと思うようになったりすることはありえます。
だから私は、「ちむどんどん」は何週にもわたって沖縄戦を描く必要はなかったのかなと思います。
本土面積の15パーセントが米軍基地の沖縄と、そうではないそれ以外の和人と、戦争への認識が違うことは当然です。
そういうことを描いてこそ沖縄を舞台とする意味がある。公共放送のNHKならではの試みといえる。
それなのに「大抵の日本人は沖縄戦なんてじっくり描かれても、そもそも興味がない」と言われるとは一体どういうことなのか。
ついでに言うと、『カムカムエヴリバディ』は大河ドラマ『平清盛』と脚本家が同じです。
あの脚本家自身の問題ではなくファンダムの性質なのかもしれませんが、あの大河での失敗以来、判官贔屓が激しい状態になっています。
脚本家の朝ドラ起用が決まっただけで、お祝いメッセージを投稿しバズる。そんな現象が起きていました。
しかし、こういう熱気につられていると思わぬ罠にかかります。
それこそ諸葛孔明が仕掛けた「石兵八陣」につっこむことになりかねません。
いい記述がありました。
◆若年女性の〝ジャニーズ離れ〟加速、視聴率から読み解く 頼みの綱のタレント人気、NHK「ザ少年倶楽部」が大幅減(→link)
一部の熱烈なファンは、所属タレントには罪がないとSNSで発信する。
ただし、これらはラウドマイノリティーで、圧倒的多数のサイレントマジョリティーは〝ジャニーズ離れ〟を始めているのだ。
視聴率が雪崩を打つように下がり始めた以上、事務所の名称変更や株式を含めた体制の抜本的見直しはもはや避けられない。
ラウドマイノリティーに惑わされ、サイレントマジョリティーの数を計りかねてしまう。それがドラマ通界隈でありがちな現象です。
心してかかりましょう。
ラウドマイノリティーが大声で「でも私は好きだから!」振り翳してきたら、その薪を引っこ抜くことを心がけるのです。
そんなものは子どもが「ピザは体に悪いっていうけど、私は好きだもん! ピザが好きな私をバカだっていいたいの?」と上目遣いで涙をためて言うようなもの。
作品の好悪と評価は本来別物です。
たとえば『いだてん』ファンは、こういう論調になったりします。
◆松潤主演NHK『どうする家康』は「シン・大河」になる? 大ヒット大河ドラマ“勝利の方程式”とは(→link)
最後に、戦国、幕末ものでなく、近代オリンピックの歴史を描いた『いだてん~東京オリムピック噺~』(19年)は視聴率こそ振るわなかったが教養と娯楽を兼ね備え、かつ映像として見応えのある秀作であったことも記しておきたい。
日本の戦前五輪史を扱いながら西竹一は出さない。
秋の満洲をタンクトップで走る人はいる(凍死しますよ!)。
むしろ教養を低下させかねない不正確な描写すらありましたが、私が言いたいのはそこではありません。
「私は『いだてん』が好きでした。しかしなぜヒットしなかったのか。何をどう、読み違えたのか。検討は必要です……」
諸葛孔明のような顔でそう振り返ってこそ、大人の責任の取り方でしょう。
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ドラマの評価程度ならばよいけれど、陰謀論でこういう頑なな駄々っ子じみた姿勢をとると、命に関わりますからね。倫理観と判断力が大事です。
◆「がんに効く○○」のワナ 37歳で命を落とした女性が信じた誤情報 - #がんの誤解(→link)
大半のサイレントマジョリティーは、無言のまま次へ向かいます。
もう大河だけの時代ではありません。
イケメン! ブロマンス! そして迫力ある映像に胸を打つプロット!
海外ドラマが手招きしています。若い女性だけでなく、歴史好きの方もこうなっております。
白兎でブロマンス?『らんまん』か『陳情令』でしょ。大河ドラマ?さあ、何のことだったかな。
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君子一言、馳馬難追
君子の一言は、駿馬に鞭を入れたようなもの。事態が素早く動き追いつけなくなるぞ。
中国の諺
NHKはもう時間切れ。手遅れでしょう。
いくら何を言おうと、局のロビーには松潤家康ポスターが貼ってある。
そして次の朝ドラは『ブギウギ』です。このドラマについていえば、序盤のメイン人物でニュース検索をかけるとこうなります。
◆ 服部良一氏の78歳次男「ジャニー喜多川氏から幼少期に性被害受けた」…都内で会見(→link)
ドラマと直接関係ないと言い張ろうが、どうしたって苦しい。
しかも朝ドラ『まんぷく』も再放送します。
『ブギウギ』と『まんぷく』には共通点があります。
日本の昭和期芸能界にせよ、日清食品にせよ、過去の記事を漁れば、すぐに疑惑の記事が出てきます。
NHKは、そうした状況を見て見ぬふりをしてドラマにしてきた。ドラマウォッシングとでも言うべき隠蔽に加担してきた。
たとえばドイツ人は、アルベルト・シュペーアをほっこりしたドラマにしたりはしません。
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しかしNHKは、戦時中に軍歌で儲けまくった作曲家で朝ドラ『エール』を作りました。
『らんまん』の牧野富太郎も相当濃いキャラクターですが、良くも悪くも植物バカ一代で、軍国主義に加担してプロパガンダを振り撒くような人物ではありません。
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こうなったら、もう2028年あたりに朝ドラ『仁義なき戦い』でも作ったらいかがでしょう?
『ブギウギ』が通るなら、それもありのはず。
昭和の芸能界はドス黒いものであり、『仁義なき戦い』シリーズでも「“ミス広島”を抱かしちゃるけえ」というセリフが出てきます。
芸能界と性的な虐待は必要悪としてセットとされてきた。
ジャニーズ問題の根底にもそれがありますよね。
『ブギウギ』は、そういう世界観で行われるいわば障害物競走です。一体どうなるのか。局内でも焦っている人がいるのでは?
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NHKという大樹を切り倒すとなれば、それこそ斧の一撃ではどうにもならないでしょう。
しかし、何回も打ち込んでいればどうなるか。
私はあえて続けたい。毒抜きをした方が結果的に良いこともあるはず。
そろそろ限界ではないか?と私は感じています。受信料を払っている皆様であれば、その一撃を打ち込んでもよいでしょう。
◆NHK みなさまの声(→link)
それにしても、大河ドラマのことを考えるうえで、なぜ歴史ではなく、メディアの策だの、事務所の都合だの考えねばならないのか。
ジャニーズと癒着したどこぞの誰かのせいで、腹立たしい限り。
一体この茶番劇は何なのでしょう。
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文:武者震之助(note)
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どうする家康/公式サイト






















