まんが日本史ブギウギ

まんが日本史ブギウギ16話 長屋王死して、藤原四家始まる

讒言によって長屋王を死へと追い込み、権力を一気に手繰り寄せた藤原四兄弟。
そのメンツは以下の通りです。
・藤原武智麻呂(藤原南家開祖)
・藤原房前(藤原北家開祖)
・藤原宇合(藤原式家開祖)
・藤原麻呂(藤原京家開祖)
藤原不比等の息子たちでもある彼らは、そこから如何にして同家の基盤を固めていったのか?
これがやっぱり一筋縄じゃないから面白い。
第16話、スタート!!!

◆聖武天皇の后は、藤原不比等の娘・光明子さんでした。
あれ? 聖武天皇の母って、たしか藤原不比等の娘だったよな? つまり光明子さんとは……とかなんとか、このさい難しいことは考えないこととしましょう。
光明子さんを足がかりに、いよいよ藤原四兄弟は権力を握っていくのであります。
なお、光明子さんはとても心優しい皇后さんとして知られております。東大寺に盧舎那仏坐像が作られたり、全国に国分寺が設置されたのも、単にこの時代が災厄続いてたからではなく、彼女の影響もあったとされてます。
藤原四兄弟の権力のため……とは言いつつ、いい面もあったんすね。

 

◆藤原広嗣と藤原仲麻呂と言えば? はい、日本史受験生にはお馴染み「◯◯の乱」ですね。
この時代は「藤原氏→他勢力→藤原氏→他勢力……」と、まるで「他藤はあざなえる縄の如し」のように権力が入れ替わり、仲麻呂さんもそれに巻き込まれた一人。
頭脳明晰で優秀だったと伝わっておりますが、それは長屋王も同じだったんですよね。
優れただけではダメ……という権力の業を感じますのぅ。

 

◆当時の中央政府にとって、東北(蝦夷)と九州(隼人)は辺境の異民族扱い。
中央からの取締と、それに対する反乱がしばしば繰り返されており、大伴旅人は隼人征伐に重宝されました。
後に菅原道真で知られる太宰府へ赴任し、同時に、朝鮮半島や大陸からの侵攻にも備える。
一方でお酒が大好きという逸話も残っており、藤原四兄弟によって左遷されたと……。

 

◆藤原四兄のメンツを今一度、メンツをご確認しておきましょう。
・藤原武智麻呂(藤原南家開祖)
・藤原房前(藤原北家開祖)
・藤原宇合(藤原式家開祖)
・藤原麻呂(藤原京家開祖)
この中で最も著名かつ権威を奮ったのが「北家」でしょう。
頂点となった藤原道長・藤原頼通の親子や、派生する著名な分家も数多出てます。

著者:アニィたかはし

武将ジャパンで新感覚の戦国武将を描いた『戦国ブギウギ』を連載。
従来の歴史マンガでは見られない角度やキャラ設定で、日本史の中に斬新すぎる空気を送り続けている。間もなく爆発予感の描き手である(編集部評)

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