まんが『大河ブギウギべらぼう編 第48話(最終話)』の1コマ

大河ブギウギべらぼう編

これが百年後の髷だァ!まんが『大河ブギウギ べらぼう編 第48話(最終話)』

毎週土曜日13時50分に大河ドラマ『べらぼう』をマンガで振り返る――。

ついに最終回となった第48回放送の注目は「蔦重の最期」でしょう。

一橋治済というモンスター打倒が始まった、第44回放送からは、まるで別世界の物語が描かれているようでした。

あれ以降は黄表紙『蔦重栄華之夢噺』の世界だったんだな!

じゃなきゃ治済が落雷に打たれて死ぬなんて、確率的にありえねーよな!

そんな思いを抱いた方は少なからずいらっしゃると思いますが、果たして最終回でタネ明かしはされるのか……ということで第48回放送を振り返ってみましょう!

📘 『べらぼう』総合ガイド|登場人物・史実・浮世絵を網羅

 

落雷

◆雷に打たれた人はなぜ死んでしまうのか?

あるいは絶対に死んでしまうのか?

実は、落雷に遭いながらも、逆に「雷を斬ってやった」という伝説を残した戦国武将がいます。

九州は大友家の立花道雪さんです。

以下に歴女医さんの解説記事がございますので、よろしければ一読を(本まんが末にもリンク先ございます)。

立花道雪の肖像画
手に持った刀に雷が落ちれば普通は死ぬよね?そこで道雪の雷切伝説を分析だ!

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報告

◆父の一橋治済を排除するため、茶室で共に睡眠薬を飲むという計画に加担した徳川家斉。

無気力漂う人だったのが、父がいなくなり、何らかのスイッチが入ってしまったようです。

 

最終報告

◆落雷に遭う――そんな驚きの最期よりも、一橋治済に恨みを持つ者たちが殺害したほうが自然ですよね。

逆に「落雷で死ぬ」というトンデモ描写を最終回冒頭に持ってくることで「第44回放送から今までの話は“夢噺”だよ」と宣言しているようにも思える。

そうすると蔦屋重三郎が死の前に九郎助稲荷と出会うのも不思議じゃなくなってきません?

だって夢噺の中だから。

 

迎えチーム

◆九郎助稲荷が存在する世界には、別次元の蔦屋重三郎が存在しても不思議じゃござーせんが……にしても、この蔦重はいったい何者?

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アニィたかはし

漫画家。現在は武将ジャパンにて、まんが『大河ブギウギ べらぼう編』シリーズを連載中。 2014年より歴史漫画家として活動を開始し、2015年には連載作品をまとめた商業コミック『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社)を全国発売。 以降、独自のポップ表現と歴史知識を融合させた「ブギウギシリーズ」を継続し、戦国・江戸・幕末など幅広い時代を題材とした作品を制作している。 2024年からは大河ドラマの各回を題材にした“ドラマ考証型マンガ”へと表現領域を拡大し、作品の幅をさらに広げている。 ◆主な著書 『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社、2015年、ISBN:978-4865370324) ◆国立国会図書館データ https://id.ndl.go.jp/auth/ndlna/001200494

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