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ゲーム・オブ・スローンズシーズン1 DVD

ゲームオブスローンズ解説

ゲームオブスローンズ シーズン1 登場人物や背景をスッキリ解説!

更新日:

全世界でテラヒット!
あのオバマ前大統領はじめ、多くの有名人をも虜にしている大長編ドラマ、それが『ゲーム・オブ・スローンズ』です。

大河ドラマ『真田丸』の屋敷陽太郎チーフ・プロデューサーは、この作品を見て「歴史ドラマはまだまだいける!」と確信したとか。

しかし、2017年時点で既にシーズン7を迎えた本作は、なかなかハードルが高いのも事実です。

エロ&グロ描写に加えて、『三国志』並の登場人物数、なじみのない役者、未知の単語や制度。
更には、ウェブでの解説を求めようにも英語の高い壁に阻まれ、ホワイトウォーカーに心をへし折られてしまった方も少なくないでしょう。

そんな方のために本稿では、
・史実の元ネタ
・実在した事件や制度
と、上記の2点に注目して、この難解なストーリーを追ってみたいと思います!

今回はシーズン1に注目です!(シーズン2以降は以下のリンクを)

ゲームオブスローンズ シーズン1
ゲームオブスローンズ シーズン2
ゲームオブスローンズ シーズン3 - ゲームオブスローンズ シーズン4
ゲームオブスローンズ シーズン5 - ゲームオブスローンズ シーズン6
ゲームオブスローンズ シーズン7
⑥番外編 ゲームオブスローンズ 前史
レッド・ウェディングの元ネタ「グレンコーの虐殺

 

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シーズン1の基本的流れ

本作は複数のキャラクターと舞台を移動しながら、ストーリーが展開します。

◆キングス・ランディングで繰り広げられる王座争奪戦
◆ジョンス・ノウの壁での奮闘
◆デナーリス・ターガリエン王朝再興への道のり

シーズン1の時点では、このパートで構成されています。

ここを上手に乗り切るためには、2つのポイントに注目。
・スターク家とラニスター家の主要構成員を覚える
・作品の世界観に入り込む
全てを理解する必要はないと思われます。

それよりも難解さに脱落せず「続きが気になる、次のシーズンも見よう!」と思えることが大事。

 

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王座争奪戦のあらすじ

七つの王国が存在する、ウェスタロス。
北部総督エダード(愛称ネッド)・スタークは悩んでいた。

年来の友でもある国王・ロバートから、「王の手」にならないかと依頼があったのだ。

「王の手」とは、文字通り王の補佐役。先代のジョン・アリンは不審死を遂げており、エダードの妻・キャトリン(愛称キャット)は、任命を拒否するよう夫に懇願する。
しかし、エダードは義理堅い男。王の要請を断り切れず、二人の娘と共に王都キングス・ランディングへと向かうことになる。

そこは陰謀渦巻く危険な都市であった。

point ウェスロス:この世界観で注意したいのが季節の巡り方です。一年間に四季があるのではなく、数年間にわたり同じ季節が続きます。
過去二十年ほどは春から秋にあたり、冬はありませんでした。現時点で十代である人物は冬を経験したことはありません。
物語開始時点では秋の終わりであり、ここ数年のうちに冬が来るとされています

◆七王国:北部/ヴェイル/リヴァーランド/西部/ストームエンド/リーチ/ドーン(覚える必要はありません)

◆北部総督:スターク家は「北の王」を名乗っていましたが、ターガリエン家に臣従したあとは「北部総督」を名乗るようになっています

◆王の手:国王の補佐にあたる重要な役職。国王が直接指名できます。国王不在時等、玉座に座ることすら許された極めて重要な地位であり、女性君主の場合は「女王の手」と呼ばれます。手の形を円で囲んだブローチを胸につけます。

 

ジョンのあらすじ

エダード・スタークの「落とし子」であるジョン・スノウは、他の兄妹たちと共に育てられてきた。
父は彼を公平に扱うのだが、義母は彼を冷たくあしらう。

ジョンは父がキングス・ランディングへと出立する前に、ある決意を語る。
はるか北の「壁」へと向かい、叔父のベンジェンも参加している「冥夜の守り人」に加わるというのだ。

ジョンは望み通り「守り人」の一員となるが、そこは彼が想像していたような名誉ある戦士たちの集まりではなかった。

◆落とし子:非嫡出子のこと。一夫一妻制度のウェスタロスにおいて、妻以外の生んだ子は全て「落とし子」とされます。
彼らは父母の姓を名乗ることはできず、「落とし子」のための姓を名乗らねばなりません。「スノウ」は北部の落とし子の姓です。
財産や地位を相続することも、通常はできません。
ジョンはそんな自分の地位を理解し、実力で頭角をあらわせる「壁」行きを望んだのでした。

◆壁:万里の長城をさらに大きく高くしたような、七王国北の果てにある巨大な壁。
「野人」と呼ばれる人々の侵入を防ぐことが目的です。
高さは200メートルもあります。

◆冥夜の守り人:誓約の兄弟、黒衣の兄弟とも。野人からは「鴉」と呼ばれています。
全身に黒装束を纏い、壁で野人から七王国を守る戦士たちであり、一度誓約したら生涯辞めることはできず、妻帯も禁止されています。
脱走者は死刑。流刑の一種でもあり、不名誉な犯罪者も多数含まれています。
「壁送りにする」とは、この世界において「死一等を減じて流刑にする」という意味です。

 

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デナーリスのあらすじ

ウェスタロスのはるか東の大陸エッソス。
この地には流浪の兄妹がいた。

ロバート王の反乱によって滅ぼされた前王朝ターガリエン家の遺児、兄のヴィセーリスと妹のデナーリスである。
ターガリエン王朝復活を狙うヴィセーリスは、ドラスク人の王カール・ドロゴにデナーリスを嫁がせ、その助力を得ようとしていたのだ。

point ターガリエン王朝:ウェスタロスにはアンダル人と呼ばれる人々が住んでいましたが、ターガリエンの祖先は古代人のヴァリリア人です。
プラチナブロンドの髪が特徴。古代エジプト王国のように、王族は兄弟姉妹間で婚姻を結び、血統を保ってきました。
もしも王朝が健在であれば、ヴィセーリスとデナーリスも夫婦となるはずでした。

point ドラスク人:エッソス大陸の「草原の海」と呼ばれる地域に暮らす人々のこと。
銅色の肌、長く伸ばし三つ編みに編んだ髪の毛が特徴的で馬の扱いに長けています。
「カール」とは族長という意味で、この女性形が「カリーシ」となります。

 

【基礎】主な登場人物

シーズン1では、とりあえずスタークとラニスターの面々を覚えましょう。

スターク家

シンボルは大狼(ダイアウルフ)。北部人は、防寒機能の高い毛皮で装飾された衣装を身につけています。甲冑はプレートアーマー。
スターク家の長所は義理堅く、誠実な点。一方で策略に弱く、そのことが致命的なミスにつながることもしばしば起こります。

◆エダード:現当主。「王の手」に任命される。責任感が強く誠実な人柄で策略には弱い。『ロード・オブ・ザ・リング』のボロミアを演じたショーン・ビーンが演じているので、見た目はほぼボロミアと思ってください

◆キャトリン:当主エダードの妻。我が子のためならばどんな危険もいとわない性格です。ジョンへの当たりがきついこと、猪突猛進ぶりが玉に瑕

◆ロブ:長男。太い眉でちょっとおっとりしていそうな見た目。父によく似た責任感の強い性格です

◆サンサ:長女。赤毛に青い目。刺繍が得意で、王妃になるのが夢という、おしとやかな女の子

◆アリア:二女。困ると八の字眉になります。姉とは違い、おてんばで剣術が大好き

◆ブラン:二男。開幕早々、下半身不随になるかわいそうな少年です

◆リコン:三男。幼すぎてあまり目立ちません

◆ジョン・スノウ:ロブと同い年の落とし子です

◆シオン・グレイジョイ:スターク家の兄妹と行動を共にしている、軽薄な少年。彼は家族ではなく、エダードの被後見人です。過去に反乱を起こしたグレイジョイ家から預けられた、いわば人質。今川家にいた松平竹千代(後の徳川家康)のようなポジションです

その他、エダードの弟にあたるベンジェンがいます。現時点ではとりあえず、子供たちの特徴を把握すれば大丈夫です。

 

ラニスター家

温暖で肥沃な領土を持つ、西部の王家です。
一族の人間は、豊かなブロンドと長身に恵まれた美貌が特徴であり、服装も軽やかで豪華かつ荘厳。派手な刺繍や装飾のついた衣服を好みます。
甲冑は日本の当世具足を参考にしており、深い赤が特徴です。
スターク家とは対称的に、策略に長けて狡猾であるものの、信義に欠けて残酷な人々であると思われています。

◆タイウィン:現当主。目的のためならば手段を選ばない謀将。見るからにいかめしい男です

◆サーセイ:王・ロバートの王妃。政略結婚で王妃となるものの、夫婦仲は冷え切っており、愛人を多数作っています

◆ジェイミー:サーセイの双子の弟。サーセイの側にいたいがために「王の盾(キングスガード)」に志願しました。前王エイリス二世を裏切り弑逆(しいぎゃく)したため、ついたあだ名は「王殺し(キングスレイヤー)」。軽薄で残忍な男と思われていますが、父や姉と違い弟のティリオンを心から愛する一面もあります。

◆ティリオン:ラニスター家の面々が持つ長身と美貌から見放された容姿で、「小鬼(インプ)」とか「半人前(ハーフマン)」等と呼ばれています。彼の出生時に母親が産褥死を遂げたこともあり、父と姉から憎まれるように。外見や口の悪さから誤解されがちですが、情け深く心優しい人物です。肉体的ハンディキャップを克服するため勉学に励んでおり、作中屈指の頭脳の持ち主です

◆王の盾(キングスガード):王直属の護衛隊。白いマントが特徴。メンバーは妻帯禁止。

 

バラシオン家

現王家です。シーズン2以降分裂するのですが、とりあえず今覚えるべき人物は以下の通り。

◆ロバート:若い頃は英邁な青年でしたが、王位継承後は女漁りと浪費にかまけ、内政を放り出してしまった暗君です

◆ジョフリー:第一王子。残忍で横暴かつひん曲がった性格

◆トメン・ミアセラ:第二王子と第一王女。現時点では「子供がいる」程度の認識で構いません

 

ターガリエン家とその周辺

特徴的なプラチナブロンド。他家との交流が少ないため、混乱せずに見られるパートです。

◆ヴィセーリス:父王や兄が反乱で殺害される中、王妃とともに逃れた人物です。プライドばかりが高く傲慢な性格をしています

◆デナーリス:王妃が逃亡中、胎内にいた王女。政略結婚の道具として生きる中で、自我を身につけてゆきます

◆カール・ドロゴ:デナーリスの夫。不敗の族長とされ、畏怖される存在です

◆ジョラー・モーモント:デナーリスに仕える騎士。「アンダル人のジョラー」と呼ばれます。元は北部モーモント家当主の嫡子でしたが、罪を得てエダード・スタークにより地位を剥奪され、北部を追放されました。その後エッソスまで流れ、デナーリスに仕えています

その他にもデナーリスには侍女や側近がいますが、とりあえずこれだけ覚えていれば十分です。

壁の人々

衣装が同じで見分けがつきにくいですね……。

◆サムウェル・ターリー:貴族の嫡男でありながら、あまりに柔弱であると父が判断。廃嫡された挙げ句壁送りに。気弱なぽっちゃり系男子であり、「ハムのだんな」「豚の殿」といった蔑称で呼ばれてしまいます。根は善良で聡明な少年であり、ジョン・スノウの親友となります

◆ジオー・モーモント:総帥。モーモント家前当主。嫡子ジョラーに家督を譲った後、志願して「壁」に向かう。

 

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【復習】シーズン1のおさらい

以下、ネタバレを含みます。

余力があれば覚えたい、重要な脇役たち
スターク、ラニスター以外で重要な役割を果たす脇役たちです・

◆ピーター・ベイリッシュ:別名「小指(リトルフィンガー)」。ロバート一世の小議会蔵相。キャトリンの幼なじみです。アリン家に忠誠を誓う小貴族ベイリッシュ家当主にあたります。娼館を経営、客の情報収集を行う等、不可解な行動が目立ちます。

◆ヴァリス:宦官。スキンヘッドが特徴です。

◆バリスタン・セルミー:「王の盾」総帥。信義を重んじる武人です。老齢ながら衰えぬ武芸の腕前を誇ります。

◆グレガー・クレゲイン:ラニスターに忠誠を誓うクレゲイン家の長兄。巨漢。通称の「マウンテン」は、「馬を駆る山」、まるで山が馬に乗っているように体が大きい、という意味。

◆サンダー・クレゲイン:グレガーの弟。通称ハウンド(犬)。犬のように何にでも従うことと、家紋が犬であることからそう呼ばれています。兄よりはやや背が低いものの、大柄。顔面の火傷後は、幼い頃兄によって顔を焼かれた後。炎にトラウマがあります。

◆上級学匠(グランドマイスター)パイセル:王家の助言をおこなう学匠。好色で貪欲な一面があります。

◆ライサ・アリン:前「王の手」ジョン・アリンの未亡人。キャトリンの妹

◆ブロン:「決闘裁判」のために、ティリオンが雇った傭兵。

◆ジェンドリー:ロバートの落とし子の一人。サーセイが放った刺客から逃れるため、アリアとともにキングス・ランディングを脱出する。なお、他のロバートの落とし子はサーセイによって多数殺害された。

◆小議会:国王が任命した閣僚で構成される議会です。

◆王家に忠誠を誓う家:七王国を統治する王家に従う、小規模な家臣の家です。大名と国衆の関係に似ています。シーズン1時点で登場した家は、以下の通りの主従関係です。

◆スターク家に忠誠を誓う主な家:モーモント

◆ラニスター家に忠誠を誓う主な家:クレゲイン

◆バラシオン家に忠誠を誓う主な家:セルミー

◆アリン家に忠誠を誓う主な家:ベイリッシュ

◆宦官:ウェスタロスにおいては一般的ではなく、中国王朝のように雇用枠があるわけではありません。ヴァリスの場合、奴隷時代に去勢されました

◆学匠(マイスター):オールドタウンの「シタデル(知識の城)」と呼ばれる場所で、学識を身につけた者を指します。黒いローブを身につけ、学鎖と呼ばれる鎖を首からさげています。多くの貴族の家では、相談役、治療師、家庭教師として学匠を招いています。戦国時代における僧侶(今川家の太原雪斎、北条家の板部岡江雪斎)と似た役割です。

◆決闘裁判:西欧における伝統的な決闘は、係争中の当事者同士が戦いましたが、ウェスタロスでは代理の戦士が戦います。その点では日本の「湯起請」、「鉄火起請」に似ています。真相究明や正義の追及ではなく、係争をおさめるためのものであり、たとえ実際には有罪であっても強い戦士を用意できれば勝利できてしまいます。そのため野蛮な風習ととらえ、反対する声も出てきています。

 

【発展】現時点での伏線や留意点

◆ラニスターの高慢とスタークの偏見:シーズン1を見終えたあと、多くの人々がスターク家に感情移入し、彼らの言い分を信じているはずです。彼らが目の敵にするラニスターにも弁解はあるはずです。
ジョン・アリンの死はラニスターの仕業とされていますが、これはライサの証言のみです。決定的な証拠はありません。

ブラン襲撃犯がティリオンであると信じ、彼を拉致したのはケイトリンの勇み足でした。ラニスター家、中でも弟を愛するジェイミーにとっては、突然ティリオンを拉致されたのですから、怒り狂うのは当然と言えます。

エダード・スタークの反乱容疑、および処刑はラニスター家にとっても予想外の展開でした。

サーセイはエダードを壁送りにすべきだと考えており、処刑はジョフリー暴走の結果です。
スターク家とラニスター家の対決は、本人たちも意図しない方向で話が大きくなっています。両家がどこかで膝を詰めて話し合えば、ここまで事態は悪化しなかった可能性はあるのです。

彼らはここまで深刻に対立したかったのでしょうか?

◆壁の向こうの何か:本作最初の場面は「冥夜の守り人」が人外の何者かに遭遇し、惨殺されます。青い目をしたゾンビのような彼らは何者かが、ジョンの話において重要な役割を果たします。

◆ターガリエン家の見えない敵と味方:ヴィセーリスは、追放されて長い年月が経ち、流浪の身であるにも関わらず、カール・ドロゴと縁談を成立させることができました。彼らには見えないところで支持者がいるものと思われます。そうでなければ、滅びた王朝を復活させるという途方もない野望を、彼が抱けるはずもありません。

それと同時に、ロバートはデナーリスの現状について、逐一報告を受けています。つまり、デナーリスの側に居る誰かが情報を漏らしているということです。

◆ミリ・マズ・ドゥールの呪い:妊娠していたデナーリスは、ミリ・マズ・ドゥールの妖術によって流産してしまいました。さらにミリ・マズ・ドゥールは、「デナーリスは将来子供を持つことができない」とも言いました。

この予言が正しいとすると、ターガリエン王朝に未来はありません。デナーリスが王座についたところで世継ぎが生まれず、一代限りのものとなるからです

◆「焼けずのデナーリス」:シーズン1のラストシーンで、デナーリスは猛火の中でも焼死せずに生存しました。なぜ彼女が焼けないのか。理由はわかりませんが、ターガリエンの血と関係あります。デナーリスは兄が溶けた金の熱で亡くなった時、微かに微笑んでいます。

「本物のドラゴンならば炎と熱では死なない。兄はドラゴンではなかった」
もしヴィセーリスが王朝再興できるだけの器量と資格を持つのであれば、彼は熱傷では死ななかったはずだと、デナーリスは悟ります。

彼女は、炎の中からドラゴンとともに生還を果たしたのです。

 

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さらなる知識

ここからは余力がある方向けです。現時点で覚える必要はありません。

◆オープニングタイトルの法則

本作のオープニングタイトルは、ウェスタロスの鳥瞰図が表示されます。このオープニングを注意して見ることで、エピソードごとの作品の舞台が把握できます。

毎回必ず含まれるのが、キングス・ランディング、ウィンターフェル、壁、デナーリスの所在地です。
この四カ所に加えて、そのエピソードに登場する場所が表示されます。ただし例外はあります。

・90秒以内におさめるため、舞台となる場所全てが入らない
・そのエピソード限りでしか登場しないような支城等が舞台となった場合、近接した場所が表示される
・キングス・ランディングや壁でのみ展開するエピソードの場合、その回の舞台とならない場所が含まれる

◆ヴァリリア鋼:ヴァリリア人のロストテクノロジーを用いて作られた貴重な鋼。ヴァリリア鋼でできた武器は貴重なもので、所有する家で家宝としています。シーズン1時点では、エダード・スタークが所有し、罪人の処刑に使用していた「アイス」、ジオー・モーモントからジョン・スノウに譲られた「ロングクロウ」、ブラン・スターク暗殺未遂犯が所有していた短刀が該当します。

◆鴉(からす):ウェスタロスでは伝書鳩ならぬ伝書鴉を飛ばします。伝書鴉は高速で飛び、ほぼ確実に命令を伝えます。

◆ドラゴン:ターガリエン家の祖であるエイゴン征服王と、その妹ヴィセーニア、レイニスは、三頭のドラゴンを率いて七王国を征服しました。しかし、ターガリエン王朝による平和な統治が続くうちに、ドラゴンは弱体化してゆきます。物語の開始時点から150年ほど前に生まれた最後のドラゴンは、小さく脆弱でした。これを最後に卵はふ化しなくなり、ドラゴンは絶滅してしまいます。ドラゴンはウェスタロスにおいて、伝説上の生き物となりました。デナーリスのドラゴンたちは、およそ150年ぶりに生まれたものです。

◆大狼(ダイアウルフ):スターク家の家紋にも使用されている生物。目撃されることは滅多になく、北部の者以外は想像上の生き物とすら考えています。北部でも大変珍しい生物です。死骸を見つけたエダードらが「壁の内側で見かけるなんて不吉だ」と語るのは、そうした背景があります。

◆スターク家の大狼:スターク家の子供が飼育している大狼です。
ロブのグレイウィンド
サンサのレディ
アリアのナイメリア
ブランのサマー
リコンのシャギードッグ
ジョン・スノウのゴースト

◆鉄の玉座(アイアンスローン):溶けて固まった剣でできた七王国の王座は、座り心地は最悪だそうです。この王座は、エイゴン征服王のドラゴンの吐く炎によって、溶けてしまった敵の剣から作られています。

◆ウェスタロスの紋章:この世界の紋章は、ヨーロッパの伝統的なものよりも単純化されており、日本の家紋に近いものです。色の指定があり、同じ紋章でも色違いの場合は他家を表すことがあります。
スターク「白地に灰色の大狼(ダイアウルフ)」
ラニスター「赤地に金色の獅子」
バラシオン「金地に黒い大鹿」
ターガリエン「黒地に赤い三頭竜」

◆ウェスタロスの面積:南北に長いウェスタロス。南米大陸程度の面積があるとされています。

◆標語:各家には標語があります。ラニスター家の場合、公式標語よりも世間で流布している方がよく使われます。

スターク「冬来る」
ラニスター「訊け、わが咆哮を!」(非公式「ラニスターは借りを返す」)
バラシオン「氏神は復讐の女神」
ターガリエン「炎と血」

◆役者の国籍:本作のキャストの大半はイギリス人です。アメリカの視聴者にとって「イギリスのアクセントは、時代劇ぽく聞こえる」のが理由だそうです。役者の出身地にもこだわりがあり、北部や野人の役を演じる俳優は、スコットランドやイングランド北部出身者を起用しています。

◆原作は読むべきか?:原作はG・R・R・マーティン『氷と炎の歌』シリーズで、第五部までハヤカワ文庫から刊行済みです。第三部まではほぼ原作に忠実は展開です。ベストセラーだけあって読み応えがあり、ドラマの理解にも役立ちますが、必ずしもおすすめできません。第四部以降刊行が遅れ、ドラマが展開を追い越しているためです。果たして完結するかどうかもファンの間ではあやぶまれているため、手放しですすめられるものではありません。

◆「薔薇戦争」とどの程度近いのか?:本作はイングランドの内戦「薔薇戦争」がモチーフとされていますが、史実とはかけ離れています。ヨーロッパの歴史制度や事件よりも他国のものと近いものもあり、そこが独特の世界観と面白さにつながっています。

ここまでで最も重要な点は、「この全てを今覚えなくてもよい」ということです。とりあえず「ごちゃごちゃして覚えきれないからやめる」とならずに「次のシーズンも見よう!」となれば現時点ではオーケーです!

次シーズンへのポイント
シーズン2では、ロバート王の死をきっかけとした王位継承戦が本格化します。現時点でスタークとラニスターの見分けだけでもつけるようにしましょう。

ゲームオブスローンズ シーズン1
ゲームオブスローンズ シーズン2
ゲームオブスローンズ シーズン3 - ゲームオブスローンズ シーズン4
ゲームオブスローンズ シーズン5 - ゲームオブスローンズ シーズン6
ゲームオブスローンズ シーズン7
⑥番外編 ゲームオブスローンズ 前史
⑦レッド・ウェディングの元ネタ「グレンコーの虐殺」




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文:武者震之助



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