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【『どうする家康』感想あらすじレビュー第41回「逆襲の三成」】
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どうする地図
コーエーテクモゲームスが協力しないと、まともな地図すら描けないのでしょうか。
なんなんですか、あの江戸と会津若松城の距離が近すぎる地図は。
ふざけていますか?
三浦按針の前に広げた世界地図も、カラーコピーしてきたような質感でしたよね。ディズニーランドのカリブの海賊土産の方が、それらしい質感がありますよ。
どうする耳に悪いドラマ
このドラマは耳に悪い。
廊下を歩いてくる連中がどかどか足音を響かせる場面もあります。
履き物を脱ぐ日本でそういう表現方法は妙では? 劇伴はほぼ常におかしい。
そして一番嫌なのは、役者がやたらとイケボにしようと狙っているようで、クセのある喋り方をすることです。
この場違いな乙女ゲーみたいな、はずしたイケボはどうにかなりませんか。ずーっとカッコつけモードで喋られてもウザいだけ。
イケボ狙いは『大奥』に任せましょう。
高木渉さんが堀田正睦、そして津田健次郎さんが井伊直弼を演じます。これには勝てないでしょう。
青年であった序盤はさておき、年老いた最終盤でもイケボ狙いばかりではどうしようもない。
小栗旬さんはそこを踏まえて変えておりましたよ。
どうする金塊チョコレート
いきなり金塊が出ました。
でも、あまりに軽そうで金塊チョコレートに見えた。駄菓子屋かよ。
◆全部当たり! 駄菓子屋の夢の「金塊」 ゴールドチョコレート(→link)
あんなに軽く扱えるわけないんですよね。
そもそも、なぜ銀を出さないのですか?
金銀の小道具に関しては、こんな会話でもあったのでは?と邪推してしまいます。
「金だけではなく、銀も用いてはいかがでしょう?」
「えっ、なんで? 金じゃダメなの?」
「この時代は銀が重要でして。アメリカ大陸、そして日本からの銀が世界史的には大事なんです。明では一条鞭法が制定され、銀が大々的に流通しまして」
「俺は知らないし。何それ、知識でマウントしてんの?」
「いや……世界史では出てきます」
「あのさあ。メダルだって金銀銅だよね。銀とかショボいって常識でわかんねーかな?」
ギリギリの中で苦悩する小道具さんが、さらに追いこまれているのではないか、と心配でなりません。
秀吉を天下人に押し上げた圧倒的な財力~巨額の金銀はどこから調達していたのか?
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どうする破れた盃
茶々と秀頼のいる屋内で酒器を破られてもなぁ。
踏んづけたらどうするつもり?
戦勝祈願の土器割りなら、屋外でやりましょう。
もう、はっきり言ってどうしようもない茶々
このドラマって、家康も茶々もひどいからどうしようもない。
◆ <北川景子>「どうする家康」茶々のままラーメン食す ファン驚き「衣装とのギャップすごいな」「作中では見られない」(→link)
◆ 北川景子 大河2役のクランクアップ報告もお菓子に反響「みたらし団子?」「タワーが気になる」の声(→link)
こういう投稿は、狙いがあざというというか、あまりにワンパターンと思えますし。祭りパレードでの扱いにしても疑問が湧いてきます。
◆ 北川景子、和装で銃を構えるド迫力シーン再現に大歓声「どうする家康」キャストで岡崎市練り歩き(→link)
スナイパーである八重であっても、『八重の桜』の綾瀬はるかさんは見物客に銃口を向けるようなことはありえません。
それにこのポーズは火縄銃の銃身に縄を巻いていますが、本来は腕に巻くものです。
袖が邪魔なのはわかります。
しかし、あまりにもマヌケな状態。ウケ狙いだけであとはどうでもいい――そんな制作陣の姿勢が伝わってきて脱力するしかありません。
思えば今年はずっとそうでしたね。
そうそう、祭りが大盛況であることは、作品そのものの出来をリカバリできないと指摘しておきましょう。
◆山田裕貴さんに北川景子さんら大河俳優の登場に会場は大興奮 家康行列は過去一番の盛り上がり(→link)
それが通じるならば、『レジェンド&バタフライ』は成功したことになりますから。
どうしようもない“事後諸葛亮”本多正信
挙兵を聞いて皆驚く中、ドヤ顔で「わかっていましたw」と語る本多正信が心の底から鬱陶しい。
こういうのを「事後諸葛亮」と言います。
何か起きたあと、カッコつけてスカした顔して、わかっていたとイキリ散らす。本作の正信がまさにそうですね。
あの気取った口調、顔つき、全てが不愉快極まりなく、加齢も表現できていません。
それでも他の連中がボンクラすぎて、相対的に賢く見えるのがどうしようもない。
『パリピ孔明』はちゃんと諸葛亮なのに、こちらは「事後諸葛亮」か……何もかもが虚しいですね。
あまりに幼稚で陳腐な今年の大河に嘆いている皆さんは、お試しに司馬懿ドラマでも見てみてください。
三国志長編ドラマの傑作『三国志〜司馬懿 軍師連盟〜』は鎌倉殿ファンにもオススメ
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権謀術数うごめく本物の政治劇は、三国志好きでなくても大いに楽しめますよ。
なんせ86話にわたって緻密に描かれているので、ボリュームも十分です。
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