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【『どうする家康』感想あらすじレビュー第41回「逆襲の三成」】
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どうする「ステルス出演」
今年はすごいパワーワードが生まれます。
「ステルス出演」ってなんですか。
「セリフ処理」や「スルー」でよいはずなのに、随分と気遣った言い方ですね。
秀吉の西国政権に対し、東国政権を築いた家康からすれば、伊達政宗は重要な人物といえます。
それすら出さない手抜き作品に対して「ステルス出演で気を持たせていますよ!」と忖度するとは一体何事ですか?
もしかして、当初は出す予定だったとか?
それが実現すれば話題になったと私が思うのは、Snow Manの宮舘(みやだて)涼太さんです。
なにせ彼はファンの相性が“だて様”。リアル伊達様を演じるなんて話題作りに最適でしょう。
なにせ彼はファンの愛称が“だて様”。リアル伊達様を演じるなんて話題作りに最適でしょう。
Snow Manは人気もありますし、華やかな伊達政宗にふさわしいとも思います。
なぜ実現しなかったのか、惜しまれることです。
◆ Snow Man目黒蓮、インスタ開設1日で「松本潤」をぶち抜くフォロワー数の快進撃…嵐に迫る世代交代の苦境(→link)
◆ 松本潤の後輩いびりにSnow Manファンがイラッ!『どうする家康』キャスティングへの口出し報道に「お前が言うな」(→link)
どうする視聴率と感謝祭
大手メディアの中でも、テレビと並んでジャニーズ忖度が激しいのがスポーツ紙。
この手の提灯記事が未だに堂々と出てきます。
◆嵐松本潤がNHK大河ドラマ「どうする家康」撮了「今までとはまた違った家康像が出来上がった」(→link)
今までと違った家康像って、実は無責任な言い方ですよね。
人気が出なかったこと。視聴率が低かったこと。番組に違和感を感じていた視聴者に向けた言い訳にもできる。
提灯記事連発の大手スポーツ紙に対し、忖度なしに好き勝手書けるのが、雑誌系のメディアです。例えばこれもそう。
◆ 松潤、無念!「どうする家康」全話視聴率が大河ワースト2位ほぼ確定(→link)
このドラマが不思議なのは、ここまで苦戦しているにも関わらず、呑気にこんなことをしているところです。
◆松山ケンイチ&小手伸也が〝大河受け〟 11・1放送NHK「歴史探偵」x「どうする家康」コラボ第3弾(→link)
◆ <どうする家康>ファン感謝祭を11月27日開催 松本潤、杉野遥亮、音尾琢真、木村昴、松本若菜、松山ケンイチら集結(→link)
この手のニュースで気になるのは、コメント欄が静かなことであり、今年は最初からずっとそうでした。
アンチ記事では盛り上がる。
一方で、提灯記事は誰も付いて来ない。
それでも本作がヒットしているかのように、せっせと記事が配信されるのは、なぜなのか。
顰みに倣う
顰(ひそ)みに倣(なら)う。『荘子』
中国、春秋時代の越国に苧蘿村がありました。
東西に施という家があり、その西の家の娘は絶世の美女。胸が痛むと、この西施は眉を顰めます。
「あの思い詰めた表情がたまらない」
「奥深い、絶品だ」
「なんて美しいのか……これぞ絶世の美女!」
そう周囲が騒ぐものだから、東に住む東施も真似て眉を顰めます。
「真似ればいいってもんじゃないんだよ」
「シリアスな顔して眉を顰めればいいと思ってんの? 全然違うんだけど」
「もう、そんな表層的なことだけ真似している時点で何もわかってないよね」
そう東施は呆れられたのでした。
昨年の大河が西施ならば、今年は東施でしょう。
よくこの写真の使用許可が下りたものだ……そう思えるほど緊張感がなくてひどい一枚が以下の記事に掲載されています。
◆NHK大河「どうする家康」タヌキ親父の松本潤に絶賛の声!「老けメイクでも美しい」最終形態はまだまだ先…第41回みどころ(→link)
そもそも、晩年の家康に求められるものは容姿の美しさでしょうか?
一方で去年はこうだ。
顰めた眉間も美しい、これぞ西施でしょう。
こうした姿勢は写真集にもあらわれています。
◆松本潤初のソロ写真集発売、39歳の誕生日から「どうする家康」クランクアップまでを記録(→link)
◆鎌倉殿の13人:舞台裏を収めた写真集が発売後即重版 「見ながら泣けてきた」「走馬灯のようによみがえる」の声多数(→link)
舞台裏を見せたい昨年と、自分を目立たせたい今年と――精神性の違いは明らかでしょう。
真似ればいいってもんじゃありません。
以下のニュースは本当ですかね。
◆小栗旬 『どうする家康』最終回にサプライズ出演へ!松本潤から直々オファーで実現(→link)
顰みに倣う東西対決が起きてしまうのか……。
隔岸観火
兵法の時間です。
きょうは隔岸観火(かくがんかんか)。
兵法三十六計の第九計にあたる戦術であり、「向こう岸で燃えている火を見つめていればいい」そんな状態です。
文春砲が契機となり、色々と燃え盛っています。
Arc Timesも取り上げています。
こちらはNGリストに掲載された記者を擁する、ジャニーズにとっての急先鋒であり、
動画を見ると複数のNHK関係者が情報を提供していて、ますます燃え盛ることでしょう。
恐ろしいのは当事者たちですね。
所属タレントの危機意識は薄いようで、今後も燃料投下が続きそうな気配です。
◆NEWS「セクハラ大歓迎」よりひどいライブでの悪ノリ発言「コンプライアンス引っかかる歌、歌いまーす」「お前はNGリスト」(→link)
◆増田「セクハラ大歓迎」発言、加藤はNGリストいじり…NEWS全員の相次ぐ“大胆発言”に募るファンの不安(→link)
様々な要素から判断すると、今後ますます燃え盛る可能性あり。
大河がこんなことになって不愉快極まりないですが、膿は出し切ったほうがよいのも確かです。
特に今年の大河は倫理がない。
制作チームが苦しんでいるのに褒めるなんて倫理に反しますし、故に私は嫌いなのです。
何を言われようが今さら……華容道を走っているのはこちらではなく、ドラマの方でしょう。
◆第66回 赤壁之戦 (1)(→link)
敗走している最中なのに「勝ちました! 盛り上がってます! 感謝祭!」と強がってアピールするとは何事ですか。
そんなの曹操でも呆れますよ。
ドラマに対する意見は、NHKへ直接お伝えください。
◆NHK みなさまの声(→link)
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どうする家康全視聴率
【参考】
どうする家康/公式サイト