天正2年(1574年)――。
舞台は、足利幕府が弱体化した時代、京都から四十里の美濃国。
ここから物語が始まります。
整備された田が広がるそこは「明智荘」。一人の青年が歩いております。
色鮮やかな衣装で、月代は剃っておらず。
明智十兵衛光秀――。
青年の物語が、今始まります。
明智十兵衛光秀、その戦い
何が始まるかわからない。
ぼんやりとしていて、おっとりとしてるようにすら見える、そんな光秀。そこへ野盗がやってくると知り、キッと集中した目線になります。
この目線の切り替えだけでも、長谷川博己さんを起用した意味がある。そう思えます。
野盗は15騎。
物見はもっと少ないと報告していたと、住民がうろたえる。叔父上への加勢を頼むかと言われ、光秀はキッパリと断ります。
15騎というと少ないようで、そうでもない。騎兵単独だけではなく、お供もいるわけですから辛い。
それでも光秀は「地の利」はこちらにある、手筈通りでよいと断言します。
皆、隠れてゆきます。
高低差はあまりない。遮蔽物もさほど多くない。遠くに土埃が、舞っている。となると水を使った罠は厳しいか。
しかも、光秀は与八を気遣うのです。
爺様が手塩にかけて育てた田んぼ。守らねばならないと。
この時点で、光秀の優しさがわかります。こういう将は、むやみやたらと火攻めはしない。被害甚大ですからね。
光秀たちは土手に隠れておりました。
「かかれーッ!」
カメラワークが緊迫感を見せる中、光秀たちは弓矢を放ちます。そこまで大きくなく、腕力が要求されず、携帯しやすく、コストパフォーマンスもなかなかようさそうなものです。
弓の連射で、馬上の人物を落とす。
馬ではなく、狙うのは人。確かに、馬は無傷でもらったほうがよい。
接近戦になると、光秀は刀で戦っております。殺陣は日本の伝統的なものに斬新さを入れており、蹴りも結構入れております。
鎧の隙間をきっちりと狙う場面もあり、リアリティを感じさせます。いいですね。
野盗は火攻めをしようとしますが、新緑の季節なのであまり効率はよくありません。
ヤツらの狙いは米。屋内戦闘もある! 殺陣がちゃんと屋外と屋内の差を出しているところもイイ!
光秀は小屋の屋根に登り、落ち、米俵に着地しました。
「覚悟しろ!」
そう迫る光秀。
しばしの戦闘の後、頭領は笑いながら、こう言います。
「おい!」
そして長い筒をみせつけ、与八を撃つ!
状況を理解できず、ただただ、見守るしかない光秀。背後で倒れておりました。
野盗は去っていきます。
放火もあり、食料も奪われました。完全勝利とは言えない。でも、敗北でもない。
撃たれた与八の肩には血が滲んでいます。
「大事ないか!」
「火の塊が肩にあったような痛みが……」
「なんだこれは……」
光秀は困惑する。そこへ、野盗に捕らえられていた農民が引き出されてきます。
三河の菊丸です。山菜採りをしていて捕まり、近江に売り飛ばされそうになっていたとか。
「放してやれ」
菊丸はこう告げます。野盗の頭は、火を噴く長い筒を持っていたと。
「鉄砲?」
ずっと自慢していた。鉄の塊を飛ばすもの。堺でしか手に入らない。光秀は気になってきます。
藤田伝吾に、野盗を追い払ったと告げられます。
「我らの勝ちにございます」
「我らの勝ち? 野盗どもはまた来るぞ、そのたびにこのありさまだ! 何度戦えばここを守れる! 何度戦えば!」
明智十兵衛光秀は、故郷を守れぬことを苦しむ。そんな青年でした。
けれども、彼には弱点があります。
光秀は菊丸をあっさり解放しました。もしスパイであれば、どうするつもりだったのか?
善良ゆえに脇が甘いこと。これは大事だとは思います。
そしてオープニングへ。
フォントの選び方、VFXがあるにせよ、実写のように見せる、往年の戦国大河を意識したものに思える。
けれども、ここで手放しに王道だ、古臭いと言ってもよいものかどうか?
その誘導がそうでなかったら、どうなのか。そこは気になるところ。
出過ぎるな、空気読め! そう主張したい叔父上
光秀が向かうのは、叔父・明智光安のもと、明智城です。
要求は殿への面会でした。
光安は嫌がる。
要望があればわしがすくいあげて伝える、それがわしの務め。そうキッパリと言い切ります。
カメラワーク、セットの作り、ライティング。全部レベルが高い。これは鉄壁の布陣だ。
野盗のこをと告げても、光安は受け流そうとします。明智の里は国境、野盗に狙われやすいのです。
殿もゆえに配慮してくださる。防衛の予算がつくとか、いろいろ対策はあるのでしょう。それでも明智の一党だけでは守れないと光秀は反発します。
亡き光秀の父は立派だった、国乱れても父のように奮闘しろ。
そういう何の解決にもならないことを繰り返す叔父。殿に会おうなんて調子に乗ったこと。そういう認識がそこにはある。
「よろず出過ぎて、ろくなことはない!」
そう言いつつ、鶯を見守る光安からは現実逃避傾向を感じます。物語は戦国時代のようで、事なかれ主義で、現代にも、いつの時代にも似た人がいる。そう感じさせます。
「あああ〜っ!」
光秀はそう不満を叫び、街へ。子どもが打毱をしておりました。
かなり気合が入っている。こういう風俗再現は手間がかかる。
学友とその父と
稲葉山城に向かうと、斎藤高政(斎藤義龍)がやってきました。
「何用で来た?」
光秀は素直に、殿が鷹狩りでお目にかかれるかと思ったと告げます。
父上に用があるなら入ればいい。
そう促されても、叔父上から直々にお会いするのは恐れ多いと止められている、そう戸惑います。
「我が学びの友は相変わらず堅物だのぉ。まぁ中に入れ。俺が許す」
「そうか、おぬしが許すか」
そう言われ、やっと中に入るのです。光秀は真面目なのです。
実は、小見の方が難病でした。彼女は光秀の叔母です。そのせいで、父・利政(斎藤道三)は暇を持て余していると高政はもらす。
その利政は、暇を持て余しつつ、何かの分別を小姓に任せています。
よいものは右。
そうでないものは左側。
槍を振り回しつつ、そう指示をするのです。
分け終えて、小姓を下がらせる。仕事ぶりを見守る細かさがあるんですね。
常財寺の和尚がくれた。珊瑚の玉。いくつあるか?
一体何個あるか?
そう聞かれて、高政はこう言ってしまう。1500か、1600か。
それに対して、利政はあきれます。
そなたでは遠くの敵を見誤る。困った若殿じゃ。そう言う。利政は無頓着のように思えるけれども、どうなのか? 息子を指導したいのかもしれませんよね。
今度は光秀にも同じ問いが投げかけられる。
2000を少々超える。数珠は一連で108、20人分として2160。
そう答える光秀は賢く、兵糧管理や武器管理をさせたい。そういうタイプです。
紛れもなく賢い人物がここにいます。光秀? それだけじゃない、本作の作り手!
こういう説得力のある才知を描ける人間は、その人自身も賢い。あ、演じる方も。
「汝の名は?」
「明智十兵衛と申しまする」
利政は思い出します。正室・小見方の甥。大仙寺で学んだ我が子の学友。『四書五経』を二年で読み終えた。
我が子は七年。それに対して、高政は六年だと苛立ちを見せます。
これは短い会話ですが、結構重要でして。
光秀は、儒教の教典に通暁している。賢いだけなのか、それとも理解して身に染みているのか? 『孫子』のような兵法書ではないこと、ここも大事。
利政は我が子に対してひどいことを言いかねないし、年数を間違えて関心が薄いようにすら思える。即座に訂正する高政は、心理的に傷ついている。
高政は十兵衛が父上に話があると言い、立ち去るのです。
光秀のプレゼンタイム「堺&京都旅行にはこんなメリットが!」
利政は珊瑚を投げて、数当ての褒美だと言います。
市場に持っていけば、よい値で売れると。
売ることを前提にしている。あくまで、金銭価値を見出している。相手が大事に持っていることに何の期待もしておりません。
現代人ならば、「これやる。フリマサイトで売ればいいんじゃね」と言われるようなもの。
そういうプレゼントの渡し方、どうです? 彼の人物像は細かいところに出ています。
光秀はお願いの儀があり、参上したと切り出します。
直々に不調法だと断っていますが、利政がその辺にこだわる人物ならば、目の前にいる時点で怒っていると思うんだな。彼はそのへんのこだわりが、薄い。
領内に野盗がいると訴えると、利政はそっけなく「光安から聞いている」と返します。光秀はそれはそうだと認めたうえで、昨日は肝を冷やしたと言います。
新しい戦道具を持っていた。
鉄砲――そう告げるのです。
ここで利政は興味を抱きます。南蛮由来のものを野盗が持つ。都や堺、美濃の外にはある。
利政はムッとしつつ、美濃はどうすればいいのかと聞いてきます。
本題に入る光秀。
野盗は何度でも来るし、美濃の外のことも知っている。堺がどういうところで、鉄砲がどういうものか。この目で見て来たい。旅の許可をいただきたい――。
こう言われて、利政はハードルをあげる。
光安は何と言われるのか。そう言ってきます。光秀が、叔父なんて知らねえと言い切るタイプだと、こういう脅しは通じない。
叔父は止めるはず。光秀はそう言う。他の国のことを知るのは、殿だけでよいと言う。
そこは踏まえているとなると、利政はハードルをまた立てる。
旅費です。光安が出さない、ならば貯金はどうかと聞いてくる。正直な光秀は、少々蓄えがあると答えます。
ここで利政は本音を出す。
「旅の許しを出して、わしに何の得があると言うのか?」
「得?」
でた、損得勘定だ。
光秀は旅で知識を得る。でも、じゃあこっちはどうなる? 珊瑚ほどの値打ちもないってさ。win-winに持ち込みたい。いるよね、こういう奴。
珊瑚の珠だって、金の価値しか見いだしていない。僧侶の徳なんてどうでもいいってことだ。
光秀は必ず鉄砲を買ってくると言いますが、利政はそっけない。そこで光秀は押します。
「殿お待ちください!」
ここで持ちかけるのは、医者でした。病の奥方を治す医者を連れてくる。これでどうでしょう?
光秀はパワーポイントを使わない。けれども、プレゼンはできる。そういう人物です。
京都から名医を連れてくるという条件に、利政は心が動かされます。
「旅のかかり(費用)、いくら欲しい? はははははは!」
本当に、本作の人物設定は盤石だ……。
パラメータが見える。
利政は、後天的に色々学んで、損得勘定で生きることにした。そうじゃないといけない。成り上がり者は、そういう割り切り方をしないと終わる。合理主義を貫きたい。
けれども、彼には感情がちゃんとあるのです。冷たくなりきれない。奥方の病のことを持ち出されると、心が動いてしまうのです。
そしてこれは光秀の強みでもある。理詰めでも言えるけれども、最後は心を動かすことで物事を前に進める。
光秀は、賢いだけでなくて、優しくて、共感できる。そういうタイプ。学友の高政も、似ているところがあります。
理詰めで損得勘定ばかりの人間と、共感を求める人間では、どうしたって対立が生じるのです。
見えてくる母の姿と、亡き父のこと
さて、明智荘・光秀の館に帰宅です。
ここで彼は、母の牧に報告すべく、背を向けてそろそろと入ってきます。
理由を問われると、彼はこう返します。母に言われた、悪いことをして帰ってきたら、お尻から入って参れと。頭でなく、お尻を叩くと。
母は微笑み、どんな悪いことをしでかしたかと聞いてきます
でも、ここも光秀のうまいところ、ずるいところなんですよね。
犬が腹を見せたら、そこを蹴り飛ばすことのできる人間は、そんなに多くないと思う。ましてや愛犬ならば。
動物だってそういう戦術がある、人間もそう。
光秀は、先手を打って感情を和らげる、そういう才能があるのです。心優しいんですね。
ここで彼は切り出す。
母に相談しないで旅に出たいと言ってきた。堺や京の都に行きたいと告げてきたと。謝る我が子に、牧はいつ出発するのかと聞く。一両日中。そこまで聞いて、牧は告げます。
「それは、お尻を叩かねばなりませんね」
ここで下女の常が草鞋を解いてよいかと尋ねます。こういう細かいセリフもいいですね。
このあと、母の手料理をうれしそうに光秀は食べるのです。常がお湯が沸いたと告げます。
梅干しを詰めたのか? 干し餅は? そう確認しています。
そなたが旅に出ると聞いて、常たちは大忙し。そう牧は言います。あれもいる、これもいる。そう頑張っているのです。
身軽でいいと光秀は言いますが、そうは言うても長旅だと牧は返します。
一月なんてあっという間だと光秀は言う。細かいところで、母の不安を和らげている。そういう気遣いを感じます。
ここで牧は、亡夫を思い出しています。
光秀の父も、そう言ってよく旅に都まで行っていたのだと。
小さな情報のようで大事です。
都にオラオラした者は送りません。歌を読み、教養も礼儀作法もなければ、恥をかくので行けない。光秀には父譲りの才能もあると想像できます。
そしてここで、牧は土岐源氏の血と誇りを強調するのです。
この先、光秀が、
「ウェーイ、俺平氏ぃ!」
「俺なんて、わっかりまっせーん!」
「血統なんかにこだわる奴、バカだよな!」
みたいなことをノリノリで言い出す【英雄】と向き合うとき、どんな顔になるのか。
そこに注目しましょうか。
『マッドマックス 怒りの戦国ロード』
かくして出立。
垂井宿で、メモを取る光秀。他の旅人は博打をしながら、堺の刀は宗次郎だと語っています。
琵琶湖は船で越える。
大河で船と言えば、いろいろよろしくないこともありましたが、今はVFXで安心ですね。何気ない移動のようで、伏線にもなるのでしょう。
そして比叡山では、長刀を持った僧兵どもが『マッドマックス』状態だ。
「ここを通りたければ一人15文!」
二重請求されることを抗議すると、ボコボコにされています。縛られてぐったりしている男女もいて、戦国時代の地獄みが漂っている。
これも
「あんな僧兵なんか殺せばいいんだぜーッ!」
となる前振りなのかな?
光秀も、野盗に待ち伏せされるわ。
途中で、縛られて連行される老若男女もいるわ。
出陣足軽がのしのしと歩いているわ。
大変だよ、戦国時代は!
生首を置くか、置かないかで、現場がギリギリで揉めていそうではある。血飛沫もちゃんと出ていたし、どこまで迫るんでしょうね。
そして堺へ到着――。
「なんだここは!」
光秀は驚く。こっちもびっくりだ。
派手だし、メンズメイクしている男性もいるのです。
これ、明言はされていないけれども、男色がある世界観だと推察できますよね。メンズメイクは現代だけのものでもなく、むしろ伝統です。
踊る人もいる。頭に甕を乗せている人もいる。オウムも。黒人のお供を連れた南蛮人もいる。
そして遊女だ。
化粧もまちまちな遊女が、光秀を誘惑するのです。踏み込んできたなぁ……。
「ねえ〜」
「そのような用はないッ!」
「ちょっとぉ、お兄さん〜」
ま、遊ぶにせよお金もかかることですし。
こういうのを見ている子どもにどう説明するのか? そんなもん自分で考えろ! そう投げてきましたねえ。
ここで光秀は、宗次郎の店を見つけます。
「おっ、ここだ!」
ライティングも凝っている、素敵な店内へ。
鉄砲をどう使うのか? それとも使わないのか?
鉄砲を売っているかどうか、光秀はテキパキと聞いています。
ここで、三上という武士が小馬鹿にしてくる。そんなもんあるかな、って。隣には、気品あふれる三淵藤英という人物もいます。
光秀は賢いけれど素直すぎるので、斎藤山城守が鉄砲を欲しがっていると名乗っちゃうのです。ガードが甘いぞ!
三上は成り上がりの田舎大名だと、またも馬鹿にする。言葉が過ぎると嗜める藤英。優しいだけでなく、この厳しいご時世にはしょうもないマウンティングしないで、味方を増やしたいのかもしれない。
ここですごいとしみじみ思えたのが、三上と藤英の月代なのです。
洗練性がある。光秀が田舎者ぽく見える。イメージのせいか、月代は省かれがちなこの時代。それが、シティボーイなら月代だと思えるんだから、すごいものがあります。
そして藤英が、鉄砲の試し撃ちをすると言い出しました。誘われて光秀も見に行きます。
ここの装填がかなりしっかりしている。銃器考証を凝っても、そこまで数字につながるわけでもないと、2013年に悲しい証明がされたものですが……それでも本作はやるんだな!
欠点もわかるんですよね。火縄がある。対策なしで雨天では使えないと、見ればわかってしまう。ここで雨対策をするか、それとも採用しないか、分かれ道ではあります。
威力は?
的が割れる。と、藤英は採用に否定的。理由は装填時間です。
藤英はバカ――そう思いますか?
実は彼と同じミスをした人物がいる。ナポレオンです。
武器の歴史では、鉄砲のはるか前から装填時間、威力、命中性のせめぎ合いがありまして。
長弓は連射ができる。
弩は威力が高い。
どちらを採用すべき? という問題は常にありました。
ヨーロッパですと、イギリスが長弓でフランスが弩でした。その結果が百年戦争でも出ております。
序盤イギリスが強かったのは、長弓兵のおかげでした。
『Civilization』でも猛威を振るうユニット長弓兵。そりゃロビン・フッドが英雄になるわけです。
で、ここがおもしろいところですが。
そんな連射の強みを知るイギリスは、装填時間を考慮した上で、ライフル連隊採用を世界最初にしているのです。命中率と射程を考えたわけ。
そのころ、ナポレオンはこうでした。
「装填時間を考えたら、ライフルなんていらん」
皮肉なことがある。
ナポレオンの名前は大勢知っていても、ライフル部隊を採用したジョン・ムーアのことを知っているのは重度のマニアくらいでしょう。
話がそれましたが、ともかく藤英は愚かじゃない。むしろ極めて常識的な判断であることは、大事なのです。
ここで、思い出しませんか?
スマートフォンのこと。
当初、こういうのは日本人向きじゃない。そう言われてましたっけ。着メロも、デコメも、イルミネーションできないとかなんとか。それが2020年現在、どうなったか……。
人間の予想には限界がある。ここはふまえたい。
ただし光秀は、生真面目でした。ここで「そうか、確かにいらんなあ」とは思わない。ムキになって持論展開するわけでもない。
笑顔で相手に同意しておいて、裏でこっそり入手する。その上であとでなんかやらかす。そういう『真田丸』の真田昌幸じみた気持ち悪さもない。
斎藤山城守が御所望だ。
そう言い切り、絶対手に入れると言うのです。
親切な藤英は、既に注文待ち状態で、二月三月かかると言います。足利将軍家すら一ヶ月待ちだったそうで。
藤英は店主の手前言いにくいと前置きしたうえで、使い勝手が悪過ぎると指摘します。
彼は相手の気持ちを考慮できる、常識的な善人のようです。三上は、美濃の狸撃ちには向いているとからかうのに、藤英は「御主君には見た通り伝えればよかろう」とアドバイスしておりました。
そしてここで、なんだかギラついた男が登場します。
松永久秀だ!
ナイスガイ松永久秀、参上!
オラオラした久秀は、宗次郎にイラついています。
どうして、わしが来るとわかっておきながら、将軍家のあいつらとダブルブッキングしたんだ、ってさ。
堺商人は分け隔てないのが流儀だとわかっているとふまえたうえで、あの連中は例外だ、それを知らぬお前でもあるまい、このわしを怒らせて無事に生き延びた者は堺でも一人もおらぬ。そうオラつくのです。
うーん、これはいい松永久秀!
吉田鋼太郎さんは、柳生但馬守(『柳生一族の陰謀』)にも期待ですが。
衣装も、最高!
高級感、オラつき、センス、三拍子揃っていてすごい! そうそう、NHKもストックに甘えてもいられないことですし。
そしてこのあと、衝撃的な久秀スマイル。二パァ〜! それを光秀に向ける。
なんでも、斎藤山城守のファンだそうで。好意を、宗次郎を脅して数挺吐き出させるという脅迫宣言で伝える、そんな久秀。かわいい❤︎ 一家に一人欲しい……わけはないけれども!
でも、謎の可愛げがある。よし、このまま乙女ゲーに行こう!
久秀は、美濃の国も美濃の人も大好きなんだそうです。
下克上仲間意識があるようです。
西ノ丘の油商人からわずか二代で成り上がった、そういうサクセスにシンパシーがある模様。ここで光秀の名前を聞いてきます。やっと名前交換だ。
鉄砲を買うなら大金がいるぞ、ご予算は? そう話を詰めてきます。
殿から預かってきたと聞くと、久秀はお食事デート宣言ときた。
「腹を立てると腹が減る!」
もう、光秀と久秀カップリング宣言待ったなしだな!
そのへん、実はよく知らんけどな!
光秀&久秀、居酒屋デート
はい、光秀と久秀、すっかりお酒で出来上がってます。
「これ以上は! これ以上は!」
久秀、どんだけ奢ったのさ?
ここで久秀は、嫌いな奴らのことを言い出す。
さっきのあいつらは、奉公衆。将軍の側近。わしの首を取れば鉄砲三挺だと言ってるってさ。
褒美を出すのは将軍・足利義輝だと、久秀は苦々しげに言うわけです。三好長慶と足利将軍家で、京都中心に堺まで余波が及んでいるのだと。
久秀さん、親切です。
光秀は何も知らないと言いつつ、視聴者相手に歴史背景を紹介してくれる。こんなナイスガイ松永久秀初めてだよ。この調子で、人生相談コーナー担当してくれ!!
この久秀、なんか『仁義なき戦い』めいた述懐もする。無能な奴が仕切っていることが悪いって。
久秀からすれば、鉄砲を使えないと決め付ける程度の将軍家は無能ってことでしょうね。力さえあれば変えられる。そう久秀は言う。美濃は国衆も偉いと絶賛します。
光秀はちょっと複雑な気持ちでして。
お気持ちはありがたいけれども……と、濃厚な下克上トークに引いてます。
美濃国にも、不満を持つ者も多い。
野盗も国境を荒らしている。隣国で戦の構えを見せると裏切る者もいる。今の美濃は、そういう国。
はい、お酒が入った光秀は本音が出てしまう。
実は彼も、不満があるのです。
なんでも損得勘定を持ち出して、そういうところが嫌! いちいちコスパ、コスパ、コスパ、そういうことばっかり! そういう現代人にも通じる悩みを訴えます。
光秀は『論語』も引用してきて語りますが、これも丁寧なお仕事ですよね。書籍を調べた上で、場面に合うものを引っ張ってくる。そういう担当者ありきのお仕事でしょう。
それにくどいようですが、公式サイトで長谷川博己さんも指摘していることでもありますので、おさらい。『論語』ってところです。
儒教は人間のあるべき道徳心のテキストであり、兵法書とは異なる。
光秀を賢いだけのキャラクター設定にするのであれば『孫子』を暗唱させればいい。そうしない理由はきっとちゃんとあるはず。
もう一点、ガードがゆるいところ。
光秀さん、儒教の規範では、目上の人に逆らうのはいけないんですよ。主君の悪口は、よろしくない。それに、奢ってくれている久秀さんはあなたの主君の大ファンだぞ!
実はこの光秀は、人間離れした賢さがあるわけでもない。かつ、飲酒やストレスでガードがさらに緩くなる。ここは重要でしょう。
金が懐にあるって、久秀が気付くような甘さもありました。酔って絡んで、そして光秀は……。
朝チュン……ではなくて。ともかく朝だ。ガバッと起きます。
「うう、わしは何をして……あっ! おお……うおーっ、ははははっ! 鉄砲だ、鉄砲だー! 久秀さまぁ〜!」
枕元に、季節外れの久秀サンタさんからプレゼントがあるよ!
中身はなんと鉄砲だよ、やったね!
なんだこの、夢のような松永久秀。素晴らし過ぎる。
「おはようございます! お世話になりました」
さて、久秀のおかげでわくわく帰り道へ。
京都へ立ち寄ります。
焼け跡がある。荒れ果てた京都。美しき京都は荒れ果て、人々は住まいを追われ、都は貧しいものたちの巣窟となっておりました。
すっかりスラム街だ。
ちゃんと死体らしきものもある……。
名医を探して
光秀は名医を探すのですが、今は将軍ですら近江に逃げるほどだと聞かれた僧侶は言葉を濁します。どうにかしえて六角堂の望月東庵の情報を掴み、現地へ向かうのですが。
応対に出たのは、若い娘の駒です。
先生は不在で治療はしないとキッパリ。光秀は治療ではなく、お願いがあるとすがります。
どうやら彼女は、借金取りと間違えているらしい。光秀、ちょっとショック! そんな悪い人じゃない、そう見えますかと必死です。斎藤山城守の美濃まで来て欲しいと名乗りつつ言うのですが。
「名医? 誰がそう言いました?」
以前はそう言われたけれど、今はそうじゃない。昔ほど名医じゃないと言いながら、駒は質屋に向かいます。そこで蚊帳を質入れして、夏ならともかく秋の終わりだと30文だと値切られるのです。
ガッカリしつつ、今日の米代にはなると屈する駒。光秀に追いつかれつつ、五年前に質屋主人の酷い黄疸をなおしたのに恩知らずだと駒は怒っています。
この場面でも、孤児の泣き声が聞こえてきます。
駒は美濃の御城主はいくらくれるかと聞いてくる。「それ相応に」と濁す光秀。
百貫くらい? あてずっぽうで言われて、光秀はびっくりする。
相応の中身を駒は確認したいのです。光秀はちょっと甘いところがあるようです。
先生に相談すると駒はいい、家まで向かいます。そこには、歯痛を抱えるウメという幼い少女と、東庵がおりました。
しかも、サイコロ振ってる。
鍼を打つかわりに、双六をしていた、銭はかけていないと言い訳がましく言います。駒は呆れておりますが。
ウメは鍼が痛くなかったと告げ、去ってゆくのでした。
誇りを失わぬこと
東庵は、光秀の用件を聞いても冷たいのです。
美濃になど行かん。百貫だろうが、千貫だろうが嫌だと。自分は名医でもないと言う。かつ、名医は御所の周り、将軍様の周囲にわんさとにいるって。
京都からわしがいなくなると、双六仲間も寂しがる。賭けて夜逃げしたと勘繰られるのもしゃくだって。
駒はご本心を言って欲しいと粘る。
先生も、私も、百貫は喉から手が出るほど欲しいはず。もっといい薬草、道具も新しくしたい。余裕があればお金に困っている人でも助けられる! 半年くらいならばよいはず、光秀に確認しつつ、そう粘るのです。
東庵はここで吐き出します。
あるとき彼は、御公家や大名の脈を取るのはやめようと決めたのです。具合が悪いから診てくれと言われ、ここに病人を残して出かけた。見事な一室に通されたものの、病人はいない。中庭に連れて行かれた。
そこに犬が一匹いた。
大事な犬ゆえ、金はいくらでも出す。
それで彼は申し上げたのです。
犬に打つ鍼は、ありませぬ。以後、お呼びはかかるまいと思うたけれど、それでよいと。そう笑うのです。
光秀は、砂に水が染みてゆくような、そんな顔になっている。彼はわかりましたと告げるしかありません。
父は自分が幼い頃、病死してしまった。生前の父を知る者は皆、立派な武士であったと言います。
その父が、よく申していたことがある。
大事なのは、ひとつ。ただ、一つ。誇りを失わぬことだ。
今のお話を伺い、ふとそのことを思い出したのだと。これ以上はもうしませぬ、お気持ち腑に落ちました。そう言い切るのです。
そう立ち去ろうとすると、火事が起こっていました。
燃え尽きてよい命なぞ、この世にひとつもないから
なんでこんなタイミングで?
盗賊のせいです。地獄だー!
駒に薬を持ち出すよう告げて、避難開始。光秀は武芸で数名と切り合っています。
ここで酒屋の娘が火の中に取り残されているという急報が!
「おウメちゃんが!」
駆けつけると、母のミキが叫びます。
「先生、ウメが死んでしまう!」
柱のせいで、動けないのだそうです。駒が助けようとすると、光秀が止めます。水を浴びて、子どものいるところへ走ってゆく。
「お侍さまっ!」
そこへ、東庵は濡らした布を胸に入れます。
燃える家に入る光秀。撮影は大変だったことでしょう。
程なくしてウメを発見! 濡らした布を出し、柱に挟まれた脚を気遣いつつ、テコの原理でどかします。
冷静で知性的な光秀です。
崩れ落ちる酒屋。叫ぶ母。その前に、少女を抱き抱えた光秀が出てきました。気を失っているが、息はある。そう告げるのです。
気付け薬を用意させつつ、素早く触診をして、無事を確かめる東庵。これは名医だ。駒は薬の名を読みあげつつ、歩いています。
仕事が丁寧ですね。
こういう名詞をきっちり出すのも、担当者あってのお仕事です。
おまじないかと驚く光秀に、駒は気付け薬の中身だと答える。すべて混ぜて、おウメちゃんに飲ませたそうです。
駒はお礼を言う。先生の薬は効く、きっと良くなると言います。変な人、お礼なら自分で言えばいいのに。子どもの頃からずっといるのに、変な先生だと思う。そう語る駒。
麒麟がくる
駒は子どもの頃、先生に拾われ、薬のことを教えられてきました。
親が戦の巻き添えになり、常楽寺近くにあった家が火災で焼け落ち、三つで孤児になってしまった。まだ何もわからないけれど、助け出してくれた人の大きな手だけは覚えている。
それを思い出した。
おウメちゃんと同じだった。熱くてもう駄目だと思っていたのに、大きな手が抱き上げて、外へ連れて行ってくれた。もう大丈夫だと言われても、ずっと泣いてた。戦は怖い、いくさは怖いって。
そうしたら、こう言って慰めてくれた。
いつか、戦が終わる。
戦のない世の中になる。
そういう世を作れる人が、きっと出てくる。
その人は、麒麟を連れてくるんだ。
麒麟というのは、穏やかな国にやってくる不思議な生き物だよ、って。
それを呼べる人は、必ず現れる。
麒麟が来る世の中を。
だから、もう少しの辛抱だ――。
「麒麟か……」
光秀は問いかけます。
「その大きな手の人は、どういう方ですか?」
「知りません」
通りがかった人。泣き止むまであやして、引き取ってくれる人が出てきて、行ってしまった。あとで聞いたら、立派なお武家様だった。
「明智様は、おウメちゃんを助けた大きな手の人ですね」
「私の手はそんなに大きくない」
光秀は謙虚なのでしょう。
少女からすれば十分大きい。そのことに気づけないし、いばることもしない。謙虚で、とても優しい人だ。
その光秀はこう言います。旅をしてよく分かりました。どこにも麒麟はいない。
何かを変えなければ、誰かが。
美濃にも京にも、麒麟は来ない。
ここに東庵が来る。
ウメちゃんは元気になりそう。双六しようと言ったぞ、って。
ひとまず安心ですが、困ったことがあるそうで。
「困ったものだ。家が焼けた。あれでは治療などできぬ。直すには金がかかる。いっそ美濃にでも行くかと……善は急げと申すからな」
「美濃へ……帰れる!」
光秀、旅の目的終了です。
とんとん拍子?
ご都合主義?
いいえ、あくまでこれはフィクション。
光秀の性格、嫌いなもの、価値観、本作のテーマが詰まっているのですから、上出来ですとも。
この父にして、この娘あり
同じ頃、尾張の織田信秀は美濃に攻め込む構えを見せていました。
一方、美濃の稲葉山城では、一人の女性がやってきます。
ドスドス歩く――彼女はいったい誰なのか?
父上が戦をする。御陣に加えて欲しい。そう熱く主張する彼女は、帰蝶(濃姫)でした。嫁に出した娘に加勢を頼むほど、落ちぶれてはおらんとつっぱねる利政。
でも、この場面は変なんですよ。
儒教の規範ですと、嫁いだ女性は婚家に従うもの。ですので、そういう規範を大事にするのであれば、道徳でお説教タイムなのです。それがこの父娘は、父のプライド問題にした。
帰蝶は、明智の叔父上のことを言い出す。
そして十兵衛は息災かと聞く。旅に出ていると聞いて、驚いています。
「旅?」
一瞬とはいえ、帰蝶の性格も掴める。
彼女が袴姿であるのは、あくまで実用性大好きタイプだから。ドスドス歩くし、加勢したがるし、男に生まれたかったと舌打ちをしているタイプなのでしょう。
典型的とはいえますよね。
定番といえば『独眼竜政宗』の義姫。近年ならば『おんな城主 直虎』の井伊直虎もそう。
ただ、本作はただのボーイッシュさだけではない、何らかの個性はある。そういう人物設定にしているとは思います。
現代にいたら性格も想像がつく。気に入らないプレゼントをフリマサイトで売り飛ばして、そのことを開き直るタイプだ……。
時は天文16年(1547年)、冬間近――。
明智十兵衛光秀が美濃まで戻ってきます。
MVP:駒
光秀の妻ではない。そんな駒。彼女はどうしてここまで大きい扱いなのか?
彼女は創作された人物であり、光秀の動機と象徴そのものなのです。
「麒麟? それ、目撃情報あるの? いつ、どこで?」
光秀がそう突っ込むような性格であれば、このドラマは始まらない。タイトルは別のものになる。
彼女と光秀に、恋愛感情はない。生じるわけもない。彼女が動機そのものであり、象徴なのです。
「戦災孤児」というキャッチコピーも興味深いところ。
みなしごでもない。
ただの孤児でもない。
彼女は戦国時代にだけいるわけではない。
今もどこかにいる。そういう普遍的な象徴だと思えます。
彼女らを救おうと誰かが思うこと。そのことを、理想主義だのお花畑だの、言っていることは果たして正しいのか?
駒はとても大切で、一年間を通してMVPになる可能性がある、そんな人物です。
総評
盤石です。あっぱれです。
カメラワーク、殺陣、演出、セット、衣装、主演からエキストラの演技、ライティング。
着想から再撮影まで、過不足なく制作されたものに宿る。そういう魔法がある。
構成が極めて整えられている。
それでも本作を「王道」だの「手垢のついた」だの「ジジババの好きそうなもの」と呼ぶつもりにはなれません。
否定的な見解も想像できます。
松永久秀がすぐにホイホイ鉄砲をくれるか、だの。
光秀が少年漫画の主人公じみた、完璧超人だの。
目が肥えたドラマ通からすれば、退屈。
と言ったものは無視してよろしいでしょう。
本作は策士が紛れもなく一枚噛んでいる。
その人が誰か、名前も、性別も、年代も、何人いるかも知らない。けれどもどの本を読んだかは、なんとなく想像がつきます。
なかなか意地悪で、主演の長谷川博己さんにすら、伝えないで何かをしている気配も感じる。
どうして昨年わざわざ2010年代大河を振り返ったのか、そういう疑念はある。
昨年の大河に、その理由はない。
基本的な、いわばOSのアップデートが2015年前後(これは2015年の作品が画期的という意味ではありませんので、ご注意を)にあり、大河だけではなく朝ドラやEテレでもあったと思えるからなのです。
そのへんをじっくり事前予想として送り、かつ来年と再来年も予測できたのですが、難解すぎて不採用でした。
まぁ、ややこしい話を展開したし、手札をばらまくのも考えものですから。そこは編集さんの判断だ。
予想だけさっくりと書きましょう。
・2021年『蒼天を衝け』は2015年後半期朝ドラと、2019年大河の悪いところを集めた結果になる。成功する理由がない。失敗する理由は? 2010年代後半にバグが発生したためOSをアップデートしないで使い回すから。
・2020年、2022年は視聴率が2010年代後半のプラスマイナス1〜3パーセントで落ち着く。枠、地上波全体が衰退気味なのでそこは仕方ない。
・とはいえ、2020年と2022年の作品としての出来は上々。高評価。主演はじめ、出演者がスタッフには好転となる。そこからVODに引き抜かれても、そこは致し方ないところではあるけれども。
・脚本家の作風を過大評価してもいけないし、過小評価してもいけない。彼らは一人の将であり、ブランドのラベルであり、あくまで総大将ではない。これは主演もそう。
・2021年はそうなるにせよ、2020年と2022年は2019年の再来、大コケにはならない。
ついでにネタバレに踏み込むとしつつ、予測したいと思います。
【本能寺の変】の動機と理由は、光秀の精神的疲労です。
怨恨に一周回って回帰する。
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なぜ光秀は信長を裏切ったのか「本能寺の変」諸説検証で浮かぶ有力説
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ここで考えたいこと。
黒幕説や陰謀説が渦巻いたのはナゼでしょうか?
それはこういう前提あればこそ。
「賢い人間は、怨恨くらいであんなことはしないもの!」
「賢い人間は、あんなスキだらけの状態で本能寺に宿泊しない。しかも嫡男まで手薄だった? あの天才信長が? そんなわけないでしょ!」
これは、人間の精神を過小評価と過大評価した結果です。
人間の知性は、いともたやすく崩壊する。判断力は下がる。知能だって不変ではない。洗脳は案外簡単にできます。
そういう人間の精神を見誤った結果、陰謀論が跋扈するのです。
人間の精神を破壊する方法はある。コツさえつかめば、騙すことはできる――そういうことを学んでいる誰かが、このドラマの背景にはいる気がしてなりません。
※麒麟がくる第二回「加納口の戦い(井ノ口の戦い)」については、下記に関連記事がございます
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【参考】
麒麟がくる /公式サイト


















