麒麟がくる感想あらすじ

麒麟がくる第12回 感想あらすじ視聴率「十兵衛の嫁」

時は天文21年(1552年)。

光秀は薪を割りながら、義輝のことを思い出しています。

彼も作業をしながら、考えを煮詰めるタイプなのでしょう。薪は十分なのに、近江から帰って、心ここにあらずで薪割りをしていると。

蝮は爪切りや槍の稽古。信長は魚を捌いて鉄砲を撃つ。そして光秀は薪割り。

ついでに言えば『真田丸』の真田昌幸は胡桃カチカチ。そういう単純な反復動作でストレス解消なり気分転換をしているのでした。

 


光秀は気分転換せねば、そして嫁を

周囲は心配しています。

「近江の様子はどうじゃ」と言っても、何も返さない。叔父上こと明智光安にも公方様の仲裁を受けたとしか言わない。母の牧にも言葉少ない。

光安はこうしみじみと考えています。

「やはりこういう時、十兵衛に嫁がおらんというのはなにかと不都合でございますなあ。母親に申せぬことも、嫁には申せるということがございます。今、そういうことが大事でござってなあ」

「そのようなものでございましょうか」

「その限りではないにせよ、のう」

おっ、叔父上はいい目の付け所ですね。これには帰蝶という理解者ができた信長も同意する。このあとの展開のフックになっています。

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蝮こと斎藤利政(斎藤道三)が、敵の閨(寝室)監視をしているのも、そういうことです。

古今東西、夫婦なりそういう関係では、寝物語が重要なものでして。でもここでの光安は、甥の心身を第一に考えています。

優しいなあ。後継とかそういうことでなくて、リラックスを一番に考えています。本作って、戦国時代なのに優しさがあふれていると思えるのです。

蝮あたりが悪目立ちするだけだよ!

ここに光安の息子・左馬助秀満がやって来ます。見るからに素直で爽やかですね。

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父に性格が似ているのであれば、あまりひねったことのない好青年なのでしょう。

「伯母上、おいででございましたか」

そう挨拶します。なんでも、明智左馬助は伝吾と鷹狩りに行くとか。

そこで「十兵衛も誘ってみたらどうじゃ」と光安は指示を出します。引きこもってばかりの光秀をそうしてもらえると助かると、牧は言うわけですが、光安には目的がありました。

「妻木の方にでも、足を運んでみたらどうじゃ」

「ああ、妻木……」

これには牧もピンと来ています。秀満だけがわかっておりません。

そして、そのあとの妻木では光秀が水を飲んでいます。

鹿の皮を腰につけ、すっかり狩りの衣装です。それでも、脳裏は義輝の声が響いている。

「麒麟が来る道は遠いのう」

うーん、不器用だ。気分転換が苦手なようです。

そこへ、煕子が姿を見せます。

「ここで何をしておいでです? このような所で鷹狩りですか?」

「鷹狩りに、この近くまで皆と一緒に来たのですが、はぐれてしまい。あちこち走り回ってようやくここに。面目ない次第です」

「それは困りましたね」

煕子にしみじみと光秀は返します。

久しぶりに野に出て、空を見ると、晴れていて見事に澄んでいたと。国破れて山河在りの境地と言いますか。心がいくら沈んでいても、自然は相変わらず雄大で美しかったりするものです。

気持ちが良いのでみんなで馬を走らせているうちに、皆とはぐれてしまったとか。ボーッとしてしまったのかな。それともわざとかな。

ここで煕子はこう返します。

「本当に澄んでいて、静かな音がします」

煕子は耳を澄ますと、空は音がすると語ります。光秀は、そんな相手の豊かな感受性に感じ入るものがあるようです。

「道中風が冷たくありませんでしたか」

煕子は懐から囲炉裏であたためた石を取り出します。部屋で習い事をしていると寒い。懐に入れておくと、寒さがしのげると、そっと渡して来ます。

「ああ、あたたかい……」

「よかった」

光秀はしみいるような顔をして受け取ります。それでも煕子から館へお寄りいただくよう誘われると、今日は帰ると告げるのでした。

そしてこう言うのです。

「この十兵衛の嫁になりませぬか?」

ともに幼い頃、大きくなったら嫁においでと光秀は申した。煕子殿も覚えておられる。私も覚えていた。

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今日、ここで皆とはぐれたことも、なるべくしてはぐれた気がする。そう言い切ります。そのうえで返答は急がない、お考えいただきたいと伝えます。

はい、開始十分で嫁取り決定です。スピード展開だな!

この展開は速いだけではなく、テンプレを外しているところもいいと思いました。

壁ドンとか。顎クイとか。そういう少女漫画や乙女ゲーアクシデントとか。暴れ馬を止めて「このおなごはちがう!」とかもない。

十兵衛を鈍兵衛と呼ぶ意見もあるようですが、彼は素直なだけでしょう。自分が本当に必要で、求めている女性以外はどうでもいいのです。

駒と帰蝶だけでなく、遊女にもそっけない。光安はそこを理解している。そういう欲求ではなくて、彼は心と心で理解できる、そういう存在が欲しいのです。

煕子は感受性が豊か。あざとく狙ったわけでもなく、空の音のことを語ってしまう。恥ずかしいからと隠しもしない。そういう素直で、やさしい心が光秀と響き合いました。

人間の善性といいますか。心の優しさが大事だと描く。戦国時代が舞台なのに、あればこそ、人は優しく思いやりがなければならないとわかる、そういうドラマだと思います。

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殺伐とした謀略大好きな視聴者には、グッと来るものがあるんじゃないですかね。毎週、クソレビュアーな私は泣いてます。己の心の邪悪さを思い知って、悔し涙を流しております。どうでもいいことを、すまんな。

ともあれ、色気だの、なんちゃら砲だの、鈍いだの、NHKゆえのお堅さだの、ありえないだの、ハラスメントじみたことを言われ続けた光秀。それもそろそろ終わりかと思うとめでたいことです。

ドラマの感想だけならよいにせよ、現実世界ではやめてくださいね。人間はエスカレートするものだからさ。

 


信秀の方針と信長の不満

尾張と三河国境で戦っていた織田信秀今川義元は、義輝の取りなしで和睦が成立。

それでも今川は尾張の重要拠点を得てしまいました。

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織田信秀は憂慮を深めております。しかも病床にいる。

我が子と重臣を集め、こう言うのでした。

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織田信長名古屋城平手政秀

信長は、露骨に不満を顔に見せ、歪ませて反論します。

染谷将太さんの演技力を今更ケチをつける人は、少数派になったようで祝着至極。やはり彼ならやりきれますね。

で、この歪んだ顔が役の特性をバッチリ掴んでいませんか。この信長は、変な顔をしないといけない!

不満、不信感、悔しさ、悲しさが全部でる。この信長は、変な顔をして周囲がどう思うかなんてあんまり考えられない。ピュアだから。

末盛城ならば、三河に近く、今川相手に睨みを利かせられる。けれども、那古野城は守護・斯波家の清洲城に近いだけ――そう不満を爆発させる息子に、信秀は清洲城は要だからと返答します。家督を譲らせたいからこそ、大事な城を預けたというわけですが。

けれども、信秀が那古野城から末盛城に出て末盛城にいるから、信長はこうなる。

「納得できませぬ!」

信長は猜疑心旺盛なんですね。親心だからとすんなり受け取れない。めんどくせえ!

「ならば出てゆけ、話はここまでじゃ」

信長はドスドスと、病床の父の前を歩いて出て行きます。

傷つきやすい。気遣いがない。ピュアで悲しい信長です。

でもまあ、土田御前は困惑するし、弟の信勝も心底嫌だろうし、また平手政秀の胃には穴が開きそうではあります……。

本作の信長は、わかってかっこつけて突っ張っているわけではなくて、自分なりに一生懸命生きているだけで「うつけ……」と嫌われてしまう。そういう悲しい人なのです。

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帰蝶の問題解決

帰蝶がそんな信長を待っていました。

「殿、父上様のお話いかがございました」

信長は、帰蝶を無視してドスドス。気分のアップダウンが激しい。そして、父・信秀がこの城を信勝に与える不満をぶつけます。

家老の佐久間も、お気に入りの柴田勝家も、皆信勝につける。大事なものは全て信勝のものじゃ! そう絶望しています。

帰蝶はここで、そっと寄り添うタイプではありません。

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この二人はお気に入りカップリング対象だとは思いますが、ちょっとズレてはいるんですね。光秀も、信長も、自分と似たタイプの女性を妻にしたとは思えます。

帰蝶は自分なりに考えて、それは奇妙だと言います。家督を譲るつもりならば、大事なものは殿(=信長)に与えるべきではないかと言います。

信長は、自分なりの猜疑心全開で、母・土田御前の企みと断定します。信勝に家督を継がせようとするつもりだと。

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父上が弱っていることにつけ込んで、そうしていると爆発させます。

「あの剛毅な父上様が、母上様にさほど甘いとは……」

「甘い甘い甘い甘い!」

信長はそう叫びながら、バシバシと掌を身に打ち付ける。興奮するとものに当たりたくなるタイプなのでしょう。家具を打ち壊さないように要注意だ。家具ならまだしも、人間は殴らないようにしないと。

でもちょっと待て、信長!

先週、信秀と平手政秀の会話を思い出すと、信秀なりの判断で決めた可能性はある。

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両親に対して、失礼なことを信長は妄想しているとも言えるわけです。

政秀の胃に穴がまた開くわ……。

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そして信長、反省しない。

松平信忠の生首プレゼント。平手政秀を派遣して(そして帰蝶経由で光秀も使って)今川と和睦したこと。

みな、父上が喜ぶと思ってやったのに、何一つ褒めてもらえない! ただお叱りになる。たわけと仰せられるのじゃ!

信長、なんか暴走してる。

「何故かわかるか? 母上が不服を唱えたからじゃ。父上は母上の言いなりじゃ!」

そして泣き出す。思い込みが激しいぞ。これは周囲の人は絶望して疲れ果てる。光秀の人生は、こんな信長に疲れ果てて本能寺なのか……。

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帰蝶はここで、スッと立って出て行きます。

寄り添わないことが彼女の性格。先週のように、信長に膝を貸してリラックスさせることはできます。けれども、自分なりに気になったら確認しにいく機転もあるのです。

帰蝶は魅力的です。帰蝶に膝枕できることは羨ましいという感想もそりゃあります。ただ……性格的には「かわいくねえ女!」となる人も結構いるのではないでしょうか。

この帰蝶は、夜のお店には向いていないタイプですね。客と即座に揉めそうな……。

 

信秀の優しい嘘

帰蝶が廊下に出ていくと、土田御前がいます。そのうえで、こう告げるのです。

「信長にいうてくだされ。お帰りの際に父上にきちんとご挨拶においでなさい」

そのうえで、こう言います。

「京の望月東庵を存じておろう」

帰蝶が、美濃の母が世話になったと言うと、信秀が所望だと告げるのです。医者は尾張にもいる。ただ、双六をしたいのだと。

急ぎ呼び寄せる手立てがあるか聞きつつ、こう打ち切ってしまいます。

「無理であろうな、無理じゃ無理じゃ」

土田御前は冷たいようで、信長は誤解していると思えるのです。

自分の企みが成功したとほくそ笑む、勝ち誇るわけでもない。ただただ、夫のことを案じて、我が子の無作法を気にする女性には思えます。格式にこだわる普通の人ではないでしょうか。そんなに悪い人には見えない。

帰蝶は、信秀の元へ向かいます。侍女に御前が呼んでいると言い、下がらせます。咄嗟にこう言うことが出ると。本当かどうかはわからない。さくっと嘘を言った可能性はあります。

「大殿、義父上様 帰蝶にございます」

帰蝶はそう名乗り、斯様な折と前置きしつつ、こう訴えるのです。

信秀の胸の内、織田の家督を継ぐのはどちらの子がふさわしいとお考えか?

信長か、信勝か。教えてくれたらば、京都から東庵を誰よりも早く呼ぶと条件をつけるのです。

これも、見方によっちゃ可愛げのないこましゃくれた小娘ですよ。

そういう条件提示のあと、こう言います。

「尾張に命を預けに参った女子でございます。預ける方がどんなお方か、なんとしても知りとうございます。父上にとって、信長様がどれほどのお方か、お教えいただきたく思います。どうか、どうか!」

ここでやっと、帰蝶は自分の切ない心をぶちまける、と。

順番がちょっと変わっていませんか。普通の女性ならば、まずは可愛げだの、信長への愛だの、覚悟だの。そこからアピールすると思う。帰蝶はやはり個性的ではあるのです。

「信長は……」

情にほだされたのか。それとも東庵と会いたいのか。ともあれ、信秀は手を動かしながら、かすかな声で帰蝶に何かを伝えます。

帰蝶が信長の元に戻ると、信長は扇を顔に乗せてゴロリと寝転がっています。無防備で、何もしたくないような寝方です。

「どこへ行っておった」

「義父上様のところへ」

「父上は何か仰せであったか?」

「お聞きになりたいですか?」

「……やめておこう。聞くまい……」

扇で顔を隠しつつ、信長は立ち上がります。

信長は臆病なところがある。大事な人に拒絶されたら、もうショックでつらすぎる。だから気になるけど、聞かないんだもん。

信長は大胆不敵か、臆病か。感情を閉ざすか、暴発させるか。グラデーションがない極端さがある。ピュアではあるけど、めんどくさい。

そんな信長に、帰蝶はこう伝えます。

信長は、わしの若い頃に瓜二つじゃ。まるで己を見ているようじゃ。よいところも、悪いところも。それゆえかわいいと。そう伝えよと。

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「最後にこう仰されました。尾張を任せる。強くなれと」

そう聞いている信長は、心に満足感と安堵と愛がしみこんでいくような、晴れ晴れとした無邪気さを見せています。

染谷さんが童顔だのなんだの言われていますが、年齢不詳、いくつになってもピュアで子どもっぽいからこそ、選ばれたのだと思うんですよね。これがこの信長の最適解でしょう。

信長はそのまま、即座に父に会いに向かうようです。帰蝶にお礼は? そこは期待しないでおこう!

帰蝶は、律儀に東庵を呼ぶ約束を果たすため、侍女を呼び出し用事を託すのでした。

 


京都の医者は今日も大変だ

駒は京都で今日も忙しく負傷者の治療をしています。

若い医師が「阿仙薬を!」と忙しそうに働いている。あれ、東庵は?

伊呂波太夫がそんな駒に「これは大変だね」と声をかけています。なんでも、丹波から三好が攻め寄せ、町衆が巻き添えになっているとか。

駒パートへの批判にはこちらもしつこく言い募っている自覚はあるんですけど。侍同士が争うことで、民衆の被害が甚大であることは、手塚治虫『どろろ』あたりでも出てくるテーマではあります。

あの作品では、貴婦人がどろろたちに食べ物を恵んで、それにどろろの父が激怒する場面がありました。あんたら上のものが争うせいで飢えているんだ、それに施して気持ち良くなるなという怒りです。

手塚氏のような、戦争体験がある世代の描いてきた作品がある。今は、そういう世代のやってきたことを「ダサい、楽しければいいじゃん」と否定してきた層がてっぺんにいる。そこはを自覚せねばならない気がします。

人間は一つ前の世代、親世代がとてつもなくダサいと感じるもの。そして二つ前の世代、祖父母世代がかっこいいと思える。これを頭の隅に入れておくだけで変わってくる。

本作の設計、設定、世界観構築を脚本の池端氏だけが担っているとは思いません。

しかし、彼は戦争の息吹をなまなましく知る最年少世代です。本作は古典的なようで、実は2020年代に一番フィットする作風になる、切り拓く作品だと確信できるのは、こういう時代の流れをクソレビュアーなりに分析した結果です。個人の好き嫌いだけの問題ではありませんので、あしからず。

長ったらしくなりましたが「駒のパートはスマホいじっちゃった〜」というのは、100日後にはダサくなる宣言でしょう。そう嫌味を放っておきます。医療従事者は古今東西大変なんだ。

ついでに言うと、主人公がうろうろするのをRPGというのもファミコン世代らしさなんですよね。ああいうRPGには、古典的な元ネタもあるわけですが(『オデュッセイア』みたいな)、そこを踏まえないで生きていくとRPGで止まるんだろうということは、なんとなく理解できてきました。

さて、なんで東庵がいないのか? なんでも金を稼ぐらしい。

負傷者から金は取れない。でも、治療費はかかる。そこで九条様のお屋敷で稼ぐそうです。うーん、近代国家がどうして医療費を負担するのか、説得力のあるドラマだな。

東庵はかっこつけ、ええかっこしいに見えなくもない。

でも、利害の問題でもある。負傷者がバタバタ倒れて亡くなる。そういうことでは、労働力も減るし、伝染病が流行しかねないし。社会への打撃になる。

人間は慈悲深さだけではなく、利害も考えるから、医療体制を整えたほうが長期的に黒字だと学んだわけだ。

まあ、ここで伊呂波太夫は呆れている。だから九条様のお屋敷で闘鶏をしていたわけかと。

そしてここで張本人の登場です。なんでも勝つ自信はあったものの、40貫負けたそうです。そのうえで、太夫に2貫借りて取り返そうとしている。

ギャンブル依存症ですわな。なんでも明日までに40貫払わねば、家ごと取られるらしい。駒が止めると、あの怪我人から薬代を取れというのかと東庵は言い返します。

駒はここで、尾張から来た書状を渡すのです。

早馬で帰蝶が送ってきたと聞き、興味津々の東庵。なんでも尾張まで来れば、謝礼は望みのまま。東庵は、ここは若い者に任せて行くしかないと目を光らせます。
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