こんばんは。
今日はかなり強めの宣言から入らせていただきます。
本作は今週から、明治維新150周年記念大河として、かつてない低劣の極みに突入したのではないでしょうか。
2015年『花燃ゆ』よりもあくどく、ここ数年における大河の奮闘すらもマイナスにしてしまうレベル。
歴代大河でも最低ランク入りです。
もちろん私の判断基準ですので、本作を楽しまれるのはご自由ですから、西郷どんファンの皆様は他の好意的レビューを御覧ください。
しかし私はドス黒い怒りさえ湧かせております。
貴重な受信料がこんな使われ方をしていいのか。
そんなことすら言いたくなる、もう度しがたい、ガチギレが止まらない域に入っているのです。
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幕末最大のイベントをいきなり一人で覚悟しておる!?
今週アバンは、長州征伐を一人で止めたシーンのおさらいから。
長州を一人で倒した西郷どんは、薩摩藩でも人気者だそうです。
藩主の側にも仕えるようになり、藩内ではすっかりアイドル扱い。
そんな西郷どん、次の一手として大久保を呼び出し、幕末ビッグイベントについて突然触れます。
倒幕です。
ハァ〜〜〜〜〜〜!!!!
いきなりどうした?
おまけに吉之助、薩長同盟が締結しそうな雰囲気さえ漂わせて、未来人感が半端じゃないです。
倒幕を西郷どんだけの単独決意にするあたり、本作の不誠実さ丸わかり。
しかも理由が、
「徳川慶喜はまた長州討伐して民を苦しめるから。おれは民を苦しめたくない」
でした。
ハァ〜〜〜〜〜〜!!!!
ハァ〜〜〜〜〜〜!!!!
この一言に、私は完全キレ申した。
民を苦しませるのは慶喜だけなの?
このドラマの西郷どんが「民、民」言うのは勝手です。
史実の西郷が農政に関する意見書などで農民のことを案じていたことだけをクローズアップすれば、それは確かにそうなんでしょう。
しかし、バランスってもんもありましょうよ。
徳川慶喜が長州征伐で民を苦しませると嘆く吉之助ですが、倒幕に関連して、史実の西郷が東日本を巻き込んだ戊辰戦争について、脚本家さんはどうお考えなのでしょう?
東日本は関係ないとでも?
『八重の桜』の再放送がないのは惜しいことですが、ちょうど今、朝ドラ再放送枠で『マッサン』が放映されております(NHK)。
このドラマの余市編に『八重の桜』にも出演していた風間杜夫さんが扮する森野熊虎という人物が出てきます。
彼は、会津出身の人間です。
まだほんの幼児期に、彼は会津を追われたと推察されます。
ナゼか?
会津は、西郷どんがノリノリで始めた倒幕の過程で敗れました。
その結果、一部の武士は故郷を捨てて、北海道で慣れぬ西洋リンゴ等の作物を作るよう、明治政府に強制されるのです。
敗者の会津藩士が極寒の北海道余市へ 開拓リンゴ「緋の衣」が誕生
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西郷どんは、民がたっぷり食えるように、倒幕すると言います。
では、その中身はどうなったか?
というと、森野一家のように故郷を奪われ、慣れぬ産業に従事させられた者がいるのです。
しかも、こうした森野一家は、あくまで一例。
例えば、本サイト編集人のご実家も、伊達家支藩の北海道開拓組であり、本州を追われて極寒の地に土地を切り拓きました。北海道には、到るところにそういう地域があり、人々がおります。
戊辰戦争の影響を受けた人は少なくありません。
明治維新から150年 未だにこんな能天気な戯れ言を……
では、そういう方たちに向かって、このドラマの西郷どんは、何と声を掛けるのでしょう。
幕府を支持したオマエラなんかどうでもいい――ですかね?
それとも一切触れない?
まぁ、実際にはその路線になるのでしょうね。それが無難です。
ゆえに今の段階から脚本家さんに問うておきたいです。
歴史作品のハズなのに、歴史のことは調べたくないのでしょうか?
今後、何があっても
・ナイス西郷どん!
・バラ色明治維新!
そんな世界観でやっていかれるご予定でしょうか。
現実の明治維新は、そんな美辞麗句だけで御しきれるような綺麗なものではないでしょう。
薩長土肥のうち前二者だけ浮き上がり、政府を私物化。東北以北、佐幕藩出身者には厳しい日々が待っていた。
それでも西郷どんは平気で「民のため」と言うのでしょうか。
今週の「慶喜が苦しめる長州の民を助ける」と同じように。
それって薩摩と長州あるいは京都あたりまでを含めた西日本の民は可愛いけど、戊辰戦争で敵になった東日本の民はどうでもいいってことを言ってるのと同義ですよね……って、いや、私もわかってますよ。
いくらなんでも史実の西郷がそんなバカなことを言うわけない。
要は、脚本家の認識が、あまりに酷いということです。
明治維新から150年を経て、未だにこんな能天気な戯れ言を流すのですか。
もし、この西郷どんが、
「日本を列強に仲間入りさせるためならば冷酷な判断もやむなし!」
――『八重の桜』のようにそう考え、戦争を実行する人物であるならば、ここまで不快感はありませんでした。
理想のために非道もいとわない。
そんな覚悟が伝わってくれば心を動かされる。
敵にも味方にも、それぞれの事情があるのが視聴者の心に伝わってくるでしょう。
しかし、本作は、そうじゃないですよね?
西郷どんをモテモテかつ話のわかるエエ人にしたい、単にそれだけですよね。
そのためには他が全部テキトーになっても知らんがな、という態度が許しがたいのです。
脚本家さんは気づいてないかも知れませんが、その安直な狙いの結果、佐幕藩出身者や、薩摩から政府を追われた人々の子孫に、ドロをぶっかけるよう真似をしています。それを自覚していただきたい。
1年以上も前の話になりますが、以下の発言が問題になりました。
◆復興相「震災、東北でよかった」 与党から辞任論も(→link)
東北ならば、傷ついてもよかったと?
この手の発言を聞くたび、私は激怒せずにはいられません。
だって侮辱じゃないですか。
本作の吉之助も、実はこの発言とシンクロしてしまう。
私だって、もう本当にイヤなんですよ。
こんなことに私の貧弱なリソースを使いたくない。昨年までの2年間のように、あるいは今の朝ドラ『半分、青い。』のように、楽しい作品レビューを全力で書きたい。
それが、今回のような描写は、細胞レベルで耐えきれなくなってしまうから辛いんすわ。
長くなって申し訳ありません……本編へ戻ります。
安易はイジメキャラ、必要ですか?
橋の素敵な例の川で、西郷どんはウナギをとっています。
それを嫁ぎ先から離縁された岩山糸が見ています。
この二人がくっつくことが今週の見所らしいですが、一緒に歩いていた糸の義姉が嫌味要員になってて辛い。
実はつい先日の『半分、青い。』レビューで、キャラの濃厚な中年女性が三名が出てきた際に、彼女たちがヒロインの敵として描かれなくて良かった――と書いたんですよ。
本作は、それができない。
ヒロインの敵として、意地悪ババアな年上女性をイージーに置く。ああ、また、それかよ、ゲスだなと思ってしまう。
そしてこのあと西郷どんをパーティに参加させたりしますが、会話の中身が絶望的にツマラナイ……。
メインプロットもいただけませんが、ちょっとした会話も、
「西郷どん、すごい!」
に繋げちゃってるんですよね。そうしないと西郷の凄さを伝えられない――まるでそれを自覚しているかのように。
実際、脚本家さんが、史実の西郷の魅力を捉えきれていないのでは?
ついでに言うと吉二郎の妻・園が平然と出てくることにもゲンナリです。
薩摩武家の女性として、これはありなの?
名物料理も豚肉やサツマイモではなく鰻ですし、本作の制作陣が薩摩についてドコまで調べたのか、抜き打ちテストをしたくなる。
5年前の『八重の桜』では、女性の着物が会津木綿でした。衣装まで、地域特色を入れるのかと感心したものです。
それが今年は一体、幕末大河チームに何が起きたのか。崩壊してません?
嫁集まれイベントに現れた雪篷
今週は薩摩の家に戻ってきた吉之助が三番目の妻を娶る話です。
まず、その史実は以下の記事にあります。
西郷3番目の妻・岩山糸~夫の銅像を見て「こげなお人じゃなかった」と頑なに否定
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今年は、恋愛沙汰も全く惹かれません。
一昨年、昨年の恋愛話は好きでした。
一昨年は、同じ役者の黒木華さんが、キュートで腹黒い梅を好演していましたな。
あの梅を演じた役者さんの魅力がナゼ出ていない?
って、それはちぐはぐなストーリー展開に引っ張られて何も思い入れができないからですよね。多くの視聴者さんはわかっているはず。だから数字にもそれが反映されている。
西郷どん全視聴率【常時更新】直虎・真田丸・花燃ゆとのグラフ比較付き
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西郷家では、島から戻ってきていつまで経っても結婚しない吉之助の嫁選びに必死。
藩内ですっかり有名になった西郷どんと結婚したい、そんな女性が家を訪れ、エントリーしております。
まるで吉之助の嫁集まれイベント会場です。なんじゃこりゃ?
そこへ現れたのが川口雪篷(かわぐちせっぽう)でした。
西郷が沖永良部島で出会った親友・川口雪篷 なぜ二人は流刑地で意気投合した?
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彼は、集まったおなごたちを蹴散らすと西郷家にズカズカと入り込み、いきなり酒を要求します。
確かに、史実の川口も、西郷家にやっかいとなります。そして主人の留守がちな西郷家を守るのです。
もともと薩摩藩士で陽明学を修め、漢詩と書の名人であった人物だったのです。
それが、ドラマでは、単なる飲ん兵衛ジジイにしか見えない……。
熊吉が「なんだ、アイツ!」と嘆くのも無理はないでしょう。
「お前のせいじゃ!」「お前のせいじゃ!」「お前のせいじゃ!」
その翌日、西郷は島津久光に呼び出されました。
いったん停止にしていた参勤交代が再び復活する――という幕府のお達しに激怒しております。
久光は、参勤交代が復活したのも
「お前のせいじゃ!」
「お前のせいじゃ!」
「お前のせいじゃ!」
としょーもない効果で三連呼します。
この久光も、相変わらず「エキセントリック馬鹿」でしかないのが、心の底から痛ましい。
薩摩が倒幕へ向かうのは、彼の思いがあってこそのはず。
西郷の敵とされる島津久光はむしろ名君~薩摩を操舵した生涯71年
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イギリス人が「日本で最も才略に富んだ政治家」と評価した久光の頭脳は、本編語の「紀行」でアリバイとして語られるだけでした。
先週の徳川慶喜といい、西郷どん周辺を馬鹿だらけにして、西郷どんを賢く見せる本作のやり口。
今週も炸裂で、どうにもなりません。
慶喜がいかに優れていたか?
というのは以下の記事をご覧いただければ。
ドラマに戻りまして……怒鳴る久光を、涙を流す演技でかわす西郷。
エキセントリック馬鹿な久光は、すっかり戸惑いニヤニヤしながら、大久保一蔵に上京を命じます。
どこまでマヌケに描かれるんでしょう。
もう脱力で諦めてますが。
不審感を抱いた一蔵は、廊下で吉之助を問いただします。
そこで再び、
・慶喜は長州を倒したがる
・薩摩は長州の味方につく
・薩摩と長州が組めば他藩もついてくる
と、一人で突っ走りまくりの吉之助です。
アタマ、大丈夫でしょうか?
本作は、誤魔化しまくっておりますが、長州藩を絶対潰したいと誓っていたのは、孝明天皇です。
この孝明天皇には触れないあたり、汚い、さすが汚い。
長州征討で潰される寸前だった長州藩~なぜドン底から復活して倒幕できたのか
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孝明天皇の生涯を知れば幕末のゴタゴタがわかる~謎に包まれた御意志
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本作は「民を愛する西郷どん」と言いたいようですが、そのせいで色々と問題が生じております。
◆孝明天皇の意志を丸無視しているくせに、慶喜のせいにして、天皇家に忠誠を誓うフリだけしている
◆倒幕だって本来久光の思いあってなのに、そこは丸無視
◆倒幕したら民が飯を食えるようになる、という理屈からして破綻しまくり
◆京都と長州は気にするけど、東日本は丸無視かな?
◆さては東日本アンチだなオメー
橋の上でプロポーズ
西郷と一蔵が話し合ってると、桂久武が通りかかります。
そこでも「嫁を取れ」とのお達し。
西郷が有名すぎる、薩摩の代表であるからして藩の命令であるとまで言い出します。
薩摩藩家老の桂久武。
西郷が江戸や京都でいろいろと無茶できたのは久武と、小松帯刀のお陰です。
それが今んとこほとんど目立った活躍はないのも寂しいですね。
今回も、吉之助に「嫁を取れ」とだけ伝えて消えてしまいました。
ったく、なんなんだよ!
糸との出会いやら結婚やらなんて、もう別に要らないでしょうに。
この久武は、西南戦争でも西郷に味方することになり、その場面が象徴的で、最後の最後に井戸田潤さんを輝かせる役か……なんて感慨深く思ってましたが、この調子では期待できません。
そしてこの後、糸が西郷家にやってきて、結婚へと向かうダラダラダラダラ、ダラダラダラダラした話が続きます。
正直、書くことは何もありません。
二人のねっぱつき(くっつくこと)とか、また必要なんですか???
愛加那との別れのシーンも二度三度あって、心底ウンザリさせられました。糸の恋心だって今までしつこいぐらいに描かれてきて、また掘り返されるとか、レビューを書く方としては苦行でしかありません。
更には、このタイミングで吉二郎夫妻に子供が生まれるとか、もうどうでもいい!
出産後、糸の父親が「嫁に貰ってくれ」と土下座したところ、彼女自らが断ります。
「私には子ができんかったのです」
と言うと西郷家を飛び出し、その翌日に、今度は吉之助が家を訪れプロポーズをすると糸がこれを断り、さらに西郷が京都へ向けて出発すると糸が追いかけてきて、いつもの橋の上で
「僕は死にましぇーーーーーん!」
あっ、間違えました
「吉之助さぁ!死んだらやっせん!」
と糸が告白します。
あーーーーー、面倒くさっ!!!!
こんな結婚、一行で済ませればいいじゃん。
そして今週の「チェスト!気張れ!」は黒木華さんが叫んで終わるのでした。
総論
やはり東日本への思いを聞いてみたい。
今回見ていて思ったのはやっぱりそこです。
本作は進行が遅くて、西南戦争に入るかどうかという疑問すらあるのに、東日本侮辱と糸とのゆるいコイバナで一話を使うとは、あまりに贅沢でした。
特有の進行速度で、38分に西郷どんと糸が本音トークをしているほど。
「日本をひっくり返して、民の国を作る。腹一杯飯を食って、笑っていられる国作り。一蔵はわからないけど、糸どんならわかるかも」
って、この理屈、わかった方おられました?
私には何も入ってきませんでした。
今話題の『ゴールデンカムイ』動画を貼っておきます。
この作品は、
「明治政府のアイヌ政策諸々がクソなので、主人公たちが金塊見つけてナントカしたがる」
ストーリーです。
年代的には1904年の日露戦争後のことですね。
そこには西郷どんの「日本をひっくり返して、民の国を作る。腹一杯飯を食って、笑っていられる国作り」は残念ながら成立していません。
まぁ、そんなことになったのも、西郷が征韓論で飛び出し、西南戦争で散ったから――であり、政府で活躍すれば理想の国になれたという理屈にでもされるかもしれません。
もはや本作は、崩壊しつつあります。
こんな嘘くさく、薄っぺらい歴史観を、150周年というアニバーサリーにやるのは何事でしょうか。
しかも二年連続画期的な大河のあと、『八重の桜』の5年後にやっているのも痛々しい。
こんな死んだ脚本を書く脚本家を選んだNHKの責任者にも大きな責がある。
明治維新の関連行事は、西日本に集中しています。
一方、会津地方は「戊辰150周年」で、このプロモですよ。
◆戊辰150周年記念ドキュメンタリー作品_トレーラー映像
せめて『西郷どん』も、『八重の桜』のように、
・東西どちらにも義があり
・そして不義があった
そう描くべきでした。
前述の『ゴールデンカムイ』は、そういう歴史感を反映した作品だからこそ、ヒットしている部分があります。
来春放映のNHKドラマ『永遠のニシパ(→link)』も、この流れを受けたものでは?
一体ナゼ、本作はそういう輝きを逃してしまったのか。
何度も言いますように、私は史実と違うから怒っているのではありません。
史実をまげてまでも、西郷ひいては薩摩の魅力が全然伝わってこないから腹立たしいのです。
たしかに明治新政府は理想通りとはいかず、様々な問題も起きました。
しかし、こと薩摩隼人に関しては、明治日本を豊かにするのにも大きく貢献されています。
彼らの度量の広さは、佐幕藩出身者たちの道も拓きました。
軍事、警察といった武勇ある組織は、薩摩隼人によって磨かれました。
彼らの持つ勇猛果敢さと明るさ、正義感の強さこそ、明治日本を強く磨き上げ、より強く輝かせた原動力です。
そんな薩摩隼人の輝きを知っているからこそ、本作の薄っぺらい西郷らの輝きが、悔しくてなりません。
こんなセコい薩摩隼人が……?
史実と異なり、東日本を軽視する様は、もう、見ることすらつらいものです。史実の薩摩隼人は、敵対した東北佐幕藩の武士をスカウトするほど、気に懸けていたんですよ。
お願いです。
本物に近い、燦然と輝く、勇敢で豪胆な薩摩隼人を見せてください。
それこそ、私の切望です。
薩摩隼人は、日本史上有数の輝く人物像であるはずです。
私は、そんな薩摩隼人像を切望しています。
※これまでの展開からして危険そうなのが「薩長同盟」でしょうから、事前に以下の記事をオススメしておきます
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著:武者震之助
絵:小久ヒロ
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【参考】
西郷どん感想あらすじ
NHK西郷どん公式サイト(→link)等