『おんな城主 直虎 完全版 第壱集 [Blu-ray]』/amazonより引用

おんな城主直虎感想あらすじ

『おんな城主 直虎』感想レビュー第27回「気賀を我が手に」

こんばんは、武者震之助です。
夏の暑さも厳しいこのごろ、こちらも熱い展開を期待したいところですね。

気賀に城を作るのか。誰が城主になるのか。
できるのならば井伊直虎を城主にできないか、と瀬戸方久が提案します。

気賀の中村与太夫らも、直虎を気賀の主として迎えたい、助けて欲しいと依頼してくるのでした。
方久は前のめりですが、直虎は一晩考えたいと言います。勝手に気賀の主になったら、今川がブチギレるでしょうし、そこはね。

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予想に反し小野政次は賛成か

直虎が踏みとどまったことを、今やすっかり碁盤を向き合うことがおなじみとなった小野政次が珍しく褒めます。
『流石にこんなこと出来るかわからない』と迷っている様子の直虎。
しかし直虎の予想に反して政次は、水運ルートも獲得できるメリットもあるし、これは悪くはない話ですよ、あとは殿の心次第ですよ、と前向きな態度を取ります。

直虎は気賀の商人たちのことを思うならば、この話を受けたいと決意を固めます。

方久の策で、まず気賀商人から大沢側に詫びを入れることに。
方久は駿府の関口氏経を調略すると提案。
あの堅物で井伊に冷たい目付を、どうやって説得するのか見物です。

大沢のもとに向かう中村与太夫たち。彼らの交渉はうまくいったようです。
では方久はどうでしょう。

 


香を嗅がせながら氏経を籠絡しようと……

関口邸で方久は、まず贈り物として南蛮の香を渡します。

これを直接嗅いで悶絶する関口。
方久は、いったん布に香を吹き付けて渡します。

「なんと雅な……くせになりそうじゃのぅ……」

くんくんと夢中で嗅ぐ関口。
方久が気賀の件を切りだすと、関口は目がトロンとしています。香料に薬でも含まれているような反応です。

「気賀のもたらす莫大な利益が大沢様に取られていいんですか? 井伊家のお預かりならば関口様にも恩返しできるのにな~、なんて。利益の一部を御礼として渡してもいいんですけどね~」

方久がそう言うと関口はあっさりと転んでしまいます。
うまくいったな、と碁盤を挟んで語り合う直虎と政次。互いに嬉しそうです。

 


武田義信が自害 合戦は避けられぬか

一方で龍雲丸は、大沢を妥協する気賀の者に反発し出て行くと部下に宣言します。

そこへ与太夫がやって来て、気賀を支配するのは井伊になる、考え直さないかと説得します。
さて龍雲丸はどうするのか。

駿府の今川氏真は、方久と与太夫に面会します。
贈り物として香炉を受け取った氏真は笑顔を見せます。

するとそこへ、火急の知らせが届くのでした。

憤怒の表情を浮かべ、激怒する氏真。
「どいつもこいつも馬鹿にしおって!!!」

知らせの内容は、義信自害とのことでした。

義信は氏真の妹を娶っており、武田・今川同盟の要。彼が自害したということは、武田と今川の同盟は決裂したということです。

世間も戦が近いだろうと噂します。

つまりは戦に強い大沢を外し、井伊に気賀を任せる線はなくなったということ。
謝罪する方久に「武田襲来は天災のようなもの」と言う直虎。とんでもない天災です。

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