青天を衝け感想あらすじ

青天を衝け第6回 感想あらすじレビュー「栄一、胸騒ぎ」

2021/03/22

こんばんは、徳川家康です――いつもの始まり方です。

今日は水戸藩の祖である徳川頼房のこと。

61歳の時にできた子であり、皇室を大事にした水戸学について語ります。

安政の大地震(安政江戸地震)で亡くなった藤田東湖は、水戸学のホープでした。

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そんな藤田東湖の訃報を聞き、渋沢栄一たちに動揺が走ります。

彼らなりに国を思い、尽くすと誓う。そんな希望に満ちた場面です。

今週も栄一が脱ぐ健康美があります。

栄一は、なぜか胸がぐるぐるしています。これぞ青春ですね。

 


慶喜の妻

徳川慶喜のもとに美賀君が嫁いでくる――吉子が徳川斉昭にそう説明しています。

当の慶喜は、平岡円四郎に髪を結ってもらっていました。

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そして慶喜の妻となる美賀君が到着します。

京都から来たお姫様。

時を同じくしてあの篤姫も出てきます。華やかで素敵ですね。

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『花燃ゆ』では大奥と言いつつ、なんちゃって大奥となるパートがありましたが、こちらは本物です。

ここで松平春嶽も登場。

彼はちょっとドジっ子、ユーモラスな描写をしているとか。

要潤さん的にはどうなんでしょうかね……。

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春嶽は強く徳川慶喜推しを公言するのでした。

 


ハリスが下田へ

場所は江戸の長屋に移って、円四郎の夫妻タイム。

美賀君のヒステリーが話題なんですと。

なんでも慶喜の母に嫉妬しているようで、彼女のキレる様子がいささか不気味でもあります。

視聴者は『急にどうしたんだ……』と驚かれたかもしれません。

そうかと思ったら、下田にハリスが到着し、突然「ミルクを飲みたい」というネタをぶっこんできます。

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下田でハリスが牛乳を要求したというエピソードにちなんでのものでしょうか。

あるいは乳製品に馴染みのない幕末を表現したのか。

これに対して徳川斉昭は激怒! 尊王攘夷の志を取り戻そうとします。

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道場破り

そのころ血洗島村では、尾高道場のところに、道場破りの真田範之助がやってきました。

一報を聞いた栄一が、慌てて道場へ向かうと、喜作が受けて立ちます。

戊辰戦争でも戦うのは彼ですので、栄一パートのバディですね。

木刀で迫力のある試合です。

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殴り合って仲良くなる。真田も多摩百姓の倅なんだとかで、これぞ青春ですね。

みんなで国のことを語り合っています。

そんな夜、またしても栄一は胸がぐるぐる! それは千代のせい……胸きゅんですね。

このぐるぐるは何なのか?

正体わからず栄一は村を走り出します。

一方、江戸の美賀君は大暴れ! さらにキレ方が激しくなっています。嫉妬でこちらも胸がぐ~るぐる。

やれやれと言いたげ、冷淡な徳川慶喜でした。

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道場破りがやってきたその夜、宴会で盛り上がる若者たち。

部屋を出た栄一は、千代と会い、恋愛コメディが始まります。

感情を処理しきれず意地を張る栄一は「ぐるぐるは!」と説明しながら走る。どっとこどっとこめぐってやがる。

栄一、薩摩藩出身ならよかったのになぁ。だいたい「チェスト!」で処理できたことでしょう……って、それは『衛府の七忍』か。チェスト関ヶ原。

歳が明け安政4年(1855年)。

水戸では皇族出身の吉子を上座に置き、斉昭ら一同が敬意をもって正月を迎えます。

いつものようで、この国は変わる――そんな予兆のある正月。

血洗島村の栄一たちはあいも変わらず元気いっぱい。

喜作は「千代を嫁にもらう」と言い出します。なんでも千代を賭けて尾高長七郎と勝負だって!

しかも!

そこへ偶然現れた栄一が、仕事で村を出ると、今度は狩りにきた慶喜とニアミスするという凄まじい偶然の連続が続きます。ドキドキですね。

そのころ幕臣は焦っています。

阿部正弘も倒れ、この国は変わりゆくようです。

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総評

アオハルかよ!

そう言いたくなる甘酸っぱさに、ほっこり、きゅんきゅん、萌え……昔を思い出します。

こんな時代があったなと微笑んでしまう。そういうセンスを感じました。

◆「HUNGRY DAYS アオハルかよ。」を生み出したクリエイター佐藤雄介に聞く“魅せるCM”とは(→link

ん? なんか違和感あるって?

『真田丸』で「武藤喜兵衛……? 知らない名前ですね……」と言っていた真田昌幸思い出します?

 

暴虎馮河(ぼうこひょうが)はやめましょう

「暴虎馮河」は昨年の『麒麟がくる』で、足利義輝が引いた言葉として出てきました。

虎とバトルしたり、危ない川を渡ったり。

アイスクリームケースに入ってSNSに投稿したり。

そういうことはやめとけ、という教訓です。

『青天を衝け』は第6回放送を迎え、かなり漢籍要素が減ってきていますが、何かありましたか?

『論語と算盤』(→amazon)をプッシュするのかと思っていましたが。

虎穴に入らずんば虎児を得ず――ハイリスクハイリターンとも言います。

もはや大河ドラマが虎の子なのかどうか、冷静になった方がよいかもしれません。

何が危険か?

それは水戸学の説明です。先週、藤田東湖がいい人のような演出しておいて、後付けで水戸学の雑駁な説明がきましたね。

◆ 『青天を衝け』現在にも響く藤田東湖の言葉 江戸の町には疫病退散として“アマビエ”も(→link

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水戸学って、皇国史観の源流で、取扱注意です。

あんな簡単にホイホイ取り扱ってよいものでしょうか?

まさに暴虎馮河ではないかと懸念してしまいます。

作り手がどう扱うと当人の責任で終わりますが、出演者のキャリアに汚点を残すようなことは避けて欲しいです。

松平春嶽をドジっ子みたいにするそうで、歴史への敬愛が感じられません。なぜ大河でそんなことをするのでしょうか。

藤田東湖の言葉なんて現在に響かせたら危険ですよ。

そうそう「尊王攘夷」って中国由来なんですね。佐藤信弥『戦争の古代中国史』(→link)は良書です。

 

また栄一を脱がせてぐるぐる

「女性ファンはイケメンの裸とラブコメがあれば爆釣りですよwww」

とか思ってませんか?

胸がぐるぐるって、一体、いつの時代でしょう。

栄一を賢いと演出したいようですが、幕末の教養豊かな少年があれはない。恥ずかしい俳句を詠んでた土方歳三だってあそこまで酷くありません。

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恋愛をテーマにした漢詩でも取り上げればよいのでは?

そうそう「栄一は若い頃イケメンだったかも!」みたいな記事を見かけました。

しかし栄一本人は、

「若い頃からぽっちゃり系で、走るのマジつらい」

というような記述を残しています。

個人的な意見と前置きしますが、リアル栄一に歴史ドラマで近いキャラクターは『ゲーム・オブ・スローンズ』のサムウェル(→検索結果)だと思いますが。

◆ 吉沢亮 対面したひ孫が絶賛「渋沢栄一よりイケメンで素直」(→link

 

セキュリティ意識も危機感もない

木刀で殴り合う道場破りは恐ろしいものがありました。

高速で振り回して当たったら死ぬから竹刀が開発されたものです。防具だって必要です。

あんな殺人じみた稽古を放映して問題はありませんかね。

役者さんの安全確保も気になるところです。

それと前髪ピョロリはやめてください。

『八重の桜』での八重は、銃を教えている少年の髪を邪魔だから切ってしまいました。史実準拠です。

幕末の写真を見れば、あんな前髪ピョロリはない。イケメン需要を満たしたいのかもしれませんが、引き換えに歴史ドラマを描く上では大事なものを捨てています。

あんな稽古を見せられたところで、どんな反応をすればよいのやら。

セキュリティ意識も相当危険ですよね。

美賀君の狂言。あんな短刀の持ち方では相手は死なない。殺気がない。狂言見え見えでどうしたものでしょう。

幕末の関東は治安が悪化しており、全国屈指の危険地帯でした。

そういう意識も全く感じられません。

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職場で聞いたことをペラペラしゃべる円四郎。セキュリティ研修を受けましょうね。

しかし無駄かもしれない。情報伝達システムが無茶苦茶で……幕臣は歩きながら話す。刑事ドラマか?

美賀君の結婚だって、吉子が斉昭に伝えていました。とても幕末の貴人とは思えず、まるで昭和のホームドラマ。

攘夷の危険性を認識していないハリスも米国の公使とは思えない。小舟でフラッとやってくる。観光客やないか。

そして船から降りた直後に牛乳を飲みたいと思います?

確かに下田で牛乳を求めたハリスのエピソードはありますが(→下田開国博物館)、上陸した瞬間はないでしょうよ。船に揺られたショックがまだ残っていて、気持ち悪くなりかねません。

仮に成田空港で出迎えた米国の取引先ビジネスマンに、いきなり「ジャパンのミルクくださーい」と言われたら、普通は『こいつヤバいやつや、取り扱い注意……』と思うでしょう。

そして何よりも、慶喜です。

あんなふらふらと危険な関東地方を歩く。史実の慶喜は、自分の身分を意識しておりました。子孫が無謀なことをすれば、周囲が心配して迷惑がかかるからやめるよう諭していたそうです。

機密情報入りパソコンのパスワードを「qwerty」と設定しているような雑さです。ちょっと理解できない。

※「qwerty」……キーボードの配列を左上から順番に6個打つと出てくる

『西郷どん』のときに私は

“フェイストゥフェイスシステム”

という言葉で指摘させていただきました。

とにかく「人と人が出会わないと歴史イベントが盛り上がらない」という思考に陥っているものですね。

大河という膨大な場面を取り扱う作品では、映像にしない部分を如何に表現するか――という視点が肝要になるものでしょう。

本作はそこが極めて稚拙で、雑な演出プランです。またそれを繰り返しますか?

 

そのうち薩摩藩や会津藩も出てくるが

お国言葉を使うか、使わないか?

『麒麟がくる』の場合、使っておりませんでした。始めからそう通すなら、一貫性があって問題ありません。

しかし本作は妙です。

栄一たちは訛っています。しかし、京都の皇族公家出身者が京都弁を使っていません。そんなドラマで天皇への敬意を言われたところで、説得力があまりにない。

幕末ものは篤姫と和宮の対立をはじめ、大奥の不協和音を示すためにも、お国言葉は必須。美賀君は京都の言葉でないと不自然です。

円四郎のべらんめぇ口調はあまりお上手ではない。わざとらしい。

『新十郎探偵帖』での高橋克典さんの勝海舟の方がはるかにうまかったのですが。出身地の問題?

いや、これは役者の力量でなく、撮影現場で何かが起きているのはないでしょうか。

薩摩藩士や会津藩士がもっと出てきたら大変なことになりません?

所作指導も無茶苦茶です。

特に女性があけっぴろげに歯まで見せて笑うのは、端的に言って、はしたない。昭和初期設定『おちょやん』の新派出身女優の方が、はるかに優美なのはどうしたものでしょう?

千代も、篤姫も、美賀君も、みんな同じ。

昭和平成の漫画やドラマに出てきそうで、男性陣も同じことが言えます。

慶喜のやれやれ系みたいな仕草は一体どうしたことでしょうか?

美賀君は慶喜より年上であることも彼女にとって劣等感でした。

そのことが本作から理解できたでしょうか?

若くてフレッシュな女優で盛り上げたい。そういう需要はわかります。

しかし、程度というものはあるでしょう。

 

なろう系大河「二度目の人生を栄一で」

どうにも今年の大河は理解できない。

自分なりに考えに考えて、それなりの結論は得ました。

◆『青天を衝け』冴え渡る“栄一”吉沢亮の知性 時代を超えて届くメッセージも (→link

冴え渡る知性って、そういう簡単なものかと思います。今週の「ぐるぐるする!」という言葉から知性は見出せない。

現実世界では人のステータスなんて表示されません。そこで古来人類は賢さをどう見抜くか考えに考え、試行錯誤してきました。

隣の中国には科挙があるわけですけれども、これも「科挙受かったけど人間的にどうよ?」という官僚が出てきたり、優れているのに不器用で合格できない取りこぼしが出たり、課題が山積していました。

『麒麟がくる』では、その辺が考えられていた。

信長をうつけ者扱いするし、光秀も空気を読まずに地雷発言をするし、家康は幼少期から「かわいくない子じゃ」と言われる。

一方の『青天を衝け』における栄一。例えば祈祷師バトルなんて、まるでステータスが表示されるモノを連想してしまいました。

スマホ広告で出てくるバナーのアレ。

なろう系――。

「おかしいって………俺の祈祷師論破が弱すぎておかしいって意味だよな?」

「強すぎておかしいって意味だよ!!」

こういうノリです。

徳川家定なんてオヤツむしゃむしゃしていて、見るからにステータス低い。

女性は40代以上がターゲットだとわかった。ならば男性は?

現実逃避。何もしなくともホイホイえっちな展開が起こるところが一致している。あくまで推察ですが、なろう系愛読者と年齢層が重なるのでは?

私も色々と調べてみて、本作に対する違和感の謎が解けつつある気がします。

どうにも、大人が小学生相手に無双してイキってるみたいというか。

あるいは主人公補正というか。

自分より下だと思う人たちが集まる場所に来て、自分を特別だと思いたがる。

一般社会では相手にされない大人が、子どもの遊び場に乱入して俺TUEEEEをしているみたい。

親や師匠「栄一は天才か!?」

周囲のみなさん「すごいステータス値だ!?」

千代「栄一さんカッコいい!素敵!」

どうにも、モテたいとか、力を手にしたいとか、そういう圧を感じるのですけれども、肝心のその先にある大目標がわからない。

『麒麟がくる』明智光秀のような「麒麟=仁政」がないのです。

結局、なろう小説が一般受けせず、一部から「面白くない」「気持ち悪い」と言われてしまう原因は、ストーリーに明確な目的が無く、「力を手にして認められたい」「異性からモテたい」という願望が見え見えだからではないでしょうか。

「俺は有能なのに世間が評価してないんだ!」

そういう願望があると、なろう系には癒されるかもしれない。

なろう系は「何も努力せずに巨大な力を手に入れ、それで美女に愛されまくり、人々からの敬意と財産と地位を手に入れる」……そんなロマンが詰まっています。

辛い人生を送る人には救いなのでしょう。

誰もが『鬼滅の刃』の善逸くんみたいに努力できるわけではありません。

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本作主役の吉沢亮さんは朝ドラ『なつぞら』で山田天陽という画家を演じました。

北海道の片田舎で、誰にも知られず、ひっそりと命を削って絵を描き、生活は質素で、地味な妻との間に家庭を作る。金にも困る。

一言で片付けてしまえば暗い人生でした。

それを、吉沢亮さんのようなイケメンが演じるのはもったいない! そうだ、そこでこうだ!

「二度目の人生は日本資本主義の父で」

完璧じゃないか!

とか、そんな展開になっているように感じるのです。

先週、無駄に長い狐憑き騒動はなんなのか?と思いましたが、謎は解けました。

◆ 【青天を衝け】姉・なかの縁談騒動は“実話”「栄一らしさの象徴」(→link

「姉萌え」ですね!

◆ NHK大河「青天を衝け」で好演!千代役・橋本愛にネットも注目「妙な色気が出てきた」(→link

一体なんのドラマなんでしょう……何を目的としているんだ……。

 

栄一は百姓代表か?

人類で「極端な思想を持つ層」は2パーセントだという研究があります。

ノイジーマイノリティというものですね。

栄一はしつこく「百姓が」と言いますが、彼は十分富裕層にあたる層です。

現代人ならこんなところでしょう。

・住んでいる場所もそれなりの都市圏

・恋愛経験も平均以上にある

・年収は結構高い、中流以上。同年代では上位

・教育もしっかり受けていて学歴は高い、出身校偏差値を自慢できる

こういう層ですね。

幕末に来日した外国人の記録を読むと、日本の庶民はむしろフレンドリー。

彼らが危険視していたのは、道ゆく帯刀のサムライです。フラフラ歩いている武士層というのは、そこまでランクが高くないのです。

武士と百姓の中間層。栄一がズバリここに入るわけですね。

幕末期はこういう豪農、富裕層にあたる身分がMアノン尊王攘夷にハマるものでした。

現代でもいませんか?

陰謀論をずーっとSNSでつぶやいている人。

人間って進歩するのか、そうでないのか、よくわからない不思議な生き物なんですよ。

◆ 陰謀論、家族引き裂く…SNSで傾倒 言動激化(→link

 

『三国志〜趙雲伝〜』はずっと盗賊退治をしている

栄一を伝説の勇者にするため、山伏A、祈祷師Bような雑魚じみた人物をわざとらしく配置。

それを退治してSUGEE!TUEEE!スカッとしたとネットニュースで流す。

一体この潮流は何なのでしょう?

史実ですと言われたところで、だから何だ?としか言いようがない。

学生時代に県大会でベスト4に入っただの、偏差値の高い高校を出ただの、そういう過去の栄光・自慢を聞いているような気分になってしまいます。

◆<青天を衝け>吉沢亮“栄一”の機転に視聴者喝采「スカッとした!」公式が史実と明かす(→link

そういえば趙雲が主役のドラマが放映され、日本版もあるのですが……。

キャストも豪華で予算もバッチリついているものの、どうにも作り手が歴史に思い入れがない。

やっつけ仕事なのに無駄に話数が長いため、ひたすらオリジナル山賊を倒し続ける話なのだそうです。

それでも趙雲には長坂がある。

しかし、栄一は幕府が倒れてから帰国するわけです。

なんなんだ?

いつまでモブキャラ相手に無双するつもりなんだ?

◆『三国志』を新解釈すればよいものが作れるのか? 日中作品で考える(→link

 

提案があります

そういえばTwitterには、月曜朝に「何かを見た」とお告げのようなことを見る人がいるようです。不思議ですね。

きっと月曜朝に、この記事を読んで悪態をつく人がいる。SNSでも怒りを投稿してしまう。

「あんたさぁ、NHKのおかげで飯食ってる部分あるわけでしょう? なのに貶してアホなの?」

なんて、面と向かってバカにされたりもします。

諫議大夫って役職が中国にはありましてね。

ダメ出しをする人のことであり、そうしないと組織が崩壊してしまう。

大河ドラマが十年後に消える――なんてことになったら、その方が多くの人が困るでしょう。

日本の時代劇を、浮世絵や日本刀のような目に合わせるわけにはいかない。失われた伝統にしてからでは遅い。

ゆえにアカンところはきっちり指摘したい。

そのうえで申し上げます。

NHk大河チームは、ジェンダー観点からチェックできる担当者を大河に是非ともつけていただきたい。

近年の朝ドラにはついてますよね?

大河で出来ないわけがないでしょう。

その点『真田丸』の黒田基樹氏は万全でした。

◆【書評】黒田基樹『今川のおんな家長 寿桂尼』(→link

杞憂であって欲しい。

しかし、私は本気で憂えております。大河ドラマは残さなくてはいけない。そのためには何かをしなければなりません。

◆渡辺直美、泣きながら「自分の体型もポジティブに伝えてきているつもりだったのに昔に戻された」 (→link

2020年代は体型を笑うとか、アオハルとか、そういうサブカルのノリは駆逐される時代。その象徴のような出来事は起きています。

NHK大河も、今こそ変革の時だと感じる次第です。


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【参考】
青天を衝け/公式サイト

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武者震之助

2015年の大河ドラマ『花燃ゆ』以来、毎年レビューを担当。大河ドラマにとっての魏徴(ぎちょう)たらんと自認しているが、そう思うのは本人だけである。

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