漢が惚れる最強武将・立花宗茂 戦場に月輪輝くとき、敵将兵はみな倒るる 【戦国boogie-woogie127】

 

【前回はコチラから】
最強の武将って何だろう?

ひたすら槍剣の技術に優れていることか。
それとも類まれな馬術でもって軍団を統率し、いかなる敵をも駆逐することか。
答えは人それぞれであろうが、一つだけ確実に言えることがある。

◯◯がいれば勝てる!
最強とはつまり、誰からも信頼され、戦場では常にその後ろについていきたくなる魅力を伴った武将ではなかろうか。
立花宗茂――本日、文禄の役にて降臨なり。

 

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一戦も交えず退くは武将の恥辱

戦国ブギウギ20160828-1

◆雷を斬ったという逸話から雷神とも呼ばれた立花道雪。その娘・誾千代の婿が立花宗茂さんです。

もともとは大友家臣・高橋紹運の嫡男で、同家を継ぐ身分ながら、道雪に強硬に要請されて立花家へ。地元九州での戦功は数知れず、特に島津を相手にしたド派手な戦いっぷりはその名を轟かせ、豊臣秀吉をして「西日本最強の武将」と称されました。

ちなみに東が本多忠勝で、共に歴史に名を残す剛勇っぷりですね。

宗茂さん、文禄の役では一体どんな活躍をしたのでしょう……。

 

勇将の下に弱卒なし 碧蹄館に月輪かがやく

戦国ブギウギ20160828-2

◆道雪に請われて婿殿となった宗茂さんですが、嫁の誾千代さんとは不仲でした。

だからというわけではないでしょうけど、明の李如松・李如梅を相手にした碧蹄館の戦い(へきていかんのたたかい)では大活躍!

特に配下の十時連久さんは先陣を切って縦横無尽に駆けまわり、まさに「勇将の下に弱卒なし」を体現したのでありました。

ただし、十時さんはこの戦いで……。

 

あるぇ? 刀が鞘に収まらないや←暴れすぎ

戦国ブギウギ20160828-3

◆碧蹄館の戦いで敵を討ちまくった宗茂さんの刀は、使いすぎて曲がってしまい鞘に戻らなかったと言います。

また、返り血を浴びた馬は真っ赤になり、敵将の兜首を4つも馬にぶら下げていたとか。

後に関が原の戦いで改易となった西軍大名の中で、旧領を復活したのは宗茂さんだけですが、多くの大名が彼の武勇復活を幕府に嘆願したからと伝わっております。

文禄の役でも、それだけ凄まじい働きだったのでしょう。うーん、カコイイ!

※しかし、そのせいで大河ドラマにならないなんて話も><; 放送したらええやないか!

 

戦場にもたらされた毒矢は誰の命を奪う?

戦国ブギウギ20160828-4

◆この毒矢に討たれてしまったのが、先に登場した十時連久さんでした。

宗茂さん配下にして立花家で筆頭クラスの戦闘力を持っていたのに、なんて切ない最期なんでしょう。ルールも正義もない戦争とはいえ、宗茂さんも言葉がなかったでしょうね。

連久の死後、宗茂さんが「鬼神」と称賛される活躍っぷりを果たしたのも泣かせる話ですね。

うーん、やっぱり惚れる!

 

(来週へ続く)

漫画・アニィたかはし
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コメント

    • アニィたかはし
    • 2016年 9月 01日

    うぐいす様こんばんは、いつもありがとうございます
    宗茂さんはコーエーのゲーム「戦国無双」でもギンチョのダンナ
    みたいな扱いで、残念な感じになってます
    いやまぁギンチョのダンナは間違いじゃないんだけど、
    ピンでもすごい人なんだから!と力説したくはなりますね。

    今の時系列を追っていく連載スタイルが大阪の役まで一巡したら
    人物にスポット当てていくスタイルに変わる予定です。
    秀吉編に入ってから時間の流れるペースがゆっくりになったので
    大阪夏の陣は、確約はできませんが年末くらいになるかと思います
    ので、どうか気長にお待ちください。
    今後ともよろしくお願いいたします

    • アニィたかはし
    • 2016年 9月 01日

    鬼武蔵使い様こんばんは、いつもありがとうございます
    自国アゲで史実をファンタジーレベルまで脚色するのは
    どこの国でもやることなので、日本海軍が大敗するのは良いです
    パールハーバーの機銃掃射でCGのゼロ戦がバタバタおとされても
    全然いいんですよ。世界標準です
    納得いかないのは日本だけはそれやっちゃダメみたいなことに
    なってることです。別にCGの戦艦大和が自慢の主砲で敵駆逐艦を
    真っ二つにするストーリーとかやっちゃってもいいはずなんですよ
    B29に飛行機で特攻かけて落としちゃうなんていうザ・コクピットな
    話を実写化したって、世界的には構わないはずなのになぁ‥
    ちょっと話は脱線しましたが、ボクも400年前の人物のドラマさえ
    はばかられるなんて、どっか間違ってると思います。
    西郷さん誰がやるんですかね?さすがに西田敏行さんはないかと思いますし
    似合いそうな人ってちょっと思いつかないんですけど。肖像画ガン無視
    でいくとかwまぁ余談はこのあたりで
    作画頑張っております。今後ともよろしくお願いいたします

    • うぐいす
    • 2016年 9月 01日

    こんばんは!
    やっぱり宗茂かっこいいですねー(;>▽<)
    私の周りにも歴女いるのですが(あ、私女です)
    宗茂あたりまでなると「ディープ」な部類なようで、あまり話が通じないのです…
    アニィたかはし先生のかかれる宗茂は、正統派男前でとってもいいです!
    不必要に萌えが入ってないから、逆に想像かきたてられていい、というか…w
    正直、もっともっと描いていただきたいくらいです(笑
    誰か武将をとりあげて、一通りおっていく漫画などはかかれる予定ないでしょうか?
    こちらの編集部さんに希望出したらいいのでしょうか。
    今後も漫画楽しみに読ませていただきます、がんばってください!

    • 鬼武蔵使い
    • 2016年 8月 31日

    そういえば「女城主直虎」の次の大河は、「飛ぶが如く」を軸にしたような西郷さんのに決まったという話ですよ。視聴料をがめつく取っておいて、自社ビル1700億円で建て替えですって(怒  そんなに余裕があるなら、立花さんでも藤堂さんでも、清正さんでも作ってあげればいいのにね。あちらのお国なんか史実はゲリラ攻撃で数隻被害を受けただけなのに、ファンタジーで正面から大海戦を挑み、日本軍船を数百隻沈めて壊滅に追い込んだらしい、スーパー提督「李舜臣」の映画まで作っているのにおとがめなしで、こちらじゃ大河ですら作れないなんて悔しいですよね。

    • アニィたかはし
    • 2016年 8月 31日

    乙様こんばんは、いつもありがとうございます
    宗茂さんを語る上で、外せないのは嫁のギンチョですが
    まぁ物語などで主人公にするとしたら、女性の方が読者の食いつきが
    良くなると予想できるので、どうしてもギンチョメインで行きたくなるのが
    心情というものなのでしょう。その煽りで地味になってしまうダンナさんですが
    まぁそれさえも受け止める包容力があったのでしょうね。(などと無理やり
    持ち上げてみましたw)甲冑バリエーションは中国の方が多めで描き手としては
    魅力を感じております。南蛮甲冑も日本独自の進化って感じがして好きなんですけど
    魅力をお伝えできるよう頑張ります。今後ともよろしくお願いいたします

    • 2016年 8月 30日

    毒矢というのが日本ではなじみ少ない武器ですね。明のカブトもエキゾチックにカタチが違うし。
    立花さんって関ヶ原のちに旧領回復ということしか知りませんでしたが、碧蹄館で大活躍とのこと。ヨメのいない出張先での張り切りぶりがオモロいです。

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