全国66カ国のうち11カ国の守護を一族で占めていたことから「六分の一殿」と呼ばれた山名氏。
もともとは「上野国名胡郡山名郷」にて、新田義重の三男・義範が山名義範となり始まった一族であるが、山名時氏(1303-1371)の代にて足利尊氏の挙兵に従軍。
飛躍的に勢力を伸ばし、時氏の次代においては、以下のように西国の守護を占める家勢を誇っていた。
山名師義の「①丹後 ②伯耆」
山名満幸の「③播磨」
山名義理の「④紀伊」
山名氏冬の「⑤因幡」
山名氏清の「⑥丹波 ⑦山城 ⑧和泉」
山名時義の「⑨美作 ⑩但馬 ⑪備後」
これに難色を示していたのが、同じ源義国を祖に持つ室町幕府三代将軍・足利義満である。
斯波氏や細川氏、あるいは土岐氏など、有力一族を巧みにコントロールしながら自らの幕府軍(奉公衆)も強化していき、手を変え品を変え山名軍団を追い詰める。
明徳の乱(内野合戦)にて、その手腕は如何なるものか……マンガ「日本史ブギウギ」、第123話スタート!
挑発
奉公衆
明徳の乱
内野合戦
一騎打ち
山名氏の弱体化
次の一手
予告編
※次週へ続く
【過去作品はコチラから→日本史ブギウギ】
著者:アニィたかはし
武将ジャパンで新感覚の戦国武将を描いた『戦国ブギウギ』を連載。
従来の歴史マンガでは見られない角度やキャラ設定で、日本史の中に斬新すぎる空気を送り続けている。間もなく爆発予感の描き手である(編集部評)