クスリで亡くなった歴史著名人

世界史

ドラッグで亡くなった著名人10名~芥川・シャネル・モンロー・プレスリーなどなど

2025/06/25

6月26日は国連が制定した「国際麻薬乱用撲滅デー」です。

他国では逮捕されないような大麻でも重大事件として扱われるなど、日本は薬物等の使用に殊のほか厳しい国ですが、そのせいか著名人などによる死亡事故も少ない気がします。

というのも、諸外国へ目を向けてみれば、これが実に多くのスターが亡くなっておりまして。

英語版ウィキペディアには、専用のページがあるほどです。

題して「ドラッグ絡みで死んだ著名人リスト(→link)」。

古今東西の有名人がズラリと並んでいますので、著名どころをザッと見てまいりましょう。

 


芥川龍之介

リスト(→link)はアルファベット順にズラ〜ッと並べられ、あまりに数が多く途中で計上を断念しました。

壮観というか、読んでいて怖くなると言うか……驚いたのが、日本からもエントリーがあったのです。

芥川龍之介/wikipediaより引用

◆芥川龍之介(1892–1927)作家

◆ベロナールの過剰摂取による自殺

言われてみればそうですわね。

ベロナールというのはバルビタールという睡眠薬の商品名でした。

遅効性なので、長期服用により耐性が出来てしまった人が過剰摂取して死亡してしまう事故も多かったそうです。

 


フリーダ・カーロ

こういう事例もあります。

フリーダ・カーロ/wikipediaより引用

◆フリーダ・カーロ(1907–1954)アーティスト

◆公式には肺塞栓症が死因とされているが、最近の伝記作家らは、名称が特定されていない鎮痛剤の過剰摂取が原因だとの説を取るようになっている。自殺かどうかは論争がある。

歌手のマドンナが、フリーダ・カーロのファンですね。

世界随一のドラッグ大国として知られるメキシコの方でした。

 

ココ・シャネル

へ〜っと思ってしまったのは、この人。

ココ・シャネルとチャーチル/wikipediaより引用

◆ココ・シャネル(1883–1971)ファッション・デザイナー

◆合併症及び長年のヘロインやアヘン剤の乱用による肉体的疲労により死亡

ヘロインやアヘンやら、ドラッグの中で最もハードなやつを長年って……それで90近くまで生きたのですから、なんというか言葉に詰まりますね。

 


ダイアナ・チャーチル

「誰ですかこの人?」と言う人もおられましょう。

ダイアナ・チャーチル/wikipediaより引用

あのチャーチルの娘さんなのですよ。

◆ダイアナ・チャーチル(1909–1963)海軍婦人将校

◆バルビタール過剰摂取による自殺

著名人の子供というので色々とあったのか、精神を患った末の自死。チャーチル自身は1965年に世を去りますが、晩年にこの自殺はさぞや応えただろうと思われます。

 

マリリン・モンロー

そして、バルビタールと言えば、この人も。

マリリン・モンロー/wikipediaより引用

◆マリリン・モンロー(1926–1962)女優

◆バルビタール過剰摂取。公式には「自殺の可能性」となっているが、謀殺説が幾つかある。

マフィアに殺されたとか、ケネディ兄弟と関係があったとか、今なお謎めいた方であります。

 

カート・コバーン

この人も外せないですよね。

◆カート・コバーン(1967–1994)ミュージシャン

◆銃による自殺を遂げるが、その直前に致死量のヘロインを3度、自らの手で注射

もう30年になるのかぁ。

いま聞いても全く古い感じがしないのは、聞いている者がオッサン過ぎるせいですね。

 

ジャニス・ジョップリン

同じミュージシャンとして、この人も。

◆ジャニス・ジョップリン(1943–1970)ミュージシャン

◆ヘロインの過剰摂取

圧倒的カリスマ感が凄まじいですね。

 

エルビス・プレスリー

そして、絶対に外せない歌手の例が、この人になるのでしょう。

◆エルビス・プレスリー(1935–1977)シンガー

◆不整脈。検死の結果、エチナメートやメタカロン、コデイン及びアモバルビタールやペントバルビタールやフェノバルビタール等を含む複数のバルビタール系睡眠薬が検出された。

エチナメートと言うのは精神安定剤。

メタカロンと言うのは別名ハイミナールと書けば、年配の世代なら「あぁアレか」と思い出す人も多いでしょうか。

1960年代に大流行した合法ドラッグです。

そりゃあこれだけ一度に服用したら、心臓がおかしくもなります。

 

ホイットニー・ヒューストン

映画『ボディガード』のテーマ曲「I Will Always Love You」と言えばあまりに有名。

圧倒的声量に心を震わされた方も少なくないでしょう。

 

◆ホイットニー・ヒューストン(1963–2012)シンガー

◆当初は浴槽での溺死とされ、その後、遺体からコカインが検出されたことにより、薬物の影響による心臓発作と検視結果が発表される

彼女もコカイン絡みでした。随分と昔のことのような気がしますが、12年前なのですね。

 

シュテファン・ツヴァイク

最後に、この人も。

シュテファン・ツヴァイク/wikipediaより引用

◆シュテファン・ツヴァイク(1881–1942)劇作家

◆睡眠薬の過剰摂取による自殺

ユダヤ系オーストリア人で、代表作に「マリー・アントワネット」があります。

ナチスの迫害を逃れブラジルに亡命したのですが、かの地で日本陸軍によるシンガポール陥落を知り、ヨーロッパ文明の先行きに絶望して自殺したという説があります。

全体を見渡すと、薬物の影響による自殺も多いものです。

一方で使い方を誤って死に至った例も多々あり、いずれにせよ不本意な最期だった可能性は否めません。

皆様の御冥福を祈ります。

南如水・記

TOPページへ


 



リンクフリー 本サイトはリンク報告不要で大歓迎です。
記事やイラストの無断転載は固くお断りいたします。
引用・転載をご希望の際は お問い合わせ よりご一報ください。
  • この記事を書いた人
  • 最新記事

minami

元大手新聞記者の英語使い。近現代戦史の学界に所属。 海外の歴史ニュースを日本でどこよりも早く伝える。 武将ジャパンでは第一次世界大戦を中心に軍事関連の情報を主に取り扱う。

-世界史

右クリックのご使用はできません
目次