毎週土曜日13時50分に『光る君へ』をマンガで振り返る――。
※今回は日曜日になってしまい申し訳ありません!
第17話の注目は藤原道隆の死でしょう。
疫病は庶民だけ!
我々貴族にゃかんけーない!
そんな調子で娘の藤原定子を中宮に、長男の藤原伊周を内大臣に続いて内覧に……しようとしたところで待ったが入り、亡霊のように彷徨う藤原道隆は「皇子を産め、皇子を産め、産め」とゾンビのように……さっそく漫画で振り返ってみましょう!
病み上がり
◆病み上がりにはあまりに重たい、濃ゆい情報。
乙丸にとっても重すぎて、一人では抱えていられなかったのでしょう。
偵察
◆劇中での藤原道隆は「貴族は疫病など大丈夫!」と仰ってましたが、そんなことがあるわけなく、現にこの長徳元年(995年)は天然痘が猛威をふるい、内裏でも多数の被害者が出ています。
ましてや従者は、主人の代わりに見舞いへ出向くことも多く、非常に怖いものだったでしょう。
疫病については、以下の記事に詳細がありますので、よろしければ併せてご覧ください。
平安京を襲った“疫病”とは具体的にどんな病気だったのか?貴族も感染した?
続きを見る
自腹切れ
◆権力の頂点に立ち、あとはそれをどう維持していくか?
ここから先は藤原定子が男児を産むしかなく、いわばギャンブルに近いですよね。
たとえ娘を2人、3人と入内させても、完全には安心できないわけで……そりゃ、酒量も増えますわな。
※続きは【次のページへ】をclick!