毎週土曜日13時50分に大河ドラマ『べらぼう』をマンガで振り返る――。
第31回放送の注目は将軍・徳川家治の最期でしょう。
天明の大飢饉に加え、今度は江戸市中が水浸しとなる大洪水など、天災の連続で体調を崩しがちだった家治。
それを気遣うお知保の方に醍醐(乳製品)を贈られるのですが、そこには一橋治済の手先である大崎が絡んでおり……ということで漫画で振り返ってみましょう!
天明の洪水
◆「踏んだり蹴ったり」は「踏まれたり蹴られたり」では?
チャットGPTさんにお尋ねしたところ「慣用句だから」という、当たり前すぎる冷淡なお答えをいただきました。
どうも「踏んだり蹴ったりの目に遭わされる」という受け身部分が省略されているようですね。
いちいち書いてられないから「踏んだり蹴ったり」になった、と。
お見舞い
◆牛乳を発酵させると5段階に変化し、以下のように五味(ごみ)と呼ばれる状態になるとされてます。
乳(にゅう)
酪(らく)
生酥(しょうそ)
熟酥(じゅくそ)
醍醐(だいご)
そのうち醍醐は、最上でチーズのようなものと考えられてまして、これは食べてみたい!
なお醍醐といえば、次のような慣用句もあります。
◆醍醐の上味(じょうみ)翻(ほん)じて毒薬(どくやく)となる
・薬も用い方次第で毒となる
・何事も程度が大事
非常に示唆的でありますよね。
魅惑の醍醐
◆ここに来てお知保の方が存在感を発揮!
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『べらぼう』知保の方は史実でも田沼意次を憎んでいた?正気を失った彼女は何をする?
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普段は意思が強固とは思えないタイプなのに、いざとなれば突き抜ける――かつて自分の爪を噛みちぎっていた、あの狂気が活きていますよね。恐ろしや……。
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