まんが日本史ブギウギ

まんが日本史ブギウギ200話 田沼の苦悩は報われず 恩を暗殺で返される

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田沼意知を佐野政言が暗殺
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ある決意

◆ちょっと危ない人に見える、この佐野政言(まさこと)さん。

当時は旗本でしたが、そのご先祖様を辿ると佐野源左衛門常世に着きます。

源左衛門とは、北条時頼を助けた人で、つまりは鎌倉時代から続く名門だったのですね。

しかも、家系的に田沼親子は佐野政言の家来筋にあたるという、なかなか複雑な状況でした。

 


暗殺

◆そして天明4年(1784年)3月24日、事は起こされます。

佐野政言は江戸城内で田沼意知を斬りつけ、重傷を負わせたのです。

すかさず政言は揚座敷(あがりざしき・高位の旗本や僧侶などを収容する施設)へ送られ、田沼意知が亡くなると、切腹を命じられました。

 


世直し大明神

◆息子の田沼意知が暗殺され、悲嘆に暮れる田沼意次

世間は、あろうことか佐野政言を「世直し大明神」として称え、ついに田沼の心はポッキリ折れました。

そして次にやってきたのが……。

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