どうする家康感想あらすじレビュー

どうする家康感想あらすじ

『どうする家康』感想あらすじレビュー第40回「天下人家康」

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『どうする家康』感想あらすじレビュー第40回「天下人家康」
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どうする星の話でBL

三成と家康は星空の下でBLということにしたいのでしょうか。

東洋の星宿すら理解できないのに、二人はいったいどんな会話をしたいのですか?

BLは私も予想していましたが、

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センスが古い。

プレイステーションで展開していたBLゲーようで、これなんかそっくりですよね。

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上記の記事を少し改変してみました。

『どうする家康』に集うのは、全国から集まった選りすぐりの大名たち。

運が良いだけでいたって平凡な主人公は、彼らとどんな乱世を送るのか。

そして、そこからどんな恋が生まれるのか?

ジャニーズが描くイケメンたちとの、華やかな恋が待っている!

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結局はお子様の好き嫌いだけ

結局、このドラマの動機は感情論だけなのです。

好き嫌い。がんばってるもん。応援してよ!

単にそれだけで、部活動感覚でしかない。こんな幼稚な心情描写で、戦乱社会や、その終息に向けて必死になっている人物を描くなど、到底不可能でしょう。

政治的な駆け引き描写が全く出てこないのは、登場人物がお子様なだけでなく、作り手の心性もそこで止まっているから。

おやつだけをバクバク食べ散らかし、野菜を食べるのは絶対にやだもん! と主張している幼児性だけが見えてきます。

「修羅の道」だのなんだのセリフにしたところで、極めて薄っぺらい。ピーマンを残さず食べる覚悟を固めた程度の決意にしか見えません。

児戯につきあうほど世の中暇じゃない。徹頭徹尾、幼稚だから、人気が低迷しているのです。

 

どうする所作と演出

同じくNHKのドラマ10『大奥』では、徳川家治がきちんとした所作で薬湯を飲みました。

あの薬湯は重要な役割を果たします。変な飲み方をしてはいけません。

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それが大河ではどうか。片手で茶碗を持ってごくごくと飲むことがイケてると思っているのか、信玄も家康もそうしました。

茶道は精神修養でもある。

もしここで、綺麗な所作で飲んだら、精神一到したいことが表現できたことでしょう。

しかし、このドラマはそうならない。昭和平成の勘違いしたカッコつけセンスしかありません。

居酒屋に貼ってある、グラビアイドルがジョッキを抱えて微笑むポスター辺りの時代ですね。

思えばこのドラマはずっとそんな感じだ。

市の訃報を聞き、家康の手から筆が落ち、ペンのように横に転がる場面がありました。筆の持ち方をふまえたらありえない場面です。

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どうにもこのドラマは、日本の時代劇の所作を無視して、古いセンスで演出することがかっこいいと勘違いしている誰かがチーム内にいるようなんですね。

「俺がもうプロデューサーをやる」と誰か言いだしたとか?

やたらと立ったまま押し合いへし合いする場面が多いとか。廊下で偶然出くわすとか。廊下で何もかも喋り散らすとか。現代劇そのままのセンスをやらかす。

そこまで時代劇が嫌いなら、どうして大河に関わったのでしょう。多くのファンがそう嘆きたくもなるのも無理はなく、センスが10年前か20年前あたりで止まっています。

タランティーノが最先端とでも思っていそうで、もう、古臭くてみちゃいられません。

 

どうするセリフを覚えるだけで精一杯

今回のラストは、家康がやっと覚えて語っていると伝わってきてつらいものがありました。

そこまで長くないセリフなのに、覚えるだけで気力が尽きているように見える。

時代劇の演技が苦手であれば、なぜ主演などを引き受けたのか。

幼稚な衣装の色もあり、これのどこが天下人なのかと失笑するしかありません。

こんなアラカン児が「しゅらのみち♪」と『鎌倉殿の13人』と同じフレーズを使ったところで、だから何なのか。

◆「どうする家康」修羅の道がトレンド入り!「鎌倉殿の13人」から再び(→link

これにしたって『吾妻鏡』が家康の東国政権構想に合致すればこその最終回登場だったのに。そんな大事なことも、ろくに生きていないじゃないですか。

『麒麟がくる』から光秀=天海を出せだの。『鎌倉殿の13人』からの伏線だの。まっとうな大河に近寄らないで欲しい。

今までにないシン・大河だの、アップデートだの言いながら、過去に擦り寄って媚を売ってこんな記事を書かせて、プライドはないのでしょうか?

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どうする相関図死

ナレーションで死ぬことを、「ナレ死」と呼びます。

本作はそれを凌駕した「相関図死」が後半大量発生しています。

◆大河家康【悲報】服部半蔵すでに死没 ナレもなく突然退場、公式に他界表記 愛すべきポンコツ、最後も指笛スーッ!ネット驚く「寂しすぎる」(→link

上記の記事タイトルだけで、どれほどくだらないドラマなのか痛感できるでしょう。

服部半蔵を描く上で、ポンコツだの指笛だの、そんなものが果たして必須なのですか。

まぁ、求められる服部半蔵の要素は、映画『首』が埋めてくれるでしょう。

◆松本潤、「どうする家康」山田孝之との同い年ショット公開「これからは半蔵門の文字を見るたびに服部半蔵と孝之の事を思い出すでしょう。。」(→link

半蔵門を見ても、思い出すのは大河ではなく『首』の桐谷健太さんですね。

一刻も早くあんなしょうもない半蔵は忘れたい。侮辱でしかありません。

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