本能寺の変を終え、後半戦を迎えた大河ドラマ『どうする家康』。
今後は秀吉との対立を経て、いよいよ家康が天下人となるクライマックスへ――そんなターニングポイントとなる8月6日の第30回放送で、いきなり転倒事故を起こしてしまいました。
視聴率で9.4%を記録し、ついに二桁の大台を割り込んでしまったのです。
※以下は『どうする家康』の全視聴率まとめ記事となります
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どうする家康全48回の視聴率速報&推移! 過去7年分の大河と比較あり
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確かにこれまでも、WBCの試合放送裏で7.2%を計測したことはありましたが、通常の状態で二桁を割るのは初のこと。
今や「視聴率は当てにしないほうがいい」という考えもある一方、テレビを見る層・大河のファン層を考えるとまだ一定の判断材料と言え、戦国大河でまさかの二桁割れは関係者も相当なショックだったでしょう。
既に様々な影響を危惧する報道も出始めています。
◆『どうする家康』ワースト級の大低迷で…「松本潤の紅白司会」が白紙危機(→link)
そこで考えたい。
本作が人気を盛り返すにあたり、絶対にやってはいけないこと。
題して『どうする家康』こんな後半戦はイヤだ!
「シン・大河」という触れ込みで大々的に宣伝されてきながら、これまで杜撰な脚本やCGが目立ってきたドラマがどうなるか。
今後の展開を予想してみました。
①平均視聴率が過去ワーストを記録
『いだてん』の平均視聴率が8.2%であり、本作が大河ワースト記録はさすがにないでしょう。
しかし現在11.5%であり、戦国大河となると史上最低はほぼ当確。
全体でのワースト2位もほぼ確定でしょう。
平均視聴率がまさかの二桁を割るかどうか。焦点はその当たりかもしれません。
・『鎌倉殿の13人』12.6%
・『青天を衝け』14.1%
・『麒麟がくる』14.4%
・『いだてん』8.2%
・『西郷どん』12.7%
・『おんな城主 直虎』12.81%
・『真田丸』16.65%
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全体ワーストの確率:★☆☆☆☆
全体ワースト2位の確率:★★★★★
戦国ワーストの確率:★★★★★
②『天地人』『江』と並ぶ戦国ワースト大河へ
過去作品で圧倒的に評判の悪い戦国大河ドラマが『天地人』と『江〜姫たちの戦国〜』です。
数々のトンデモ場面でファンの度肝を抜いたシーンは、以下の記事にまとめられているのでご確認ください。
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『どうする家康』は今のところ、この二作品を下回るクオリティを爆走中。
幕末ワースト大河が『花燃ゆ』ならば、戦国ワーストとしてその名を残していくでしょう。
『天地人』
『江〜姫たちの戦国〜』
『花燃ゆ』
『西郷どん』
この四天王の一角に喰い込むばかりか、筆頭になりそうな勢いなんですね。
私としては『西郷どん』に替わる枠と考えています。
「『西郷どん』はまだ、役者の演技はよいところがあったもんね」
コメントとしては、こんなところですね。
ワースト大河四天王に喰い込む確率:★★★★★
③期待できるのはキャスト発表の瞬間だけ
「おぉ、伊奈忠次とは珍しい!」
「ウィリアム・アダムスなんてすごい!」
本作で期待できるのは、今やキャスト発表の時だけです。
伊奈忠次にせよ、ウィリアム・アダムズにせよ、なかなか珍しいチョイスであり、『おっ?』と感じた方も少なくなかったでしょう。
ただし、森蘭丸が「森乱」として発表された瞬間も同様の期待をいだきませんでしたか?
そして、ほとんど見せ場もなく去っていったことをもうお忘れでは?
小手先のサプライズだけに頼りつつあり、ドラマ完成度へのこだわりは感じられません。
キャスティングだけドキドキ確率:★★★★☆
④本業が俳優でないキャストの比率増加
大河ドラマは夏場以降に盛り上がりが欠けていく傾向があります。
主人公の親世代が退場する。
話が落ち着いてくる。
歴史イベントが消えてくる。
こうした不利な要素に直面するからですが、常に争乱の中にいた徳川家康は、本来であれば盛り下がる場面はありません。
しかし歴史イベントよりも、おままごとやお風呂のシーン、側室スカウト会議に時間を使うのが『どうする家康』の個性。
となると、話題作りが大事だ!
かつて『花燃ゆ』は話題作りのため、本業が役者ではないキャストを導入し、なんとかしようと努力していました。
◆「花燃ゆ」に乃木坂46・十福神が出演決定!(→link)
本作も同じ道を辿るのではないでしょうか。
俳優以外のキャスティング確率:★★★★★
⑤動物(特に猫)の出現!
とにかく話題作りで数字に頼るなら、人間以外だってあり!
本作の制作陣であれば、子供ウケの良い動物なんかも狙ってきたりするかもしれません。
『おんな城主 直虎』では当初から猫がいましたので、今回とはちょっと事情が異なりますが、話題になったのは確か。
そこで思い切って象なんてどうでしょう?
銅像の「ゾウ」ではなく、動物のほう、エレファントの「象」です。
まんざらデタラメな話ではなく、室町時代の応永15年(1408年)に若狭へ漂着した南蛮船に乗っていたという記録があります。
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象と日本人の歴史|天皇に謁見するため従四位になった渡来象もいた
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まぁ、さすがに無いですね。猫なら少しだけ……という感じでしょうか。
猫出現率:★☆☆☆☆
象出現率:☆☆☆☆☆
⑥人情枠のキャスティング
視聴率が低迷すると、俳優にとって大河ドラマ出演のメリットは低下します。
本業が役者ではない方をキャスティングするのはその解決法でもありますが、もう一つの手法としては「人情枠」があります。
私の造語でスミマセン。
要は制作陣とお付き合いのある俳優で、過去にプロデューサーやスタッフと関わりがあった方がその対象。
あるいは既に家族が出演されているなど、情に訴える出演依頼ですね。
プロデューサーが同じ大河ドラマ『平清盛』あるいは朝ドラ『なつぞら』からの出演者あたりも考えられます。
個人的に、淀の方の大本命は「広瀬すず」さんと予想しています。
人情枠のキャスティング確率:★★★☆☆
⑦役者ネタを使う
本作のいやらしいところは、新機軸「シン・大河」などと喧伝する割に、懐古ファンを釣るためにセコい工夫をするところ。
役者本人のネタを落とし込んできます。
例えば、武田信玄が勝頼のことを最愛の子だとして期待をかける描写は、千葉真一さんのご子息である眞栄田郷敦さんだからこそ、ねじこまれたのではないでしょうか。
佐藤浩市さんも、亡くなられた御尊父ネタが使われています。
◆真田昌幸役・佐藤浩市さんの扮装写真公開にオールドファンが涙する理由【どうする家康満喫リポート】秘話発信編(→link)
実力がある俳優を、こういう親子ネタで使うのは失礼ではありませんか?
彼らにふさわしい見せ場を劇中で作ればいいだけなのに、保険をかけたいからか、話題作りに注力する。
つくづく志の低いドラマです。
役者ネタに頼る確率:★★★★☆
⑧大河主演経験者が出る
さすがにもう出演される方はいないでしょう。
あまりにも風向きが悪く断られるのが明白です。
大河主演経験者の出現率:★☆☆☆☆
⑨お市と淀の方が一人二役
話題作りが大好き♪
恋愛ネタも大好き♪
そんな本作の制作陣だけに、お市と淀の方(茶々)を同一人物にしたら
「めちゃくちゃ盛り上がるじゃん!数字も稼げるじゃん!」
となっても不思議ではなく、北川景子さんが再登場で淀の方を演じる……嗚呼、そんなことだけは勘弁してください……。
しかし、考えようによっては美味しいかもしれません。
朝ドラに『カムカムエヴリバディ』という作品がありました。
祖母、母、娘と三交代するヒロインが見どころとされ、2代目のヒロインと3代目ヒロイン母を同じ役者が演じています。2代目ヒロインが、3代目を産む設定です。
2代目ヒロインは結果的にかなり若作りとなってしまい、なかなか無理のある設定だとは思いました。しかし、朝ドラのヒロインとその母は役者のキャリアにとって大きなプラスとなる。宣伝戦略としては一石二鳥となって美味しい。
一作品の中で、お市と淀の方を演じるとなれば、パフォーマンスとしては上出来です。
お市と淀の方が同一役者の確率:★★☆☆☆
⑩お色気展開をゴリ押しする
露骨なまでにセクシーな女優を前面に出して行われた側室スカウト会議。
執拗なまでのお風呂シーン。
前半それで数字が上がったのか?というと、別にそんなことはなかったけれども、SNSではバズるかもしれない。
いや、それ以上に、スタッフとしては嬉しい。
そんな期待を込めて再びお色気シーンが展開されるかもしれません。
お色気展開ゴリ押し確率:★★★★★
⑪家康の側室をできる限り出す
これまで登場してきた側室は、歴史的な意味はあまり感じられないような役割ばかりでした。
女性同士の恋をしていた設定のお葉。
お風呂場で恋に発展した結城秀康の母。
次は誰?
役者が見つからない可能性はありますね。
「大河ですか? 来年なら……」とか言われてしまいそうだ。
数多の側室出現率:★★★☆☆
⑫側室のキャラクターの区別がつかない
大坂の陣で交渉役を務めるなど、賢い女性として知られていた家康の側室・阿茶局が登場します。
本作でも非常に賢いと設定されていますが、ここで考えたいことがある。
このドラマの中で、本当に賢いと思える人物はいたでしょうか。
聡明な女性がいたでしょうか。
なんせ愛の近眼設定もすぐに忘れてしまうようなことが平気で展開されるドラマです。
阿茶局がどう描かれるか。今から懸念しかありません。
賢い側室がきちんと表現される確率:★☆☆☆☆
⑬お色気は大事なら男性は脱ぐ?
話題作りが好きな本作。
もっと本気でバズらせたいなら、男性の肉体美も重要なはずなのに今まで注目されたことがありません。
『八重の桜』では山本覚馬。
『鎌倉殿の13人』では八田知家と三浦義村が話題になりました。
こんな記事もあります。
◆『どうする家康』ワースト級の大低迷で…「松本潤の紅白司会」が白紙危機(→link)
注目は以下の部分。
「新たにジャニーズJr.の作間龍斗(HiHi Jets)の出演が発表され、すっかり“ジャニーズ大河”となっている。今後は入浴シーンでイケメン出演者たちの裸を見せるというプランも用意されていると聞くが、苦肉の策といった印象」
記事では「裸を見せる」と書かれていますが、そうはならないだろうと私は予測します。
どういうワケかこのドラマはそうはならない。
普通のおじさんの愛らしさをプッシュしたいみたいなんですよね。まぁ、その魅力も伝わってきていませんが。
数字に困った現状ならあるかもしれません。
男性の肉体美を話題作りにする確率:★☆☆☆☆
⑭未成年の性愛描写が問題となる
未成年の茶々が、艶かしく秀吉を誘惑する。
お市が夫の柴田 勝家と亡くなる第30回放送で、そんな場面が描かれました。
まだ特に問題になっていませんが、今後どうなるか……。
ドラマはフィクションだからなんでもやっていいわけではなく、海外でもその辺の描写は作り手も非常にセンシティブです。
もしも、戦国という時代や性犯罪の残酷さを描く――そんな名目で秀吉が茶々に対して強引に迫ったりしたらどうなるか。
遺体の表現についても侮辱的な描写を平気で流す本作であれば、平気でやってきそうで怖い。
未成年描写が問題になる確率:★★★★☆
⑮番宣・提灯記事が増加する?
視聴率が二桁割れ――戦国大河としては前代未聞の苦況へ陥った本作。
危険水域に突入した現在、番宣のため材料を徹底してメディアに投下するか?
受け取るメディア側は「アクセス稼げないから」としてスルーするか?
大手スポーツ紙は今後の付き合いもあって掲載取り止めはないにしても、他の週刊誌系メディアや独立系WEBメディアはわかりません。
ちなみに、どう考えてもつまらない、ワケわからない展開なのに褒めまくる記事は、ドラマの公式画像がふんだんに使われています。
要は、NHKから素材をもらって記事化しているのであり、持ちつ持たれつな関係にある。
中には、関連書籍を手掛ける筆者もいて、公共放送としてどうなのか?と疑問に思うことも。
番宣・提灯記事の増える確率:?????
⑯殺陣がワケわからない
プロレス技を駆使したり、どう考えても古武術にない動きだったり。
アクションがよくわからないドラマですが、今後は減少傾向を辿るでしょう。
要するに、アクション指導に口を出す役者が尽きるということです。
それが吉と出るか、凶と出るか……そりゃ凶ですよね。
殺陣のシーンが減る確率:★★★★☆
⑰やっぱり役者が座らない問題
座るなら最初から座っているだけ。
立っているなら最初から立っているだけ。
本作は、役者の動きが非常に少ないドラマと言えます。
当時の所作を上手に描く指導者がいないか、あるいは時間がないのか。
今後は、大河の経験者やベテランも投入されますし、さすがに立ったり座ったりできますよね?
と、思いたいところですが、どういうわけか初志貫徹されていて、これからもなかなか座らないでしょう。
役者の動きが少ない確率:★★★★☆
⑱豪華な城は謎のオープンテラスだ!
大河ドラマとは、一年の終盤ともなれば豪華なセットや衣装もみどころとなります。
秀吉であれば聚楽第や大坂城。
家康なら江戸城。
きっと豪華なんだろうな!
と思いたいところですが、その豪華さはオープンテラスから眺める景色で表現するんですよね。
しかも、なんだか様子がおかしい。
例えば、富士山が巨大すぎたり、虹の出ない方向に出たり……これすらも「フィクションだからいい!」で片付けられてしまうのでしょうか。
きっと浮世絵なんかを持ち出されて「家康からはそう見えた」と反論されるかもしれません。
豪華な城はオープンテラスから確率:★★★★★
⑲よく似た城が頻出する
仮に豪華な城が出てくるにせよ、マニアが喜ぶような描写にはならないでしょう。
どの城も似たような家具やらレイアウトだったりして、なんなら燃えたはずの安土城と似ていたりする。
それがSDGsに配慮したエコロジー大河ドラマの真骨頂です。
よく似た城が出てくる確率:★★★★★
⑳同じネタの使い回し
マラソンランナーが既に複数名出ている本作。
鳥居強右衛門をネタ扱いして、阿月にも流用していました。
もちろん、今後も使い回すでしょう。
【姉川の戦い】で、織田信長は徳川家康の陣に鉄砲を撃ち込みました。
【関ヶ原の戦い】で、家康が小早川秀秋に対して行ったというネタの前倒し使い回しですね。
ゆえにもう確定しているといえばそうなのですが、他にもいくつか登場しそうな気がします。
同じネタの使い回し確率:★★★★★
㉑作品を超えてのネタ使い回し
このドラマの不思議なところは、脚本家ではなくチーフプロデューサーが一致する『平清盛』と同じネタを使い回す傾向もあります。
例えば、豊臣秀吉の母・なかと旭姫はくせのある髪をしています。
これを見たとき『平清盛』を思い出しました。
後白河院が愛した建春門院平滋子は、くせのある髪で登場。
そんな滋子でも愛しちゃう後白河院は画期的! そう描くため、宋代風の婚礼衣装を着せる様子にまるまる一回を使いました。
この婚礼衣装は白ベースでした。
中国で白は喪服の色であり、本当でしたら赤でなければおかしいのですが、それはさておき。
「イケてる我らがヒーローは、くせっ毛だろうと愛しちゃう♪」ネタをまたやるのではないでしょうか。
その動きに応じて『平清盛』ファンがSNSに投稿し、それを切り取ったコタツ記事も出てくる。
こんな予想当たってほしくないですが……。
素直に、旭姫を正室にする政治的意図を描いて欲しい。
ちなみに脚本家が同じ映画『レジェンド&バタフライ』からは、金平糖ネタが使い回しにされています。
あるいは鳥居強右衛門が「無事に長篠城へ到着してみんなと再会できたという妄想」は、映画の中で信長が「本能寺から脱出して帰蝶と海外へ旅立つという妄想」と形式的には全く同じでした。
映画とドラマの両作品をご覧になられた方は、さすがに驚いたことでしょう。
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ネタの使い回し確率:★★★☆☆
㉒作品を超えてのネタ使い回しパターン2
大河を越える「シン・大河」だ――そう煽っておきながら、どこか既視感のあるこの作品。
『鎌倉殿の13人』では、北条義時が思いを寄せる八重に贈るために、キノコを探し回る展開がありました。
『どうする家康』では、家康が瀬名のため栗を探していると強調する場面があったものです。
対抗するように、酷く描くパターンもあります。
『麒麟がくる』で人格者に描かれていた足利義昭や明智光秀は、『どうする家康』ではとにかくゲスい。
次のターゲットになるのは『真田丸』あたりでしょう。真田昌幸がどうなってしまうのか……。
『葵 徳川三代』はさすがに古すぎるので、対象とはならないと思います。
ネタの使い回しパターン2確率:★★★☆☆
㉓BBC版関ヶ原『ウォリアーズ』より迫力不足
関ヶ原の戦いについては、すでに映像が出ています。
◆戦国どまんなか特報(→link)
どんなに酷くたって、日本でやる以上、海外には負けないだろう――そう思いたいところですが、BBC版関ケ原『ウォリアーズ』と比較すると辛い……。
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イギリスよりも迫力不足の関ヶ原確率:★★★★★
㉔「関ヶ原でどうする」がクライマックスだ
ペース配分からして、関ヶ原から一気に時間が吹っ飛び、大坂の陣は一瞬で終わります。
それよりも瀬名とおままごとをする夢をじっくりと描きます。
今年は最終回の延長無しでお願いします。
関ヶ原がクライマックスの確率:★★★★☆
㉕しかもBL関ヶ原
「なぜなんじゃー! なぜ、三成と戦わねばならんのじゃー!」
そうピーピー泣き叫ぶ家康。
逃げ落ちながら、家康との甘い回想シーンを思い出す三成。
本当は戦いたくなかったのに……わかりあえると思ったのに……直江兼続あたりのせいでこんな結果に……。
書いている私も意味がわからなくなってきましたが、そんな風に悔やみながら終わるのではないでしょうか。
このドラマは使い回しが好きですからね。それでも家康と三成は耳をかじらないだけマシかもしれません。
BL風な関ヶ原確率:★★★☆☆
㉖石田三成らが兜首で晒される
『鎌倉殿の13人』といえば首桶。
『どうする家康』といえば兜首。
そこは欠かせませんね。
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「いや、ちょっと待て。刑罰としての晒し首は兜を被らせないでしょ」
「ましてやBLしていたのに……」
そう突っ込んだところ、こう返ってきます。
「名のある武将と示すために兜首を取ることは当時あったんです」
「石田三成の晒し首が兜を被っていなかったという証拠はありませんよ」
いや、そうでなく……と嘆いても仕方ありません。大きな心で受け入れましょう。
石田三成が兜首の確率:★★★☆☆
㉗北野武監督『首』で上書きされる
今秋公開の映画『首』。
久々に話題となる時代作品であり、楽しみにされている方も少なくないでしょう。
劇場へ足を運びたくなる魅力が今から非常に漂っています。
映画では、最低最悪だった明智光秀はじめ、信長周辺もきっちり上書きされるはずですので、『どうする家康』で苦い思いをされた方はお口直しにも良いかもしれません。
「明智光秀は、長谷川博己さんもよかったけど、西島秀俊さんもいいよね」
「あれ? 何かもう一人いたような……ま、いっか」
と、なるでしょう。
映画『首』に上書きされる確率:★★★★☆
㉘『大奥』が実質大河として認識
主演の一人を務めた冨永愛さんが、信玄公祭りで信玄を演じるなど。
歴史ファンからの評判が高く、躍進著しいNHKドラマ10『大奥』。
こちらも秋にシーズン2が始まり、以前からあった「こっちの方がよっぽど大河じゃん!」という声はさらに高まるでしょう。
◆第50回信玄公祭り 信玄公役が決定しました(→link)
大奥が大河認定される確率:★★★★☆
㉙外交や宗教史でやらかす
悪しき大河ドラマの特徴として、日本史の範囲を超えた考証がお粗末になることが挙げられます。
これは日本史の実に悪い点であり、どうにかして欲しい点。
中国史や西洋史で何かとんでもない間違いをしそうで、嫌な予感がしています。
一番やらかしそうなのは、カトリックとプロテスタントを混同すること。
プロテスタントのアダムスが酒を飲むような場面は勘弁してください。
「酒でも飲まぬか」
「いえ、私はちょっと」
「ワインでどうじゃ?」
「キリシタンなので酒は飲めませーん」(※カトリックならワインは大丈夫です)
「ちょっとだけならいいだろう」
「おう、じゃあ、ちょっとだけ……オー、デリシャス! 日本最高でーす! 酔っ払いっちゃいました〜踊っちゃいまーす」
(※プロテスタントの宗派によっては飲酒禁止で、許可していても大っぴらに泥酔することは悪とされる)
こういうやりとりが悪い例。
朝ドラ『花子とアン』では、飲酒を禁酒されていたプロテスタント宗派の人物をモデルとしながら泥酔場面があり、問題視されたものです。
良識的な大河はこういうことをしません。
例えば『八重の桜』では脚本の段階で同志社大学が確認し、飲酒場面は全て書き直されました。
外交や宗教でやらかす確率:★★★★☆
㉚武衛が『御成敗式目』制定前に戻るほど怒る
“武衛”とは『鎌倉殿の13人』ファンのこと。
『鎌倉殿の13人』で上総広常を熱演した佐藤浩市さんが、真田昌幸を演じます。
「今までにない大河だ!」と煽っておきながら、中盤以降は大河ファンホイホイのようなキャスティングにしたこの作品。
ネットニュースやスポーツ紙が「あの『鎌倉殿の13人』を超えた!」と煽り、全国の“武衛”がキレるでしょう。
全国の“武衛”がキレる確率:★★★★☆
㉛『真田丸』ファンがイライラ
同じく『真田丸』ファンも心中穏やかではなくなるでしょう。
御用メディアがこぞって
「あの『真田丸』を超えた!」
と煽るのが今から目に浮かぶからです。
NHKから素材を提供されている提灯記事については、もはや我慢するしかありません。
『おんな城主 直虎』や『麒麟がくる』のファンたちも、これまで散々味わっています。
すでに真田一族が空気のような扱いであることからして避けられないでしょう。
信之より稲が、幸村より淀の方が目立ちそうですね。
真田丸ファンがイライラ確率:★★★★☆
㉜「女性が活躍! ジェンダーを意識!」という煽り
最終盤になって淀の方が鬱陶しいほど目立つ。
そして出されるのが「女性が活躍する大河!」という趣旨の記事でしょう。
今川との関係を重要視していながら寿桂尼を全く出さない――その時点で、女性の活躍なんて頭にないのは明白。
側室スカウト会議を長々と映しても、今川を支えた寿桂尼をスルーするのが本作の本質です。
女性活躍を煽る確率:★★★★★
㉝ネットのカオス現象大集合
クオリティは驚くほど低い。
だから視聴率も下がる一方。
それなのに「ネット大興奮」というニュースが止まらない。
なぜなら、提灯記事に加えて、どんなにしょうもない描写でも大仰に褒める「ポリアンナ症候群」と呼ばれる状況がSNSなどで発生しているためです。
インターネットスラングでいうところの「でんでん現象」ですね。
前例はこちら。
◆「いだてん」は“でんでん現象”か?大河最低視聴率とネット好評&席巻“乖離”のワケ(→link)
提灯記事の筆頭ライターであるスポーツ紙が記事を書いているのも皮肉ですが、今後も視聴者の母数が減れば、ますます一部ファンの声ばかりが大きくなりノイジーマイノリティ化が進みます。
大河枠の生存ということを考えたら、まったくもって嘆かわしい現象です。
でんでん現象の増加確率:★★★★★
㉞来年はオーディション経由の役者が増える
これは願望。
もう事務所都合でのキャスティングはやめましょう!
オーディションによる配役確率:★★★☆☆
㉟脚本家降板
視聴率が二桁を割る流れは明白だった。
評判も著しく悪い。
普通ならば脚本家が交代していてもおかしくないですし、過去にもそういうことはあります。
しかし今年は“名前”に頼りすぎたのか、最初から契約でもあるのか、降板という事態には至りませんでした。
最後まで続投するのでしょう。
脚本家の降板確率:★☆☆☆☆
㊱不祥事が起こる
そんなことがあって欲しくはないと心から願いますが、何かあったらどうしましょうか。
不祥事の勃発確率:★☆☆☆☆
まとめ
今年はもう挽回できっこない――これは確定しているでしょう。
2024年大河ドラマ『光る君へ』の制作陣も理解しているのか、来年はオーディションでしっかりと出演者を選んでいるという話も耳にします。
視聴率だけが問題ではありません。
こうも崩れ落ちた大河ドラマの信頼と尊厳を回復するためにも、真面目に作って欲しいと願うばかり。
脚本家は史料を読み込み、人の話を聞き、長丁場で書ける方に依頼していただければと思います。
2025年までは安心の脚本家で確定しています。
2026年以降もその調子でお願いします。
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文:武者震之助(note)
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どうする家康全視聴率
【参考】
どうする家康/公式サイト







