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その日、歴史が動いた

和睦のはずなのに……アイヌの王シャクシャイン、和人の武士に騙し討ちに遭う【その日、歴史が動いた】

更新日:

日本列島は長い間、単一民族の国とされていました。
長い歴史の中で人種的にはたくさん混ざっているのですが、全土で日本語が通じることなどからそう言われるようになったのでしょう。
が、江戸時代には日本列島には明確に二つの「外国」がありました。南の琉球と北のアイヌです。(参考「琉球王国の知られざる漢!謝名利山逝く!お相撲さんではありまっせん【その日、歴史が動いた】

シャクシャイン像(Wikipediaより)

江戸時代前半の北海道でアイヌと松前藩が衝突

寛文九年(1669年)の10月23日、蝦夷地(北海道全体)で松前藩(北海道松前町)と争っていたアイヌ民族のリーダー・シャクシャインが騙し討ちに遭ってしまいました。
この頃、蝦夷地はまだ日本でないような場所。
本格的に日本の中に組み入れられるのは明治以降の話なので、その前にはこんな衝突もあったのです。

とはいえ、何百年も争ってきたとかそういうわけではありませんでした。
江戸時代初期には比較的穏やかに交易をしていたのです。
それが崩れたのは、アイヌの内輪もめがきっかけでした。

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アイヌの内紛に乗じて

アイヌ民族も一枚岩ではなく、いくつかの部族に分かれていました。
このうちの二つが漁業や狩猟の権利をめぐって争い、その仲裁に松前藩が乗り出したことで、もっと話がこじれてしまったのです。
しかも途中でアイヌのお偉いさんが病死してしまい、それが「松前藩に殺されたんだ!もう許しちゃおけねえ!」と誤解されたせいでアイヌvs松前藩という構図ができてしまいました。
いつの時代も仲立ちって難しいですNE!

当初はアイヌ達のほうが有利でしたが、幕府から支援が来ると徐々に松前藩に形勢が傾き始めました。
理由は例によって鉄砲の存在です。
アイヌ達の主力は弓矢で、幕府軍は鉄砲を使っていたのですから、単純な火力自体に大きな差がありました。
とはいえ、松前藩も交易相手がいなくなっては面倒。
殲滅などはせず、アイヌの各集落を孤立させて従わせることを目的としました。
自分のとこから人を出して蝦夷地で狩りや漁をさせるより、他のところにやらせて商売したほうがラクですからね。
ノウハウも現地の人のほうがわかってるでしょうし。

が、シャクシャインは後退しつつも抗戦の姿勢を崩しません。
松前藩としては一刻も早くケリをつけたいところなので、じれったいにも程があるところです。
そこで一計を案じます。
「もう争うのは止めて、話し合いで解決しませんか?僕達商売相手同士じゃないですか」と持ちかけたのです。
シャクシャインは渋りますが、戦いが長引いて交易ができず、生活必需品にも困り始めていたためこれに応じます。
アイヌ達が蜂起したのは6月ですから、さんざん戦って火力の差も身に染みていたのでしょう。

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和睦のはずが…ひどい和人

和睦交渉は一旦まとまったかに見えました。
しかし、それを祝う酒宴の席でシャクシャインを始めとしたアイヌのリーダー達は皆殺されてしまうのです。
これだと「何だよ松前藩ってひでえな!」とも思いたくなりますが、一応理由はあります。
当時蝦夷地は松前藩の管轄でしたから、そこで起きる争いは幕府に内紛とみなされました。
あまりにも長引けば、「お前ら自分ちのことも始末できないの?そんなヤツはクビな」と改易を食らう羽目になる確率が高かったのです。
当時の将軍は徳川家綱。
影の薄い四代将軍ですが、その周囲は三代家光の時代から政治を担ってきた猛者たちががっちり固めています。
不備を見落とすはずがありません。
とはいえ、アイヌ達とは直接関係のないことで討たれたのですから、構成からするとヒドイ話ですが。

こうして頼れるリーダーを失ったアイヌ達は、否が応でも鎮まらずをえなくなってしまったのです。
でも元が内輪揉めですし、でも仲裁に失敗したからって武器を持ち出す松前藩もアレですし、うーんワケワカメ。

長月七紀・記

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参考 :http://ja.wikipedia.org/wiki/シャクサシャイン




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