「鬼」と呼ばれた戦国武将は数多います。
織田家の鬼柴田や。
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関東の鬼義重。
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あるいは幸村たちのジーチャン・真田幸綱(真田幸隆)も鬼弾正とか言われたりしますね。
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彼らは戦国武将ですから、相応しい呼び名でもあるんですが、これが江戸時代となればいかがでしょう?
幕府内に実在したのです。
頭脳がキレッキレ過ぎて相手をとことん追い込んでしまうことから、老中たちに「鬼」と称された政治家が。
それが新井白石です。
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学校の授業では「学者」というイメージが強い彼。
それがなぜ鬼と呼ばれるほど恐れられたのか……マンガ『日本史ブギウギ』第194話スタート!
儒学者たち

◆学者のイメージが強い新井白石さん。
実は武家出身で、かつ、祖父の代から当人含めて何度も「浪人生活」を余儀なくされた苦労人でもありました。
政権批判

◆白石の綱吉評が後世にも響いたのでしょう。
「犬公方」として散々に言われてきた徳川綱吉さんですが、最近は「殺伐としていた人心に道徳を導入した」として、再評価の動きも高まっております。
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かつては悪法とされた【生類憐れみの令】もまさにそうでしょう。
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もちろん、かといって白石さんが悪いというワケではなく、特に綱吉時代に実施された貨幣改鋳については、強固なまでに改革を断行しています。
宝永大噴火

◆天変地異は為政者の責任――。
そう判断されやすい日本の歴史において富士山の噴火は、江戸幕府にとっては凄まじい痛手となりました。
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なんせこの噴火は、山のカタチを変えてしまうほどで、巨大な噴火口が新たにできたほどです。
江戸にも大量に降り注いだ火山灰からの復興は非常に困難なものでもありました。
政権交代

◆綱吉の後を付いだのが6代将軍・徳川家宣。
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そして綱吉の死と共に去っていったのが、側用人政治の代表的存在として知られる柳沢吉保さんです。
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柳沢吉保が去り、その後、重用されたのが新井白石と間部詮房でした。
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勘定奉行

ハクセキ

◆天才的頭脳で当時の学問を独力で修めた白石。
アタマが良すぎて潔癖な一面があったのでしょう。
産出量が落ちてきた金の含有量を以前の高品質に戻す――ついに経済改革を強行します。
しかしこれは必ずしも正解だったとは言えず、現在では「綱吉時代のほうが実情に応じていて正解だったのでは?」と目されたりもしております……。
家宣死す

名付け親

◆かくして7代将軍・家継の体制で日本は進むのですが、この後、新井白石は最前線からの退場を余儀なくされます。
「暴れん坊将軍」こと徳川吉宗が8代将軍に就任したからですね。
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そして白石さんはその後、学者らしく『折たく柴の記』などを著すのですが、改めて注目したいのが彼の著書です。
ざっと著名なところだけでも
『藩翰譜』
『読史余論』
『古代通』
『本朝宝貨通用事略』
『蝦夷志』
『南島志』
『琉球国事略』
ご覧のように多数あり、さらに変わったところではローマ宣教師・シドッチを詰問し、欧州の様子を伝えた
『西洋紀聞』
『采覧異言』
がありますね。
もしも受験生の方がお読みでしたら、このアクの強い白石を印象に残して覚えていってください。
って、すでに私大の受験はほぼ終了してましたね……。
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著者:アニィたかはし
文:五十嵐利休
武将ジャパンで新感覚の戦国武将を描いた『戦国ブギウギ』を掲載!













