織田信長と豊臣秀吉を語る上で欠かせないのは徳川家康……ではなく前田利家ではないでしょうか?
尾張の統一以前から信長に付き従い、ときには夜も共にしたなんて。
秀吉が信長配下となってからも、三者は常に同じ道を歩み、本能寺の変で彼等の立場が一変すると、今度は秀吉と共に大名人生を歩んでいきました。
利家、もっと評価されていいよね!
てなわけで今回は、若かりし頃の利家が窮地に追い込まれた【笄斬り事件】にクローズアップ!
笄は「こうがい」と読みます。
丸根砦建設中
◆戦争でも先頭に立ってしまう信長さんですから、建築現場にも顔を出すのは当たり前。これが家臣を盛り上げるコツでもあったのでしょう。尾張は、いわゆる弱兵などと揶揄されることもありますが、リーダーひとつで集団は性格をガラリと変えます。ゆえに、信長さんは現代人にも人気があるのでしょう。
笄事件
◆いったんは信長の仲裁で済んだ話だったのです。しかし、それでも相手の茶坊主が利家を刺激し続けたようで。利家、我慢できずにぶった斬り! 戦国時代の武士をナメたら、マジ危険ですね。絶対にタイムスリップしたくない。
前田利家~槍の又左62年の生涯~信長に追放されてもド派手に復活!
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マツ
◆このときの苦労がもとで、利家さんは「金がすべて」的な発言をするようになった――嫁のまつには「ケチ」だと諭された――なんて逸話もありますが、さすがにそれは言い過ぎでしょう。むしろ利家さんは、他の大名に貸した金も無理に取り立てるようなことはせず、遺言に「チャラにしてやれ」と言ったなんて話も。かっこいい!
寧々さん
◆利家さんが持っていたという長い槍。秀吉と酒を飲んでいたときも持ち歩いていたんすかねー。さすが槍の又左!
戦国ブギウギ 次の話は……。
まんが戦国ブギウギ6話 忠勝、成政、利家たちの桶狭間前哨戦
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