まんが『大河ブギウギ 豊臣兄弟編』第16話のアイキャッチ

まんが大河ブギウギ豊臣兄弟編

比叡山の女子供を殺った人 殺らない人|まんが『大河ブギウギ 豊臣兄弟編 第16話』

土曜日の再放送に合わせて、大河ドラマ『豊臣兄弟』をマンガで振り返る――。

第16話の注目は何と言っても「比叡山焼き討ち」でしょう。

明智光秀が綿密な作戦立案をして指揮もとったこの事件。

ドラマでは秀吉と共に実行することになりましたが、果たしてどんな結果となるのか?さっそく本編へ参りましょう!

 


猿兄弟

◆元比叡山の僧侶にして浅井家の家臣だった宮部継潤(みやべ けいじゅん)。

戦国ゲームではほっそりした印象だったのに、本作ではずいぶんとコワモテな感じですよね。

その宮部が意外とアッサリ調略に応じるわけで……そんなにウマくいくんか?と思ったら、すかさず厳しい条件が出されました。

秀吉の子を養子として受け入れるから一人差し出せ。

子がいなければ、誰か身内の子でもよい。

窮地に立たされた豊臣兄弟はどうするか?

 


人質

まんが『大河ブギウギ 豊臣兄弟編』第16話2

◆深刻な悩みを抱えているときにボケられても、まぁ、そうなりますわなぁ。

 

挙手

まんが『大河ブギウギ 豊臣兄弟編』第16話3

◆信長愛なのか、それとも出世欲なのか……と思ったけど、本作の豊臣秀吉って、あまり出世欲を感じさせませんよね。

単に目立ちたいというかなんというか。本当に信長愛なのかもしれません。

 


宣言

まんが『大河ブギウギ 豊臣兄弟編』第16話4

◆無茶を自ら引き受けて、他人にぜんぶ丸投げの秀吉方式、きました。

 

焼き討ち

まんが『大河ブギウギ 豊臣兄弟編』第16話5

◆史実で、比叡山焼き討ちの作戦立案や指揮を担ったのは明智光秀でした。

女子供を殺すのに葛藤はあったのか。

物語上ではそう描かれるのが常ですが、実際の光秀は淡々と仕事をしていたようで、少なくとも史料からは躊躇する様などは描かれておりません。

 

判決

まんが『大河ブギウギ 豊臣兄弟編』第16話6

◆後世の軍記物(物語)などでは、虐殺に反対姿勢の豊臣秀吉として描かれたりしますが、史実では特に目立った動きはなく、光秀指揮のもとで淡々と頑張っていたものと思われます。

そもそも秀吉も「女子供を逃したことで切腹」とは思わなかったでしょう。

史実の秀吉は、信長の許可なく勝手に戦場を放棄した、という重大違反もあります。

そしてその直後、別の合戦で武功を挙げて、逆に褒美をもらったりしています。

人ってそんなものですよね。

使える家臣を殺すわけない。

 

万丸

まんが『大河ブギウギ 豊臣兄弟編』第16話7

◆明智の地道なスパイ活動きた!

ヒントは「額の家紋」と、天海という名ですね。

彼らの“お子”とは豊臣秀次のことであり、いったい「不吉な未来」とは何なのか?

よろしければ別記事「豊臣秀次の生涯」からご覧ください。

豊臣秀次
豊臣秀次の生涯|殺生関白と呼ばれた秀吉の甥はなぜ自害に追い込まれたか

続きを見る

 

人質

まんが『大河ブギウギ 豊臣兄弟編』第16話8

◆「ご本人が(人質に)ナンチテ~」とは、まさしくその通り。

秀吉は徳川家康を懐柔するため妹の旭を嫁がせ、さらには自身の母親・大政所を人質として家康のもとへ送りました。

つまりこの2人、家康のもとへ届けられるんですね。

それにしてもこの光秀、なんだか愛くるしいっすな~。ポロッと漏らす一言が最高。

なお、比叡山焼き討ち後はいよいよ武田信玄の恐怖に直面することとなります。

その詳細は別記事「第二次信長包囲網(本日14時公開予定)」にて!

では、また来週!

『豊臣兄弟』総合ガイド|秀吉と秀長の生涯・家臣団・政権運営等の解説

ショート動画で楽しめる!

アニィたかはし『大河ブギウギ豊臣兄弟編Youtube』はこちらから👇️

 


参考文献

太田牛一/中川太古『信長公記』(2013年10月 KADOKAWA)
岡田正人『織田信長総合事典』(1999年9月 雄山閣)

文:五十嵐利休

【参考】
豊臣兄弟/公式サイト

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アニィたかはし

漫画家。現在は武将ジャパンにて、まんが『大河ブギウギ べらぼう編』シリーズを連載中。 2014年より歴史漫画家として活動を開始し、2015年には連載作品をまとめた商業コミック『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社)を全国発売。 以降、独自のポップ表現と歴史知識を融合させた「ブギウギシリーズ」を継続し、戦国・江戸・幕末など幅広い時代を題材とした作品を制作している。 2024年からは大河ドラマの各回を題材にした“ドラマ考証型マンガ”へと表現領域を拡大し、作品の幅をさらに広げている。 ◆主な著書 『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社、2015年、ISBN:978-4865370324) ◆国立国会図書館データ https://id.ndl.go.jp/auth/ndlna/001200494

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