土曜日の再放送に合わせて、大河ドラマ『豊臣兄弟』をマンガで振り返る――第39回のテーマは茶々の結婚(寧々との弓対決)でしょう。
実子のいない秀吉や豊臣家の行く末を心配した秀長は、茶々と秀吉の結婚を画策。
二人とも驚いて、なんだかんだで寧々と茶々の弓対決にまで発展して、いったいこりゃ何の大河じゃ? 秀吉は何人目の妻じゃ?……ということでマンガ本編で見てまいりましょう!
嫁ぎ先

◆そもそも二人の結婚は、秀吉が茶々へ申し込み、彼女からはこんな返事が来ていました。
茶々「妹たちの輿入れを先に決めてください。私との結婚はそれからどうとでもなりましょう」
間もなく50歳になろうかという秀吉と、当時15歳ぐらいの茶々がこの対応ですから、何というか……。
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弓とリンゴ

◆茶々を演じる井上和さんが弓道部出身だから、弓アピールの展開となったのか。
それとも弓対決をさせたいから弓道部出身の井上和さんをキャスティングしたのか。
どっちなんですかね。
寧々と茶々を対決させたい!そうだ弓勝負にしよう!という構想が脚本家さんにあったんですかね。
弓姫

◆そう、寧々の義父は「弓三張」として名を成した浅野長勝。
『信長公記』にも記される程で彼女が習っていても不思議ではありませんね。
リンゴのこだわり

◆そもそもリアルな弓矢対決はどれぐらいの距離で撃ちあったのか?
源平時代、馬にのって互いにすれ違うときに撃ち合う騎射は「十数メートルほどまで接近」して命中を狙ったそうで。
想像してみてください。わずか十数メートルって怖すぎませんか!
時代が降って雑兵集団戦になると、遠方から敵に届く距離で撃ちあうことになり、その距離は目安として60メートル前後と考えられそうです。
和弓は扱いが難しく、鍛えられた武士でなければ遠くへ飛ばすことは難しいものでした。
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確認

◆寧々さんが可哀想!
って、加藤清正も福島正則も今さら何なのでしょう……。
すでに秀吉には
という別妻がいて、記録されてない女性も数多いたと思われ、茶々をめとった後には信長の娘まで妻にしてます。
見方によっては異常とも思えます。
武家出身の女性を妻にして、その一門を取り込もうとしたのでは?
そんな考えもありますが、だとしたら前田利家の娘は豪姫を養女にしておいて、その後、三女を自分の妻にするのはどうなのよ、と色々と疑問の残る秀吉の女性関係です。
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決着

◆吸盤の矢は、優しさというより自信のなさでは……。
すれ違い

◆腹心中の腹心だった石川数正。
徳川家では後に四天王と呼ばれる酒井忠次、本多忠勝、榊原康政、井伊直政たちの発言力が増してきて、イケイケドンドンの彼らに追いやられていった、とも考えられます。
さらば石川

◆「達者でな」とは、もう一生会わないとわかっているのか、家康よ。
まぁ、本作の家康は、若手説得のためならアッサリと数正を切れるタイプなんですよね。
昔、秀吉が使いっ走りだった頃に出世のコツを聞かれ、家康は胸を叩きながら「人を動かすのは情熱じゃよ!」と平気でウソをついていました。
ウソをつくだけならまだしも、その後、石川数正と二人で秀吉のことを小馬鹿にしながら笑っていました。
あまりにも意地悪で、性根が腐っていて。
あれは見てられなかったもんですが、秀吉と対面した数正はどんなリアクションをするのか。
明日の放送を楽しみにしておきましょう!
◆『豊臣兄弟』総合ガイド|秀吉と秀長の生涯・家臣団・政権運営等の解説
参考文献
- 黒田基樹『羽柴秀長とその家臣たち ―秀吉兄弟の天下一統を支えた18人―』(2025年6月 KADOKAWA)
- 河内将芳 編『図説 豊臣秀長 ―秀吉政権を支えた天下の柱石―』(2025年3月 戎光祥出版)
文:五十嵐利休
【参考】
豊臣兄弟/公式サイト




