まんが戦国ブギウギ

まんが戦国ブギウギ5話「笄斬り」で若き利家、織田家から追放!

2019/12/28

織田信長と豊臣秀吉を語る上で欠かせないのは徳川家康……ではなく前田利家ではないでしょうか?

尾張の統一以前から信長に付き従い、ときには夜も共にしたなんて。

秀吉が信長配下となってからも、三者は常に同じ道を歩み、本能寺の変で彼等の立場が一変すると、今度は秀吉と共に大名人生を歩んでいきました。

利家、もっと評価されていいよね!

てなわけで今回は、若かりし頃の利家が窮地に追い込まれた【笄斬り事件】にクローズアップ!

笄は「こうがい」と読みます。

 

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丸根砦建設中

◆戦争でも先頭に立ってしまう信長さんですから、建築現場にも顔を出すのは当たり前。これが家臣を盛り上げるコツでもあったのでしょう。尾張は、いわゆる弱兵などと揶揄されることもありますが、リーダーひとつで集団は性格をガラリと変えます。ゆえに、信長さんは現代人にも人気があるのでしょう。

 


笄事件

◆いったんは信長の仲裁で済んだ話だったのです。しかし、それでも相手の茶坊主が利家を刺激し続けたようで。利家、我慢できずにぶった斬り! 戦国時代の武士をナメたら、マジ危険ですね。絶対にタイムスリップしたくない。

前田利家
豊臣五大老・前田利家 “槍の又左”と呼ばれ加賀百万石の礎を築いた武将の生涯

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マツ

◆このときの苦労がもとで、利家さんは「金がすべて」的な発言をするようになった――嫁のまつには「ケチ」だと諭された――なんて逸話もありますが、さすがにそれは言い過ぎでしょう。むしろ利家さんは、他の大名に貸した金も無理に取り立てるようなことはせず、遺言に「チャラにしてやれ」と言ったなんて話も。かっこいい!

 

寧々さん

◆利家さんが持っていたという長い槍。秀吉と酒を飲んでいたときも持ち歩いていたんすかねー。さすが槍の又左!

戦国ブギウギ 次の話は……。

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書籍版『戦国ブギウギ』です!


 

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アニィたかはし

漫画家。現在は武将ジャパンにて、まんが『大河ブギウギ べらぼう編』シリーズを連載中。 2014年より歴史漫画家として活動を開始し、2015年には連載作品をまとめた商業コミック『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社)を全国発売。 以降、独自のポップ表現と歴史知識を融合させた「ブギウギシリーズ」を継続し、戦国・江戸・幕末など幅広い時代を題材とした作品を制作している。 2024年からは大河ドラマの各回を題材にした“ドラマ考証型マンガ”へと表現領域を拡大し、作品の幅をさらに広げている。 ◆主な著書 『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社、2015年、ISBN:978-4865370324) ◆国立国会図書館データ https://id.ndl.go.jp/auth/ndlna/001200494

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