雷切伝説

立花道雪

大友家

雷に打たれても死ななかった戦国武将~道雪の雷切伝説を分析せよ

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稀に電撃麻痺が永続することがあり

続いて、道雪の左足の後遺症について考察したいと思います。

私が実際に『雷に打たれた人を診察したことがない』点はご了承ください。

雷が直撃するとまず死にます。

なので、状況からして道雪も側撃であったと推測。

雷に打たれて助かった場合、後遺症が残らない場合も多いそうです。

しかし、脳がダメージを受けたり神経が損傷する場合もあり、左足の後遺症として考えられるのが電撃麻痺の永続でしょう。

落雷を受けた後、両脚が一時的に麻痺して青白くなり、感覚を失うことがよくあります(雷撃麻痺)。

これは交感神経が不安定になることで起き、通常は数時間で治るものの、稀に症状が永続する場合もあるようです。

馬ちゃん先生的には、この電撃麻痺が原因だと思っております。

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35歳で雷に撃たれ、57歳で誾千代さん誕生

他にも「落雷による神経損傷」や「落雷の衝撃で吹っ飛ばされて左足に外傷」、あるいは「鎧などの金属部分まわりの火傷」などが考えられます。

足が不自由になった道雪さんですが、その後も騎馬に乗って戦ったり(しかも強い)、晩年は輿に乗り戦場に出向いていたり、ほんと凄い♪

というか、道雪さんが中心だったころの大友家は、九州を制する勢いで、他にも勇猛果敢な名将がおりましたので、よろしければ以下の関連記事をご覧ください。

ちなみに道雪さん、35歳の時に雷に打たれ、57歳の時に娘の誾千代さんが生まれております。

さすがタフな御仁。

真ん中の脚は大丈夫だった様ですね……ナンチャッテ。

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文/馬渕まり(忍者とメガネをこよなく愛する歴女医)
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【参考】
雷から身を守るには/気象庁
雷撃傷/MSD
立花道雪/wikipedia
落雷による外傷/メルクマニュアル医学百科
人が雷によって死亡する確率はどのくらい?とっても意外な雷の被害!/Naverまとめ
安心安全情報/イッツコム

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