毎週土曜日13時50分に大河ドラマ『べらぼう』をマンガで振り返る――。
第3回放送は、蔦屋重三郎がさらに出版業へのめり込み、駿河屋の親父と大喧嘩。
茶屋を追い出され、戻る算段を考えるより、吉原に客足を戻すほうが先だ!とばかりに、新たな本づくりに励みます。
それが、遊女たちを花に見立てて、イラスト付きで紹介する『一目千本』でした。
しかも、単に出版するだけでなく、吉原で遊べば一冊貰えるというイベント要素も加え……さて、その取組はうまくいくか?
さっそく漫画で振り返ってみましょう!
閑古鳥
◆片岡愛之助さん演じる鱗形屋に頼まれ、改訂版として発売された『吉原細見』は出来がよく、本はよく売れました。
しかし、客足には繋がらず――。
「見て満足」とはありがちで、どうやったら客足を向けられるか?というのはまた別の問題だったようで。
なお、史実の鱗形屋については以下に詳細記事がございますので、よろしければ併せてご覧ください(記事末にもリンクあります)。
鱗形屋孫兵衛は重三郎の師であり敵であり 江戸の出版界をリードした地本問屋だった
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五十両
◆まさにクラファンで新刊作りに励むことに。
長谷川平蔵が哀れだけど何処かファニーで可笑しくて、非常にナイスキャラに育ってきております。
先見の明
◆絵柄って不思議ですよね。
江戸時代まで遡らずでも、例えば漫画にしても、昭和と現代でまったく違う。
スクリーントーンやデジタル作画、あるいは生成AIなど、技術面での進歩も大きく影響しているのでしょう。
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